知っててやってる?

昨日、ミドリ電化でコンセントを買いました。
コンセントと言っても延長コードのようなものではなくVA線といわれる壁の中を這っている電線を直接繋ぐコンセントです。
つまり、電気の配線にあたる部品です。
壁についているコンセントから先は、器具についている二本足のプラグを差し込むだけで器具に電気が流れるのですが、その中は配線と言う作業が発生します。
延長コードにもたこ足配線で器具を繋ぎすぎると電線が溶けたりするのですが、それが壁の中でおこれば見えないうちに家に火がついて萌えたりする可能性も・・・・
勿論、繋ぎ間違えて一瞬で発火する可能性も、感電して命を落とす危険性もあります。
故に、電気工事師の免許が必要となります。
一般的に言う電気工事をする電気屋さんは漏れなく(おそらく)この資格を持っています。
で、私はミドリ電化でコンセントが小さな袋に入ったものを購入したわけですが それにも説明書きが付いていてそういった内容のことが書いてあります。
ところが、一般的にこういったコンセントを1個単位で買うことは普通はないのです。
そして、こういったものの市場シェアーの殆どを松下電工さんが持っていて 独占に近い状況です。
何故なら、住宅着工段階から入り込んでいれば 他のメーカーは入りにくいという状況にあるからです。
そして、そういったものは業務用なので、箱入り10個とかで販売されています。
 
ホームセンターにで販売している商品などでは、実際問題コンセントをつけることぐらい誰にでも出来ます。
現在のコンセントは電線の皮を長さにあわせてむいて、奥まで差し込むだけで配線できますのでそのこと自身には難しい技術は必用ありません。
ただ、その後の電線の扱いなどには、知っている人と知らない人では大きな差があります。
もちろん、私は知っていても資格を持っていないので実作業は電気屋さんにお任せします。
ただ、僅か一個単位で 安くない価格でホームセンターや家電量販店に吊り下げて販売しているこういった商品は本当に電気屋さんが購入しているのでしょうか?
こういった部材を販売している店は全国に3000件ぐらいはあり、比較的どこにでもある店で 日曜日のような休日でない限り箱入りでおいてあり購入できます。
で、あれば 誰が購入するのでしょう?
 
最近、雑誌なんかでも自宅のインテリアの改造記事などが掲載されていますが、照明などではこういった部材を利用した作業も紹介されています。
小さな字で、この作業は電気工事師の資格を持った人が行うと書いてあれば良い方で ひどい場合にはホームセンターに販売されていますと購入方法までかかれています。
まあ、だからと言って何だと言うつもりもありませんが、明らかに一般の人向けの商品だとは思われるのですが・・・・
 
知らず知らずに行ってしまう資格を持たない人は、知らなければ良いと言うわけではありません。
火事の一つも起これば大きな責任を背負い込むこととなります。
でも、そういった法律を啓蒙活動してないのも事実で、ある意味 被害者であり加害者と言う立場でしょう。
ただ、明らかにそういったユーザーが購入することが判っていて商品を販売するのは、一般向けの為に価格も高く設定でき販売方法の工夫だけで 事実上大手メーカーと競合しないことを知っての販売に他ならないような気がします。
いわゆる、自ら知っていて販売しているのではないかと・・・・
 
これも、黒ではなくダークなのでしょうが あまり好きな商売の仕方では無いような気がしなくもないのですが・・・