Willcom d4のバッテリーの持ち時間が発表になりました。

標準バッテリーで1.5時間と言うことです。
拡張バッテリーで4.5時間とのことです。

標準が960mAで大容量が2880mAなのは恐らく発表どおり
計算どおりに3倍なので、予備領域を残してのシャットダウンでないことは想像できます。
では、1.5時間の駆動時間はどうでしょう?
はっきり言って笑いしか漏れませんね。
ハンドセットを付けて電話に使えるとか、メールの自動受信が可能等の機能がアナウンスされていますが
待ち受けにどれだけのバッテリーを消費するのかわかりませんが、20%を消費したとすると 1.2時間
このうちメールの受信が1時間に1回あって 10分のスリープ解除が発生するとすると仮定するならば約7時間でバッテリーが枯れる計算となります。
じゃあ、スリープを使わず、電源を入り切りするとすると OS起動に数分かかるので結局同じ事になってしまいます。
現在、私はEverunも電源を完全に切ることがないのでそういう運用でないと使えないでしょうね。
 
設定には少し笑いが漏れますが、実は省電力と言う意味ではかなり頑張っています。
標準バッテリーは 7.4V 960mAなので容量は7104mWh
で、比較に出すのはちょっと卑怯ですが 例えばNOKIA E61に搭載されているバッテリーだと
3.7V 1500mAなので 5550mAで二割ほど大きい程度のバッテリーなのです。
Everunが11.1V 2300mAですので25530mWhで大容量の21312mWhと同等となり
4.5時間に対して6時間(同じ測定方法稼動かは疑問ですが)でEverunのほうが一見持つように見えますが性能を無視しているので 処理時間もファクターに加われば同等程度と思われます。
かなりのものですね。
大容量がデフォルトでないと使えないであろうことは判りました。
ただ、LOOX Uが標準で 7.2V 2600mAというバッテリーで 容量的には18720mWhなので
D4の 4.5時間x(18720mWh(LOOX U)÷21312mWh(D4)=3.95時間となり
LOOX Uの公証4時間と非常に近接した(恐らく誤差の丸め範囲)数値となりあまり変わらないといえます。
 
評価の方法として、待機時間を電話としてみるなら含んだ計測結果の可能性があるので その部分での違いは有るかもしれません。ただ、こうしてみるとたいしたことがないといわれてもしょうがない数字となってしまいます。
おおよそ、今のところ全ての部分で機能が生かされているわけではないと思いますが もう少し頑張って欲しかったなと。
標準 2時間 大容量6時間ぐらいあればと思う次第なのですが ここまでその発表が遅れたのはその部分でのチューニングがかなり進められての結果なのでしょう。
メーカーサイトの時間測定の前提条件がかなり事細かに書かれているのが それをあらわすさいたるものでしょう。
うまくいけば、HPのノートPCのようにアップデートされたドライバーの導入でチューンアップされるように そうなるのでしょうが と言うより理論上はそれぐらいの能力があるはずだったのですが・・・が正しいところなのでしょう。
正直、メーカーサイドとしては忸怩たる思いでの発表のような気がします。