ブラウザの互換性

ようやく歩み寄りが始まったようで、すべてのブラウザが統一の表示を可能とするような試みがIE8には少し組み込まれています。
ただ、IE7以前で最適化されたページの閲覧を可能にするための互換表示モードをも持っています。
Windowsのアプリケーションということであれば、OSに必ずIEが実装されているという(一部国では無いOSもある)こともあるので 現状のアプリケーションでも、内部的にIEのエンジンを利用しているものがあります。
例え、通常使うブラウザにFireFoxを使っていたとしても完全にアンインストールすることはまずないからです。
そして、その互換性はここまで確保されていたので、IE5以上というような制限はあるものの それでアプリケーションの動作が大きく変更されることはなくなりました。
マイクロソフトのアプリケーションなどでは、ヘルプやウイザード、チュートリアル等がそのベースで動作していると思われます。
故に、そこからのリンクへのジャンプが簡単にできているわけです。
 
先日、ウイルスの対策ソフトの見直しを行った関連で マカフィーアンチウイルスソフトも持っているソフトの中に入れました。
とりあえず、安価であったことなどが選択の理由なのですが かなりたくさんの機能の付帯したソフトだと思われます。
そして、このソフトをインストールしたときのことです。
 
仮想PCは非常に簡単に設定でき、リモートで使ってもそんなに困らない操作であれば 環境を作ったり消したり入れなおしたりが簡単でバックアップがあればリカバリー速度がファイルのコピー速度ぐらいで済んで簡単なので実験環境を作ることには向いています。
リカバリーにかんしては、アクティベーションの再度の登録も必要がなく何度でもチャレンジできるというのがよいので・・・
そして、それ故にいくつかのテストをやりっぱなしだったり 途中で置いておいたりと複数個存在してしまいます。
OSのライセンス分だけどんどん増えてなのです・・・
それ故に、外部とつながっている仮想PC分のアンチウイルスのライセンスが気がついたときに驚いたほど必要となってしまいます。
最近では1つを購入すると3クライアントにインストールできるので、3セット購入するだけで済んでいます。
ありがたいことなのですが、1年毎に買い替えるのでじわじわとコストのかかる部分です。
まるでSmartPhoneのSIMカードのように(笑)
安全性の向上からも、二つ以上の種類を用意するようにしていますので 現在はワンケアとマカフィーアンチウイルスを現在は入れています。
 
今回インストールしたのは仮想PCでVISTA32のPCです。
どちらかというと試験環境に近いので、ここにはGoogleのブラウザとIE8が入っていました。
まず、CDドライブを仮想PCにマウントしてインストールCDを入れると自動起動インストーラーが起動します。
ところが、そのインストーラーの表示された画面はふちだけで中身がない。
見えないだけかと思いマウスをその上で動かしても押せそうな場所がない。
しょうがないのでその画面を閉じてCDのファイルを表示させて 直接インストーラーのアプリケーションを選択起動します。
インストーラーは動いて、インストールは完了するのですが その後の登録画面が出てこない。
お分かりとは思いますが、アンチウイルスソフトは毎度パターンファイルを更新します。
多くのアンチウイルスソフトは利用期限が過ぎてもそのソフトそのものが使えなくなることはなく、更新されるべきパターンファイルがもらえなくなるだけ。
そのためにインターネットを通じてつおろくする必要が出てきます。
また、一つのパッケージで3つのPcにインストールできることからも そのあたりの登録が必要となります。
登録しなければパターンファイルが来なくなってしまいます。
ところがその登録画面が出てこない。
正確には登録画面らしき物の外枠は出てくるのですが、中には何も表示されない訳です。
 
最も最初に疑ったのは画面の設定。
仮想PCの場合選択できる設定が限られます。
特に色数に関しては、「中」とかかれたせっていのみです。
色数が不足したときにパレット変換で表示されるので そのあたりで出なくなっているのか?
もしくはDirectDrawの問題なのか・・・つまり、OSの環境を疑ったわけです。
その要件に関して探しても、仮想PCにアンチウイルスを入れた実例などは出てこない。
いくつかのサイトを回っているうちに、ポップアップでメッセージの出てくるFAQ等で表示されない(POPを禁止しなくても)ものがあることに気がついた。
もしかして・・・と疑ってみて IE8をアンインストールしてみて原因はここでした。
 
IE8は高速のブラウジングなどユーザーにとってのメリットも高く、WEBの画面に標準性をもたらすのでしょうが、すでに多くのアプリケーションは私の例のようにローカライズされているものに適合すべく作られているので 標準化されてしまうと動かなくなるというジレンマが・・・
同じようなパターンにはまった時には疑うべきところは・・・かもです。