EM・ONEを音楽プレーヤーに

大きくて持ち歩きには鞄の必要なEM・ONEなのですが、音楽プレーヤーとしての使い方を考えます。
これには幾つかの条件があります。
過去にもAXIM X51Vをプレーヤーとして使っていた時期もありましたので、特別珍しいことではありません。
 
WM機をメディアプレーヤーとして使う場合にやはり気をつけなければ点があります。勿論、市販の専用プレーヤーと比べてなのですが 勿論音質は無視しての話です。
私の思いつく限りだけの話なので抜けている点は是非突っ込んでいただきたいのですが・・・・
最初はサイズ。
AXIMのサイズにおいて尚、HDDタイプに比べても大きなボディ。
そして操作性とバッテリーの問題辺りが思いつく点です。
 
最初のサイズなのですが、実はどうしょうもない点です。
ただ幾らか運用でカバーできる点でもあります。
AXIMの時には腰ベルトに着けるという解決法でした。
腰に固定する場合(男限定かも知れませんが)重さや取り回しは改善されます。長いヘッドフォンケーブルがうっとしいという点が残りますがそれはそれ。
EM・ONEでは、鞄に直すという形でクリアしました。
ただ、ケーブルの問題があったので秘密兵器のBluetoothヘッドフォンを使いました。
鞄の中のEM・ONEとポケットのヘッドセットは良い組み合わせです。
少し面倒なのは機器の操作が鞄に手を突っ込んでとめんどくさいことになることぐらい。
これも操作キーのついたものであれば多少は改善されるでしょう。
つい、ヘッドフォンの電源を先に切って鞄の中のEM・ONEが結構大きな音で鳴り出す失敗は恥ずかしいものです。
 
二つ目は操作性なのですが、これにはインターフェースの使いやすさは入れていません。理由はEM・ONEのプレーヤーのインターフェースはソフトウエアーに依存しますし携帯音楽プレーヤーにも沢山の種類がありそのまま比べるのはナンセンスだと思うからです。
ただ、物理的にはタッチパネルを使ったインターフェースという段階で少し異なる部分であると考えます。
勿論、そういうプレーヤーがないわけではありませんが、補助的な用途となり電源やボリュームなどは別のUIを持っていることが多くなっています。
具体的に言うと標準のWMプレーヤーには時間がたつとタッチパネルをロックするというような機能が有りません。
先日の日記に重ねて言うとかなりの質量なので僅かな動きにあわせてあちこちが接触して何らかのアクションが起こってしまいます。
長押しでロックするキーはありますがタッチのセンスは生きていてそのたびに画面が光ります。
あれだけ大きな液晶なので消費電気もかなりの物でしょう。
多くの音楽プレーヤーにはスイッチ操作自身を無効にするHOLDキーが付いているのですがこれは他の用途を鑑みて付いていません。
これにはソフト的な対応で、スリープ状態もしくは何らかの小電力なモード(ホンとかな?)で音楽を再生する機能の付いたものでgsplayerやmortplayerです。
残念ながら今まで使ってきたgsplayerがEM・ONEの動きがおかしくなるので今回はmortplayerを使います。
 
ソフトの解説は多くの人が行っていますのでそちらにお任せして プレーヤーの実行時に指定した時間で外観上OFFの状態に移行します。
復帰は基本的に電源を入れて画面の中央にでてくる復帰ボタンをタッチするという復帰法です。
つまり曲を選択して再生をして数秒後にはロックがかかるので鞄の中にそのまま投げ込んでも誤動作しないわけです。
復帰が面倒ですが専用プレーヤーにかなり近い感じとなります。
勿論、今回行われたEM・ONEのアップデートも効果があり 外部メモリーのファイルの再生でBluetoothヘッドフォンを使ったときに起きる問題は解決したようで お世辞にも高速とは言えない非SHDC SDカードの4Gのお陰で音楽ファイルはかなり置けるようになっています。
カードはポケットゲームスより購入した物を利用しています。
オークションや秋葉原にも登場しているようです。
オークションでは海外から発送される商品の中に一部動作しないもの等が有ったという事を聞いているので十分注意してお試し下さい。
 
最後の問題としてバッテリーの持続時間がやはり汎用品に比べて高いとは言えません。
これはやむ終えないと言うところなのですが、CPUの速度やメモリーの量接続されているデバイスの量から考えても 簡単に改善できる性格の物ではありません。
多少液晶の表示を消すような事で延ばすことが出来ます。
それでも標準のバッテリーでは1〜2時間程度でしょう。
実際にはもう少し持つのですが、それでは音楽プレーヤーとしてしか使わなければで、それはEM・ONEとしての使い方のルールから離れてしまいます。
それでも 音楽専用プレーヤーとし比べての利点として バッテリーの交換が可能な事と違う容量のバッテリーを使うことが出来る点でしょう。
標準のオプションとして、約二倍の容量を持った大容量バッテリーが提供されています。
大容量バッテリーを購入した段階で、標準+大容量の二つを持つこととなるので 音楽プレーヤーとしてバッテリーを使いきって尚EM・ONEとして利用するための交換バッテリーを持つことになり利用幅が広がることでしょう。
正直、EM・ONEのバランスは大容量装着時に最も良くなると私は考えます。
クレイドルを購入すれば本体と予備バッテリーを同時に充電できるので運用が現実的なものとなります。
他の機種でも出来る限り装備していただきたい物です。
 
私は裏技的な方法で、超大容量バッテリーを装備して使っております。
これも前述4G SDカードを購入したポケットゲームスさんの商品です。
日本でしか発売されていない端末なので、日本から端末を送っての開発だったそうなので、大きめの裏蓋が付いていますが標準品と見かけは変わらない仕上がりとなっています。
約3倍の容量は安心感があります。
ただ、バッテリー重量の関係で本体の重量バランスが左側に傾き気味なのは長時間入力に使われる人には気になるかも知れません。
反面、厚みのお陰で最近暑くなってきた外気温の元でも裏蓋の熱さが緩和されているような気がします。
長時間の運用が前提の時などと使い分けていられるのが贅沢な使い方となっています。 
かなり話がそれましたが、バッテリーの交換を考えると持続時間は携帯音楽プレーヤーと同等と言えるでしょう。
 
勿論、音楽プレーヤーとしてEM・ONEを選択されることをお勧めするものではありません。
ただ、日常的に持ち歩くデバイスとしてEM・ONEを選択された方々が音楽を提供するデバイスとして選択される事も十分に考えることが出来る物だとお伝えするだけです。
制限も考慮して、存分にお楽しみ下さい。
 
ただ、大きな利点を一つ上げるとすれば 左右に付けられたスピーカーで 誉められた音質というわけでは有りませんが 十分に聞くに耐える物として使えます。
そこそこ大きな音を出すことが出来るので、静かな部屋でのイージーリスニング程度には使えます。