Nokia参入

携帯電話の選択にはいろいろな選び方があると思いますが、NOKIAを選択する人の中には特別な理由で選択する人もいます。
例えば、私の奥様などは「着信音の大きさ」で マナーモードに移行できる携帯電話はありますが、屋外モードに切り替えることのできる携帯電話の少ないこと。
この辺りは用途に寄りますが、少なくとも大きなスピーカーを搭載した705NKはかなり大きな音が鳴りますので それを要求される人にはありがたい機能です。
逆に、〜アプリと呼ばれるキャリア主導型のアプリケーションのほとんど全部に近くが動作しません。
もちろん、世界の携帯電話の4割を握るNOKIAですからアプリケーションは世界中に沢山あり実は困らないというものの、言語が違ったりネットワークを利用するアプリケーションであれば 携帯電話キャリアの定額プランに含まれないものとなり青天井の請求がやってきます。
それを押してまで勧められないのが難しいところ。DOCOMOだけでいえば複雑なカスタマイズのおかげで幾分動くアプリケーションがあるものの、逆に利点である海外に驚くほど存在するアプリケーションを利用できないという規制があります。
X02NKの販売方法が確定していないのではっきりしたことは言えないのですが、おおよそ今までの経緯からは通常に一般販売される機種となるのでしょう。
であれば、おおよそ初めてNOKIAらしさを普通に使える機種となるということがあります。
 
現在、私の持っている機種はX01NKNOKIA E61をベースとしたもので SIMロック以外では大きな改良が加えられているとは思えない機種です。そして、他のNOKIA端末と違うのは携帯電話キャリアの定額サービスに対応した接続方法を持つ点です。
現在、定額のサービスを受けているということであればYouTubeの動画を見ることもできますし、自宅サーバーのストリーミングも可能になります。
今までができなかったわけではないのですが、これはアングラの世界で一般的ではありませんし、キャリアの方針変更でいつ高額の請求が来ないとも限らない方法です。
これで、大手を振って利用することができる訳です。
実際問題、これまでSoftbankX01HTから始まるXシリーズのパケット使用料などを見て自信を持ったうえでの一般販売に踏み切ったのでしょう。(上限1万円という携帯電話料金として安定した収入を得られる方法として選択したのでしょう。
 
それでも、本来のNOKIAの良さは カスタマイズして使える点であり 通信機能が先にある(これは経路の違いでPDA→SmartPhoneか電話→SmartPhoneかの差でしょう)事から通信を前提にしたアプリケーションが既に多く存在します。
それらを使えてこそのNOKIAの良さと認識している私としては、これこそが本来のNOKIAの参入のスタートだというふうに認識したわけです。
 
世界中で4割を占めるNOKIA端末で、日本で販売されているのは大体同時期には2機種程度。おおよそ機能的にもミドルハイのクラス。
実はトップエンドには ティファニーとコラボしたSoftbankが初めてでないブランド品の携帯電話もありますし、私が香港で購入した1万円未満の価格しかしない最も価格の低いクラスまで様々です。
今回導入のX01NKは機能的にはトップエンドの携帯電話です。
おおよそ高額な料金体系を使わざる得ない状況から ローエンド端末が採用されるとは思われないのですが、料金体系の見直しまでも含めて考えるのであればOSもマルチランゲージで、キャリアの要求によってはSIMロックももともと行っているNOKIAにとってラインナップの拡充は難しい問題ではありません。
そうなるかどうかはともかく、そうなるための関門の一つは越えたという感じがします。
 
もちろん、NOKIAだけではなく多くの海外メーカーがあり 同様の内容でいえばSonyなども短期で海外販売している端末の国内投入が可能になります。
世界で人気のある端末の争奪戦がI-Phoneのようにキャリア間で行われる時代が間もなく来るかも知れません。
I-PhoneもNOKIAもそうですが携帯電話メーカーが独自のコンテンツを提供していることも多く、キャリアの壁を越えたサービスもあります。
そうなれば、主導権がキャリアにあるのかメーカーにあるのか?興味深い今後の情勢になるかもしれませんね。
I-Phoneを取ったキャリアは、恐らくそのサービスを認めざる得なくなり 大きく現在のバランスを崩すことにも・・・