半分もウイルス??

ヨドバシカメラのやっている100円ウイルスチェックサービスというのがあるらしいのですが、そちらにくるお客さんによると約半数がウイルスチェックを行うとウイルスもしくはスパイウエアに感染しているそうです。
まあ、公平な評価値で無いのは 「ウイルスにかかっているかもしれない」と疑わしい状況のPCであるから普通のPCよりも悪い状態であるというのは間違いありません。
 
驚いた点は二つで
一つはウイルスがそれだけかかるんだ という点と
おそらく有償であるセキュリティソフトの多くであれば駆除できるもの程度のように見えます。
データを出すほどの人がかかっているということは、セキュリティに関する民意がそれだけ低いということ。
少なからず、チェックに持ってきたということはそれでも ここに来た人たちはセキュリティに関心を持ったという人でその人たちの中でも50%あったということ。
と、素直に驚けるほど 素直に育ってないので少しひねくれてゆきます。
 
セキュリティソフトを入れて 時折驚くと思うのですが
週のチェックなどで、チェックが引っかかること。
私の家でも引っかかるのですが、いわゆるTracking Cookie等。
広告などでもよくつかわれる手法で、機器に見た広告の情報等を置いておくやつ。
できる限り重複しない広告を表示するために使われたのが最初だと聞いています。
これは本来ウイルスや悪意のあるものとはいえないのですが、PCの情報を自動的に送信するという意味では同じ意味と解釈されるものです。
ただ、通常のCookieもパスワードの自動入力をしたりと 同様の行為をブラウザと連携して行っています。
そう考えると これをどう評価すべきなのかが問題です。
で、これに関して言うならば大手の縁策サイトを順番に回って、大手のニュースサイトを順番に回る程度の巡回でも出てくるものです。
それも含めて50%なら 十分に大したことのないと評価のできるところ。
もう一つは最近一部のソフトでは違うので一般論ではくくれないのですが、セキュリティソフトの週チェックなどのスケジュール。
気を使ってくれているようで 日曜日の深夜と早朝の間ぐらいの時間が多いようなのですが その時間にチェックが走るものが多いようです。
ただ、一般の家庭では電化製品は(たとえばテレビ)見ていないときは消すものです。
日曜日の深夜にPCの電源は入っていないのです。
当然良く考えられていて、翌日電源を入れたときにチェックが済んでいないのでチェックして良いかどうかの画面が出るのですが
セキュリティの関係で分からないものには「NO」と答えろと書いてある パソコン入門誌もあるぐらいで
「NO」と答えてしまうと先送りが続けられるわけです。
で、そのまま 延々チェックされないものも・・・・
最近は速度が遅くなることを意識しなくてよくなったので(CPUがデュアルコアなど並列処理に強くなって HDDか高速になった)バックグランドでせっせとおこなうものもありますので 減ってゆくことでしょう。
この辺りの理由で、セキュリティソフトが入っているにも関わらず有効に働いていない人がいるという事実。
 
で、それ以外のかかっていなかった人50%はどうなのかというと
「ウイルスが入っているか疑わしい」の理由が「最近なんだか遅くなった」とかいう人が多いこと。
インストールしたソフトの組み合わせや、ファイル交換系(自動ファイル同期ソフト等 Live Mesh等も」ソフトがバックグラウンドで動作している場合
何もmしていないのに通信が発生して 負荷がかかっていることもあります。
こういうアプリケーションをインストールして 遅くなったと認識している場合もあると思われます。
サービスの利用が容易になり、その仕組みとリスクに気が着いていないということが問題です。
特にADSL等は送信側がさほど速くないので、こういったソフトでも高性能で効率よくファイル送信が可能なもの(P2Pソフト等)が動き出すと御祖録ほど遅くなりますし、プロバイダーによっては速度制限もかけられます。
そういう人たちもいるだろうことです。少し古い機器を使っていれば今のそういった技術の導入で驚くほど遅くなるわけです。
単独でPCとして駆動する限り 既に速度は満ち足りている感があったのですが そういったこととなるといきなり問題が出てしまうようになります。
 
で、驚いたもう一つの理由は驚くほど家庭でもメインマシンがノートpcになっているんだということ。
このデータから実は推測できないのですが、ヨドバシは基本大都市の駅前が基本の店舗展開です。
駅前基本と言うことは移動に使われている手段は 車より電車と考えるとデスクトップを抱えてきた人がそんなに多いとは考えにくい。
大小はあれノートpcが多かったのではないかと思われます。
自宅用のPCとなれば、大画面デスクトップPCでテレビも見るというライフスタイルを想像したのは 店舗ではそういうデスクトップが多いことから。
それが多数と思えばノートPC何だという点。
もちろん、この割合は持ってこれたのがノートだけという可能性もあるのですが。
 
100円でのチェックが儲けになるとは思いませんが ウイルスにかかっていなくてもこんなに遅いのはPCが古いからだと説明することができるのであれば商売のチャンスに結びつくことでしょう。
遅いHDDのPCで2〜3時間のあいだお店に滞在してくれれば それだけの時間いれば何か買うだろうという見込みもあるかもしれません。
作業は必要ですがずっと付いている必要もない作業ですから。
また、こういったサービスのデータ発表が件数が見えないものの十分な宣伝となるでしょう。なんせ、50%の人の不調を発見しおそらく 抱き合わせでウイルス対策ソフトを売りつけることに成功したでしょうから。
もちろん規模があって可能なサービスですが 面白い限りですね。