誰も知らないと思いますが・・・

アステリさんのところを見ていて、Orange(携帯キャリアー)からI-Phoneが発売されるそうです。
まあ、それはそういうニュースなのですが・・・・
Orangeというところに引っかかってます。
 
もちろん、このキャリアがどうかと言うことではなく単に名前がなのですが
I-Phoneを作っている会社 これは言うまでも無くAPPLEという会社。
私が生まれて初めてAppleを見たのはApple2という機械。
CPUに6502というチップを搭載した 今で言うところのキーボード一体型のPCです。
勿論、サイズはそう小さくはありませんでした。
今考えればCPUからいってもその他周辺から言っても 任天堂ファミコン相当品(グラフィックはちょっと上かも)程度のハードでした。(CPUは同じです)
 
大阪 日本橋でも数台は見ることが出来た機械でした。
実に小学校を卒業しようかどうかという頃の話。
20万円を軽く越える(中古です。本体だけでは残念ながら何も出来ないので)機械なので買うことなど思いつきもしなかったのですが それを買えそうなチャンスがめぐってくるのは高校生の頃。
勿論、既に型遅れ感は漂っていたものの憧れの機械でした。
それでも、純正品は手が出ずに(未だ現役ユーザー多数でした)いわゆる 大阪弁で言うばった物の中古。
 
PCのばったものといっても判らないでしょうが、いわゆるコピー品です。
基板を写真撮影して、それからパターンを起こし安手のセカンドライセンス品を付けて 少しでも安く売ろうというコピー品がまかり通った時代。
外側も、コピーのものが存在したので外観はかなり近かったのですが 所詮コピー品仕上がりが悪かったのと 誇らしく光っていた色とりどりに塗られたりんごのマークが無い。
そして、そのマークの変わりに言葉通りオレンジ色のオレンジのシールが貼ってありました。
 
そう、この機械の名前は「オレンジ」といいました。
この機械が上記のような粗悪なコピー品だったか、それともその後に出てくるライセンスをとった別会社製造品かは忘れましたがOSそのものを純正のAPPLEから抜いたEP-ROMをコピーして搭載していたような気がしますので 前者のような気がします。
この辺りは幼少のみぎりの記憶なのでなんとも・・・
結果的にはそのコピー品すら手が出ずに、これも売れ残りの液晶付きのなんと電池で動くという これこそ名前を言っても誰も知らない機械を社員価格で買い叩いて入手することになる訳なのですがそれは後日の話。
 
当時を知る人はもう殆どいないでしょうし、Orengeという機械そのものが日本に入ってきた台数が極めて少ないので記憶に残っている人はまず無いとは思うのですが、当時 コピー品であったOrangeという名前と今回のOrangeというキャリア。
全く同じ名前で、時代が変わると扱いも変わるものです。
勿論、名前に関してはただの偶然なのですが・・・・
OrangeがAppleを売るって段階で、なんとなく昔を思い出して 笑いがこぼれてしまいました。