携帯電話の使い方

私からすると意外なのですが、最近携帯電話を予定表にされている人をよく見るようになりました。
話を聴いてみると、そうそう予定の項目は変わらないので入力がそんなに負担になる事が無いそうです。
電話機の種類によるのでしょうが、カレンダー表示で4Way(8Way??)キーを操作して予定を書き込みたいひにちまで動かして 真ん中のボタンを押すとメニューが出てきて最初の項目が予定の追加なのでもう一度押します。
上下キーで時間を決めて押すと一時間後の時間が終了時間のところに入って 分は15分単位で操作します。
あとは予定の記入です。
携帯キーでよく入力できる物だと思っていると、最初の一文字目で私の会社名が出る。
そりゃーそうでしょう、予測変換機能が付いているのですから。
そして、私の会社を選択すると 次の候補には「訪問」と「連絡」なんかの文字が並びます。
選択してボタンを押すだけで予定の入力が終了します。
場所なんかは登録しないそうなので、そこまで出入力が終わっているわけです。
勿論、予定がそんなに単純な人ばかりではないのでしょうが、この彼のように会社から支給された携帯電話であれば 会社以外の予定を入れることも無いのでそんなに入力に負担がかかることも無いのでしょう。
思わずなるほどと思わせられたのと、入力にかかるタッチの少なさです。
 
昨日、マイクロソフトOfficeの新しいバージョンの話などを聴いていたのですが、新しく変更されたオペレーションの説明の中で 「クリック数が半分以下になった」という言葉が出てきたことを思い出しました。
入力に関する負担を減らすことは、キーやマウスを操作する数を減らすこととイコールで考えているのだと言うこと。
携帯電話はそういう意味では究極のモデルなのかもしれません。
PDAやPCでは多機能な分ここまで手数を減らすことが出来ないでしょうから。
そう思えば、WindowsMobileのToday画面の左下に「新規」という選択があるのは何もかもをそこから入力すればツークリックで登録できるように考えられて物なのでしょう(WM5は違いましたっけ?)
マルチタスクであるが故に、アプリケーションを終了すると言う習慣を持たないのでTodayを常に呼び出すキーが必要にはなりますが・・・・
 
予定表はさておき、電車(多くの場合私は地下鉄です)の中でも最近は携帯電話を操作している人を良く見ます。
JRに乗っている間は気が付かなかったのですが、地下鉄の中では香港ではないので電波が届きません。
勿論、電車の中でメールを書いて駅に着いた瞬間を狙って(大阪の地下鉄では駅では携帯の電波が届きます)送信するのかもしれませんが、それにしても結構な人数が携帯電話を操作しています。
まあ、覗いちゃいけないのですが見ているとどうもゲームをしているようです。
「ぴこぴこ」という効果音は古いのかもしれませんが まさにそんな感じ。
時折首や肩が 「くきっ」と動きますのできっとアクションゲームをしているのでしょう と想像のつくような人もいます。
携帯電話を眺めながら首をかしげている人はパズルゲームか何かでしょうか?
黙々とやっている人は、カードゲームやブロック崩しのようなゲームのようです。
多彩なゲームがあることが ゲームをしている姿からうかがい知れます。
多くは、月なのかダウンロードの度の課金なのか300円程度の費用で遊べます。
ゲームの性能や機能はさすがにPSPやDSのレベルではないものの(性能よりもその容量や性質上数時間も連続でプレイするようなゲームが向かないため)3Dで遊べる物も少なくはありません。
 
カメラは 光学ズームのできる携帯電話も出てきたようですし オートフォーカスも備え始めたようです。
画素子数は、L版ぐらいなら十分な300万画素。実際問題今までも銀板写真でL版を越える写真など殆どもらったことも無いのでよいのでしょう。
品質は、いつも比べる対象が良くありません。3〜5万円のカメラと比べてよくないのは当たり前で 「写るんです」と比べればお手軽さも含めて悪くないとは思います。
 
他にも、暗いところで何か始めると当たり前のように携帯電話で照らしてくれたりする会社の若い子達は私のようなLEDの懐中電灯をキーホルダーに付けているガジェット好きよりも有用にガジェットを利用しています。
 
PDAだったりゲーム機だったり、はたまたPCだったりが携帯電話に取って代わられるというような議論や、携帯電話がそこまで進化するような話を議論しますが、少なくとも使う側である彼らは、もっとスマートに携帯電話の機能を見ているようです。
CPUの型番で携帯電話の性能を区分するような私の見方もさることながら、携帯電話のカタログには音楽だったりテレビだったりの機能が乱れ飛ぶわけです。
最初に「仕様」と書かれた所から眺め始める見方が歪んでいることを感じさせられます。
聞いていると、やはり注目は「ワンセグ」だったり「音楽再生機能」だったりとするわけで 「おたく」(どうせなら、エンスーと言って欲しい物だが)として認識されている私のところに機能の事を聞きに来たりする訳ですが どうせ「専門用語(と彼らが思っている一般用語・・・かな?)」を並べる説明にしばらくで飽きて おそらく私の勧めるもの以外を購入して見せびらかしに来てくれます。
が、使い方は私の想像のつかない域に達しているようで テレビ画面のスナップショットのコレクションの見せあいなどは考えも付かない使い方です。(楽しさもわからないので良いことなのかどうかも疑問だけど)
何となく感じる疎外感は、自分が携帯電話を自分の枠の中でしか使えていないと言うことなのでしょうか??