IP on ・・・・

インターネットプロトコルを略してIPと言うのはもう誰でも知っている基礎知識のようなもの。
電話の世界では、音声に始まった接続が徐々にIPにシフトしていっています。
音声の場合、通話中は帯域の総てを占有しています。
つまり、一対一でそれ以外の人たちの介入する余地の無い状態。もし介入したとすると 盗聴なのか混線なのか、それとも 会議システムのような回線を利用しての話です。
当たり前のように自宅でLANを引いていますが(って、これは当たり前ではないのかも?)少なくともHotSpotなどでWifiでインターネット接続する時に、アンテナの数が人数分無いと接続できない・・と言うことはありません。
アンテナだけでなく機材も一つでOK、どころか複数個あるチャンネル(11gで11個)を何台かで共有することも出来るような状態、いわゆるパケット通信の恩恵です。
 
パケットは言葉通り小包で、それぞれに行き先が欠いてあるので行き先以外には届かない仕組み、正確に言うと違いますね 届いても受け取らずに返す事で総当り的に届けあうことが出来るわけです。
もっとも、あまりにもそのやり方の効率が悪いので、途中経路で行き先と帰り先を記録しておいて振り分ける機能があったりするわけです。
まあ、仕組みはともかくデータを細切れにして送るのでパケットが連続していない隙間に他のデータを流すことが出来るわけです。
これと、圧縮技術の進歩で、3Gの端末の 384K(あくまでも理論値ですよ)で音声回線が16K程度なので24回線用意できるわけです。実際には理論どおりには行かないので8回線そこそこなのですが・・・
つまり全員がしゃべり続けたとしても8〜24人は繋がることができる。
考えようですが、電話を提供する会社にしてみれば 1回線辺りの負担が減ったような感じもしますし CDMA、W−CDMAどちらも複数本のチャンネルをまとめることで高速化しているわけですから、高速のデータ通信が増えると困ってしまう(実は速度が落ちている)という事を発生させて困るのかもしれません。
 
昨日はNOKIA携帯で(N71とか 804NKと言わないところが微妙なところ)で、NOKIA Mail for Exchangeの接続を行いました。
接続しているExchangeサーバーは、Mail2WEBというフリーのExchangeサーバーのサービスを利用しています。
余談ですが、Mail2WEBはかなり有用なサービスを提供いただいていますのでOutlookのデータを接続することからも 月約$2の有料サービスを申し込みました。
OQOで使う場合に、Outlook WEB AccessというWEB版のOutlookに狭い画面なので広告がなくなるだけでも非常にうれしいことなのです。
で、Updateしたので、Activesyncを通じて、X51V、Outlook、Exchangeの同期を図りました。
これで、予定表とアドレス帳、メールが同期されます。
Outlookの予定表が、携帯電話の待ち受け画面に予定が表示されるのは結構うれしいものです。
会社のPCでWEBからアクセスして、予定を書き換えると 数分とかからずに携帯電話の待ち受け画面の予定が変わるのも変な気持ちです。
 
昨日一日で
ディタイム 9:00〜17:00 の間はずっとネットワーク繋ぎっぱなしで 送信240k 受信120kが一日のパケットでした。
それ以外の時間は30分に1回Exchangeサーバーに接続に行って、送信150バイト 受信80バイト(ただし、メールが来てない場合)
という経過になりました。
 
実際の所、携帯電話ではあたりまえなのですが メールが受信した瞬間に入るのは非常に楽です。
でも、POPメールは??となるのですが、Mail2WEBのExchangeにはPOPメールを受信する機能もあります。
この機能は50歩100歩なところもあります。と言うのはこの機能POPメールを受信してメールサーバーから削除してしまいます。
つまり、Exchangeサーバーが受信したメールは 他のクライアントから読めなくなってしまいます。
メールの転送機能を使って、Mail2WEBのアカウントに転送する使い方がよいでしょう。
アドレス帳の同期もどうかなと言う点もあります。
Outlookのアドレス帳をちゃんと整備していない私は900件も転送されると逆に困ってしまいました。こえは私の個人的な理由でしょう。一時期間違えて受信したメールのアドレスを自動的に登録していたので肥大化したわけです。
ただ、アドレス帳のメールアドレスを選択した際に、NOKIAの内臓メーラーを経由してメールを発信するのか Excahngeを経由して送信するのかが選択できますので さすがにsystemにまではいりこんだアプリケーションの強みです。最初からOSに組み込まれた機能のように動作します。
予定表は、おどろほど便利です。
PDAで入力したもの、自宅のPCで入力したもの総てが携帯の予定表に転送されます。
勿論、NOKIAで変更したものもWEBでは即座に変更されます。
PDAでも無線のあるところでしたら、ActiveSyncをかけてすぐに反映させることが出来ます。
ここまできてPDAが必要なのかの問題はありますが。、それはそれとして持っていたいのは事実です。
 
やはり最後の問題はバッテリーの問題。
バッテリーがこういった使い方を想定されていないので、家に帰るとゲージが2本になってしまいます。
予備の電池は持って歩いているのですが、やはりUSBからの充電の出来ない少し高めの電圧なので(昇圧ケーブルもありますが・・・)こういう使い方をすると少し心配になります。
でも、言葉通り一日中繋ぎっぱなしになっている使い方がいとも簡単に実現したわけです。
 
で、ビジネスモデルではしきりにIPフォンの宣伝を行っています。
SKYPEではないのですが、事務所とNOKIA携帯の間でIP電話を行えるソリューションを紹介しています。
SOFTBANKは、PCを繋いでも定額を利用できるプランを出してくると言う話し持伝え聞いています。
NOKIA携帯のように、音声をIPに乗せたとすれば NOKIA携帯同士での通話の無制限定額が保証されるわけです、WILLCOMと違うところはその状態で会社とも定額の通話が出来ることでしょう。
そして、外線に書ける場合も自分の会社を通じて外線に繋ぐ仕組みであれば 会社からつまり固定電話からの発信で電話が出来るわけです。
もし、これをボーダフォンが固定回線割引サービス上に乗せれば日本全国市内料金+僅かなαで提供することも出来るわけです。
勿論、ビデオ通話や 複数同時接続なども可能になります。
音声の伝送ルートをデジタルに変える。そしてその伝送方式をパケットに変える。もういっそのことパケットしか通さない・・・の最後の状態がNOKIAには見えている様にも見えます。
 
赤い小包にリボンをかけた店頭ディスプレイが 昔のYahooBBの広告でした。
あの赤い小包は、ボーダフォンのパケットを意味していて ようやくその段階に入ったというのが 今回のボーダフォンからSoftBankにの成り行きだったと考えるのは少し行き過ぎなのでしょうか?