不景気?

私は人一倍お土産を買います。
人と会う時に買うのは実は稀なのですが、会社に帰るために買います。
いえ、別に怖いとか 怖いとか 怖いとかではなく、かわいい部下の女子社員の為に買い物をするわけです。
うちの子たちは素直でいい子たちが多いので、あれが欲しいとかこれが欲しいとかちゃんと悩まなくてもいいように教えてくれたりもします。
特に、東京などはよく行くので 「東京バナナ」限定の〜とかって詳しく教えてくれます。
ところが、今回のように和歌山に行くにしても車で行くと何が買えるかわからないという事もあり 任されます。
念のために、向こうに着いたときに「猫の駅長さんグッズがあるけどどう?」と電話で聞いた見たのですが
「食べ物」と一言優しく案内してくれました。
 
営業について出かけたので、帰りに疲れているところ悪いけど・・・とSAに寄ってもらいました。
街中は和歌山駅構内ならともかく20時ごろには商店街も閉まりかなりひっそりしていて予想に反して何も買う事が出来なかったからです。
で、SAに行くとそれなりににぎわっています。
「〜まんじゅう」とかが簡単でいいとは思うのですが、「あんこはダメ」とか他の女の子の事を気遣う女の子の声が聞こえてくるので却下。
そうすると、カステラの生地でバタークリームを巻いたようなお菓子がほとんどとなります。
他には堅いシュークリームの皮に キャラメルのような硬度のクリームや、うなぎパイの亜流のような生地に名産を入れました(バターと砂糖で名産品の味も香りも・・・と思うのですが)というようなもの。
やむ終えないのは当たり前で、私とて土曜日の夜に買って月曜日に渡すまで車に置いといても溶けたり変形したり、食べられなくならないものを選ばないとダメですし、お店としてはいつ売れるかわからないわけですから 日持ちのするものを必然求めます。
結果的に「名物にうまいもんなし」という事を言われることになるわけですが 実際のところ私は和歌山ラーメンも好きですし おまけのように置いてあるお寿司も大好きです。
そのまま出てくるとそんな事を言わせないのにと思ったりするわけです。
ただ、問題なのは「うまいもんなし」の部分で 素直な子たちはしっかり「まずい」と教えてくれるからです。
上司としての威厳を確保するためにも頑張らなければ・・・というわけなのです。
 
まあ、前述の話はさておいて
今回もSAで買い求めたのは 無類のバームクーヘン好きが女の子の中にいてくれているおかげで「ミカンバームクーヘン」というものを買い求めることとなり この辺りは一人が好きだとわかっているとその子の判断を他の子が待つので いきなり「まずい」とはならないのが良いので 用選択だったと思うのですが 箱入りでいくつか入っていて630円でした。
それでは人数に満たないので、同じような(ここでバランスを崩すと あたりを引いた子はいいけどはずれを引いた子に不満がたまる。しかし同じもの二つだと不満が出る)バランスのものをもう一つ買い足す必要が出てきました。
これが530円(逆かもしれない)と二つで1000円強の金額でした。
お土産をかいなれているとここで「??」と思ったわけです。
お土産ものの価格は、「空港」や「駅」で買う時の価格は1050円(税込)が普通です。
時によっては1000円(税込)と言う事もありますが この価格は1000円札を渡して効率よく処理できるようにです。
忙しい店舗で処理できるように編み出されたもので、内容量を調整して どこも同じような価格にすることが駅内等の売店で販売できるようにするための条件だからです。
で、上の商品の価格がそれと異なる辺りがおかしいなと思うところ。
ちなみに東京バナナ等も1050円からです。
 
不景気の影響はこういったある意味どうでもいいとは言いませんが 人の気持ちで成り立っている物にも出ているのでしょうか?
おそらく お土産物に使う金額が1000円は出せないとなったのかもしれません。
もしかしてもっとうがった見方をすると 1000円を払えるほどの関係の人が減ったという事なら悲しい事です。
私などは、数万円もするものを貸していただいたりと 幸せな生活を送れていると思えたりもします。
まあ、ともかく売れ筋が 1000円→500円(近辺)となったことで一気にお店のレイアウトが そうなってしまったのかもしれません。
できれば1000円ぐらいの前述のような不満要素を出すことになるので 入り数がそれなりに入っているものを選択したかった私にとっては嫌な状況にはなっています。
ただ、店舗のかなり多くの部分を500円〜600円が占めていることからも 和歌山だけというわけではなく全国的にこの流れは広がることとなるかもしれません。
もしかして、ここを見て方向転換の必要性を考えるお土産物屋さんが出たりして(笑)
 
見えないところに潜み寄るこういった変化。
無意識で選択している人は気がつかなくても 進んでゆくものですね。