針ねずみ

昔ならきっとこう呼ばれていたと思うのですが・・・・
現在の車なのですが、いろいろなアンテナがフロントのダッシュボード周辺に集中しています。
まずテレビのアンテナですがこれはフィルムアンテナです。
日本ずつを一組にしたフィルムアンテナで4本でダイバーシティ一組分です。これにはブースターがついていますので微弱な電波地域でも比較的安心なタイプです。
VICS及びFMの受信用にフィルムアンテナを2ピースに分かれたものを一組。
カーナビ用のGPSアンテナは小型のドーム型のもの。
同様のサイズのアンテナはETCのものがひとつ。
そして、モバHO!用の外付けアンテナは GPSよりも少し広い形のドーム型が二つ。
その上、ワンセグ用のアンテナがとりあえずなのですが10cmぐらいの直立のロッドアンテナが1本。
合計いくつでしょう?!
 
昔は車にテレビなどがつかなかったので、そういったアンテナもありませんでした。
今のように4本のアンテナの最も感度の良い1本のものを選択して使うダイバーシティというものも一般的ではありませんでした。
車のアンテナと言えばドアミラーのつくところ、Aピラーと言われるところに沿うように立っている何段式かに伸びるようになっているロッドアンテナぐらいのもの。
勿論、子供のころにはそこにはミラーなどなく三角窓と言う形の窓が存在し、ミラーはフロントフェンダーの上でした。
難背エアコンの無い時代ですから・・・・・
 
その時代でもアンテナのたくさん生えた車がなかったわけではありません。
例えば「ウルトラセブンに出てくる ポインター」などではなく 実在する車で
今のURLのように、数桁のアルファベットを含むコードナンバーのステッカーの貼り付けてある車たち。
勿論、当時も今も車外にアンテナを貼り付けると寸法サイズが変わって違法なので、出しちゃ駄目だったのですが ついてましたね(笑)
トラックとかにも・・・・
その車たちはアマチュア無線と呼ばれる無線機器を積んでいたり この先はもっと違法になる場合が多いのですがCB無線だったりしました。
そして、その車たちのことを 愛着をこめていたり、非難している人たちがいたりもして「針ねずみ」と呼んだものです(ローカルルールかも?)
ただ、そのときでもハンディアンテナも含めて3〜4本が標準でした。
 
今になってアンテナのサイズも小さく、そして目立たなくなったのですが 思い出してみればその車たちよりもずっと多いアンテナを立てているわけです。
見えないんですけど「針ねずみ」と呼ばれているかも・・・・