動画再生支援

先日来、SlingPlayerを使っていて
EM ONEの能力の再評価と、WMWifiRouterを使ったEverunの接続の実験を繰り返しています。
素晴らしいことに、3Gの速度での接続中(Softbank 3G時)にもふつうにみることができます。
普通にSmartPhoneを定額パケット回線利用しているユーザーには便利なソフトの一つでしょう。
まあ、バッテリーの関係で 携帯電話のワンセグ同様 標準のバッテリーでは1時間程度が一日の限界でしょうが・・・・
 
では、EverunとEM ONEを比較してみると迷わずEverunのほうが綺麗なのである。
もちろん、Windows MobileとWindows XPとを比較して何を言わんやと言うところなのですが そういったことを言いたいわけではありません。
液晶としてはサイズはともかくWVGAと言われている同じ解像度の液晶で 比較するまでもなくSharpの液晶は美しいと表現できるほど差があります。
その上でなおかつである。
操作感などはいわんずもがなとしての話である。
もともと、QVGAをターゲットに作られたソフトのエミュレーションモードで動いているのでEM ONEが不利なのですが・・・
 
では動画再生に関してEverunが有利かというと必ずしもそういうわけではない。
搭載しているビデオチップはおおよそカビの生えた程古い2D+程度のせいのうのもの。
現役だった頃でも速いものではなかったから今になってなおさらなわけです。
それに対して、EM ONEはMpeg2の動画再生支援機能、3Dアクセラレーターまで実装したここ数年の未だ最新に近いチップである。
プラットフォームの違いこそあれ 実は性能的にはすでに負けているという情けない部分なのである。
それでも、Everunが滑らかに映るのは再生するアプリケーションの問題だけではなく、ディスプレイドライバーの部分。
 
EM ONEはWindowsMobile5なのですが このOSでは正式にこのWVGAという解像度をサポートしていません。
ゆえにという話もあるのですが、それ以上にほぼ一切のグラフィックアクセラレータの機能を使っていない。
つまり、WindowsXPのセーフモードで動かしているに近い状態なのです。
実際にセーフモードでいろいろなアプリケーションを動かしてみるとわかりますが それはそれで燦々たるものになります。
つまりその状態で動くことを要求されているという悲しい状態なわけです。
基本的に開発コストというものがあるので、このOSの終末期に新たなる開発を進めるのは愚行と言える行為かもしれません。
ゆえに・・・となったのでしょうが WindowsMobile6になっても同様のようです。
必ずしもハードを用意したからと言って サポートする気はなさそうというところ。
宝の持ち腐れというわけで、同様のことはDell Axim X50/51でもありました。
ただ、バッテリーの消費を激しくしているだけなのである。(もちろん、ワンセグの再生には大きな能力なのですが)
 
ドライバーを完全にユニット構造にしたWindows XPに関して賛否両論ありますがこの場合は懐の広さゆえにPCが快適だというところでしょうか?
Everunを車載スタンド(本体には Car クレイドルとなってますね)乗せて使っているとまるでカーナビのテレビを見ているようなのですが、これもEM ONEに代わる時代が来るかもと思ったりもして・・・・