ポイント制度

何か買うとき少しでも安く買いたいと思う気持ちは ほとんどの人にあると思います。

勿論、私にもふんだんにあります。

大阪では「勉強してもらう」なんていう値引きを促す言い方があります。

これは、市場価格とはずれているものを指摘する言い方が 値引きそのものを示す言葉に変わったなんていう本当かどうかわからない生い立ちが伝えられているように商人の町の大阪では見当違いの価格は勉強不足と見なされているわけです。

商品の価格と言うのは固定されているものもあるわけですが 基本的には市場心理によって変動します。

スーパーのチラシなどを見ていると、この商品が安いとお客の目を引くという商品が並んでいたりするので勉強になるわけです。

 

インターネットを当たり前に使う時代になると 検索するという事が簡単にできるようになり 比較サイトなどもあるので物の値段と言うものを勉強することがより簡単になりました。

勉強して思うのは、販売する側も勉強するので今度は差が出なくなってしまうのです。

勿論、一時的なセールなどではそれ故に衝撃的な価格を設定しやすいという事も出てくるわけですが そもそも消耗品でもない限り安いからではなく必要だから買うとすれば その効果は本当は限定的なものなわけです。

 

比較されると価格でしょううぶすることが難しいのは間違いないわけですが 最近ではそれだけでは比較しにくいものが出てきています。

いわゆる、ポイントと言いうやつです。

CMでは数10パーセントのポイント還元がうたわれていたりするので それを値引きと換算すると下手な価格差を上回ってしまうわけです。

なら、ポイントが付くところがお得なのだろうとなると このポイントという制度は日本のお金の様に統一したルールが設けられていないので 使える用途が限定されていたり 利用時に制限があったりと難しいルールが設定されています。

では、それを加味してどれが安いのかと言うと 単一基準での比較が難しくなってしまうわけです。

 

例えば。1000円の商品を購入したときに10%のポイントが付いて来ると書いてあったとしましょう。

これが、「2000円以上の購入に限る」と書いてあると適用されないのは分ると思います。

では「1000円以上の商品を購入したときに」と書いてあると無条件に100円分のポイントが付くと理解できると思います。

ですが、これが付かないパターンがあるわけです。

一つはもっと小さな字で説明が書いてあるパターンで この中には「本体価格」と書いてあると 単にこの商品の部品とかは関係ないと取ってくれればいいのですが こう表記されている場合は多くの場合消費税抜き価格の事なので 本体価格が900円なので 適用範囲外となるわけです。

これは適用範囲の問題ですが、額となるともっとややこしくなります。

最もずるいのは 「最大付与額」と書いてあるやつで 例えばここに10円と書いてあると 1000円の10%の100円のうちの最大付与額10円のみがポイントとして還元されるわけです。

細かいので言えばさっきと同じ本体価格となっていると 900円の10%なので90円となるわけです。

他にも支払方法が限定されたりする場合があります。カード利用の場合のみとか・・・

 

セールの重複適用なんてのも判りにくいやつで 通常ポイント50%にさらに今回10%のポイント適用となっていると 単純に1000円の60%のポイントで600円帰ってくると思ったら 1000円の50%ポイントで500円相当になって それの10%なので 50円で合計550円のポイントだったというパターンも。

一番悪意のあるパターンは、1000円の10%のポイント還元で100ポイント付くのはいいのですが1ポイント1円と言う思い込みだけでこれだけでは1ポイントの価格がわからない事で 1ポイント0.5円だったり 1ポイント0.1円だったら実質的には1%帰ってくるだけと言う物があるわけです。

通貨の様に決めごとがあるわけではないので そこは作った側がじ通に決めることが出来るのでいろいろな仕組みを作ることが出来るわけです。

 

あとは、買い物に使えるのは同一店舗のみとか 10%以上の割合で支払うことが出来ない(残り90%はポイント以外で払わないとダメ)等など いろいろな手口があるわけです。

これは詐欺案件ですが付いたポイントを使う方法がなかったというものまで

情報弱者と言われる人だけではなく いろいろな人がこれに踊らされているわけです。

毎日広告見ますよね!

 

実は昨日とある飲食店で キャッシュレス支払いを2000円程したら

携帯キャリア値引きで 最大50% 上限1000円のポイントバック

地域振興キャンペーンで自治体より 最大20% 上限3000円のポイントバック

キャッシュレスキャンペーンで3%のポイントバック

通常ポイント 1%となってポイント還元が1400円分程になりました。

このパターンですが ポイントを支払う団体が全て異なったために 購入金額の税込額にそのままポイントが付いたのでこんな金額になったわけです。

こういうパターンもあるんだなと ちょっと感動したわけですが それの何倍もごまかされているしと思ったわけです。