期待される HPのサブノート

多くのUMPCに採用されているVIA C7 ULVプロセッサー
安価で、それなりの性能で・・・・・
そう、それなりの性能なのである。
もちろん、Everunに搭載されているGeode LXに比べるなら速度というパフォーマンスはぐっと上位にはなります。
でも、これがIntelと比べるととても駄目で 現状のA110プロセッサーに対してなら その分消費電力が低くて と言えるところなのですがパワーではとてもかなわなくて クロックが低くてよかったと胸をなでおろしているような状態です。
1.6GのCPUをもって 1Gに満たないIntelと同等ではせっかくの省電力のメリットも吐き出してしまうわけである。
ゆえに、UMPCの評価でも 「VIA C7ですから・・・・」という悪口が聞こえてきます。
もちろん、書いているのは触ったこともない人が多いようなのですが・・・・
実際に使い始めたときに 用途に合わせたパフォーマンスという所なのですが なんにでもDVDの再生性能を基準にするあたりで既に用途の判別が間違えているような気が・・・ それに それって下手をするとCPUの性能ではなくビデオチップの性能なわけですから。
 
今回、HPからも低価格サブノート(UMPCというには少し重いかな?)が発表されてにわかに市場が活気づいていますがネットではまた件の「VIA C7ですから・・・・」という話も。
ところが海外からは少し香ばしい話が流れてくる。
HPのサブノートには「isaiah」が搭載されているらしいと。
どうも確実な情報が入ってきていないので何とも言えないのですが 入っていても不思議ではない。
というのはVIAの発表では2008年度第一四半期に搭載PCの出荷というアナウンスなのである。
この機種に搭載されていなくても このタイミングの機種には乗ってくるかもしれないということである。
これに対してはどうでしょう?
 
「isaiah」は闇にうごめくというか情報の極めて少ない新型プロセッサーである。
ホワイトペーパーは
http://www.viatech.co.jp/jp/downloads/whitepapers/processors/WP080124Isaiah-architecture-brief.pdfにあります。
日本の情報サイトには64bit対応のVIA C7という発表が一般的なものなのですが C7 ULV自身がUMPCに搭載されているように省電力型でパッケージサイズの小さなCPUである。
ただ、前述のようにパフォーマンスの低いというところなのですが Intelの発表したAtomもこのクラスで他に比べて高いだけでIntelのデスクトップクラスに対しては低い性能なわけで決してパフォーマンスよりのCPUではありません。
噂どおりに「isaiah」が64Bit化のみであれば さわぐ程の事もないのですがじつはトランジスタ数が2.3倍近く増えたパフォーマンスアップのCPUであると分ければそう 静観もしていられないのである。
UMPCポータルの記事によるとAtomよりもパフォーマンスで優れているという記事もあるほどなのですから。
 
ただ、3Wクラスに落としてきたAtomの消費電力に比べて4W台というところで VIAの技術は・・・と見る声もあるようです。
ところがAtomは今回の発表で感性ではありません。
本来チップセットを含めたすべてのPCとしての消費電力の低減は次の世代にかけ、今回はCPU中心の変更のいわゆる第一世代のソリューションなのである。
これは Intelも認めるところで、次世代でこのあたりも含めて変更されたものが発表されるというのはすでにリリースされています。
ところがこの部分においてのみVIAはC7M ULVのためにすでに揃っている部分なのである。
PCとして見たときに決してIntelに比べて決して劣る部分ではないということがわかります。
そして、スピードとして中間域で動作しているときに クロックそのまま電圧を下げるような省電力のための試みなども試されています。
数字上の省電力に大きな影響は与えないものの実運用中の諸費電力には影響を与える部分の改良である。
もちろん、チップセットに依存する動画再生の部分で完全に解決していない可能性も含んでいてではあるのだが・・・
 
すでに、アンパッキングなどの情報は流れて生きているのですが、パフォーマンスについてはまだよくわかりません。
実際にあちこちでレビューが上がってきたときに分かることなのですが 実は期待されるべき話題なのですが・・・・
 
もう一つの期待は、パッケージレベルで互換性があるようなので WIBRAINやOQO2等の新型がすぐにでも控えている可能性が・・・
マザーボードのバイオス待ちだけかもしれないので