無線LANの設置の際に

無線LAN設置の際に気をつけること。やはりセキュリティの問題でしょうか?
そこのことに関しては、多くの書籍も出ていてそちらが参考になると思うのですが それ以外にも気をつけることがあります。
例えば、801.11g 54Mのネットワークのルーターなんかを設置する前に、実は隣の家からの無線LANが元々来てたんだけど・・・・などということがあった場合 気をつける点があります。
我が家も、無線LANの電波が飛び交っているのですが どうもお向かいらしいところから飛んでくる電波もあります。
我が家はオープンにしているので、入り放題だからなのか我が家で無いPCが時折入って来ているようです。そろそろWEP切らないと・・・・
でも、無線ルーターを置いて電気を流すとその場で繋がりますがそれだけではパフォーマンスが出ていません。
なんで、こんな話をするのかと言うと 街中に溢れているフリーの無線スポットでも、こういったことを考えずに構築されていて、ルールも何も無いから好き勝手に繋がっていて 断続的に接続が怪しくなるような所がおおいからです。
また、先日から何人かと話をするたびに 実はだれも知らないという事が分かってきたからと言うこともあるんですが。
前述の54M無線LANの場合1〜11までのチャンネルがあります。
各チャンネルは、それぞれに周波数が僅かに違い 各チャンネルは独立しています。
受信する側の例えばPDAなんかの場合も、自動でチャンネルを検索しに行きます。ネットワークの接続番号を確認すると番号が入っているはずです。
じゃあ、どのチャンネルがいいんだという話なんですが 実はどのチャンネルも同じような物です。
ただ、デフォルトで電源を入れただけの設定にすると、1番のチャンネルを選択する機器が多いようです。
同じ空間に、同じチャンネルの通信があってもよっぽどのことが無い限りそのまま使えます。SSIDで指定された名前に接続されるのですが 良く良く考えてください 同じ一車線の道路を車が順番に流れているわけです。その道路に合流する道路が増えれば増えるほど速度が低下します。
ネットワークなどでは、接続確認等で常時いくつかのパケットが定期的なタイミングで流れています。そういったものの混線が速度に影響を与えないはずが有りません。
また、接続確認を行うパケットが 他の通信に遮られたりすると 断続的に切断したりすることもあります。
それ以外にも、電波と言うのはそう都合よくその狭い帯域だけに絞って出力できるのではなく その帯域を中心とする山形の波形で出力されます。
例えば近接した点に、1chと2chを並べると 相互に多少の影響を与えることになります。これはチャンネルが離れれば離れるほど与える影響が少なくなります。
特に、高速化技術のビッグパケットなファーストフレームなどを使っていると データーが切断される可能性が高くなるので安定性を欠くことになってしまいます。
では、街中に出て野良電波の状態などを調べてみると、初期設定で使っているからこそ何のセキュリティもかかってなかったりするのですが、それ以外にもチャンネルが同じ物と言うのが多く見られます。
勿論、大した影響が無いといえばそういうことなのですが少なくともお金を取って設置している人達がそういったことを意識していないことには驚きを感じます。
自分で確認するには、専用のツールがあり 例えばバッファローの無線カードを持っているならAirStation Monitorというソフトを使ってPCで簡単に確認できます。
http://buffalo.melcoinc.co.jp/download/driver/lan/am.html
設置前の一手間を省くことでその後の安定した環境を得ることが出来るわけなのですが・・・
Live Doorが都内での無線LANサービスを始めるそうですが それに至って恐らくそういったことも考えて設置してくれるのでしょうが たけのこの様に生えてくる無線LANスポットが新規で近くに生えたときに そこまで検討して生やしてくれたらいいなとおもうのですが・・・・