お昼ごはんは ぎゅうどん

今日は、お昼ご飯を吉野家さんに。
時間限定で 牛丼が食べられるようです。
そのせいなのか、ここしばらく行っていなかったので良くわかりませんが、入り口に並ぶほどの盛況ぶり。
一日中出せないのはやはり苦しいことでしょう。
ただ、溢れる人ごみを見ると 私のイメージの中の吉野家が帰ってきたようです。
 
忙しい店の中を覗いていると、店員さんの大変さがよく判ります。
判りやすくするように作られた プラスチックの札がお客さんの注文を示すスタイルは昔も今も変わりなく。
ただ、大きく違うのは メニューの数です。
いくつあるかは知らないのですが、昔は基本的に牛丼か牛皿しかなかったのですが今はメニューがいるほど。
それでも牛丼が出てくるまでは 店の中に空きがあったということは 牛丼だけのメニューほどの価値もお客さんにとっては無かったということなのでしょうか?
牛丼だけを出していたときに比べ、注文のとり方 商品の出し方、商品の作り方、価格体系と複雑さは商品のメニューの二乗ぐらいのペースで増えてゆきます。
「甘口ですか辛口ですか?」なんて台詞も聞こえています。
 
どこまでがサービスの限界点なのかは判りませんが、では今後どうするのでしょう。
牛丼+αで増えた客を確保できるようにがんばるのか
それとも、牛丼に絞って昔のような店舗にするのか。
前者は、お昼時のこの忙しさが物語るのでしょう。
速くそして安いのは、単一食材に支えられているメリットを生かせたからで メニューが増えて明らかに町が発生するようでは 他の料理店とがちの勝負になってしまいます。
それで勝ち残れるのか?
後者の場合はもっと大変で、今増えたメニューを期待するお客さんが生む失望感をどうカバーしてゆくのか。
元々無ければ悩む必要の無い問題に頭を抱えることでしょう。
 
今のところ、一日中の提供が出来ないので 嫌でも前者に頼らざる得ません。
在庫や調理、場所、処分される食材の問題から考えても 利益を圧迫していることは明らかです。
つぶれる前の喫茶店や大衆食堂のメニューの数がわけもわからない方向に増えながら迷走するのと同じです。
裁ききれない注文に悲鳴を上げそうな店員さんを見てると そう思わざる得ないような・・・