誤解を生みやすい表記

とあるメーカーさんで、「Cat6E」という規格のケーブルを提供されています。
「Cat5」が拡張され「Cat5E」になったのはTIAの規格に則った拡張なのですが
どう調べても「Cat6E」という規格書が出てこないのです。
 
このメカニズムですが
「自社規格」という名前の拡張規格なのです。
Cat5、Cat5E、Cat6は国際標準規格として存在するのに、Cat6Eと表記すれば勘違いを起こしてもしょうがないとは思いませんか?
他社より優れているということを表現したい気持ちは分かりますが、誤解を生む表記です。
JAROなんかが目を付けそうなはなしです。
 
Cat6はメジャーな規格として、Cat6Aへ移行します。
既に海外ではその種の商品の登場が始まりました。
で、Cat6Eの自社規格はCat6Aに対応したものでは無いわけです。
ちなみに、Cat6で10Gの速度を利用するためには メジャーな規格の対応品としてはCat6Aの対応が必要となります。
 
消防署の方(方角)から来ましたと言うような商売の仕方は感心しないですよね・・・