19時25分の飛行機で大阪に帰るのですが、１７時には空港に着いていてラウンジで。
晩ご飯がないという連絡をもらったので、レストランに行くために店を出る。
おみやげを漁っていると、飛行機の欠航の案内が。
未だ一時間半以上あって 私の乗る飛行機以前の便が止まって気の毒な・・・と思って聞いていると 欠航になるのは１９時25分の案内。
いきなり血の気が引く。
こうなるとカウンターに早く着いた人だけが今の便に乗って大阪に帰れると。
過去の経験というのは有り難いもので体は無意識に走り出す。
エレベーターもエスカレーターもまだるっこしい。
手すりを握って 一段飛ばしで三階から一気に一階に。
二回の踊場に着いたところで また放送が。
止めてくれ！ と叫びたくなるのは競争が増えるから
ただいまお伝えした欠航の放送ですが・・・
踊り場にいて良かった、体には前に進む勢いが着いているが 足は既に止まっている階段だったらそのまま落ちていただろう。
お伝えする便を間違えておりました・・・・って をぃ！
思わず心の中では手が出て突っ込んでしまいました。
マンガでは良くある手法ですが 口笛を吹きながら首を左右に振って何事も無かったのように歩きたい気分。
踊り場に一段とばしで駆け下りたら 当然踊り場ではブレーキが必要。
体重もそこそこあるので どん という音とともに両足を付けて着地したことは同じフロアの５ｍ四方で知らない人はない。もしかしたらもっと遠くまで。
そして 取っ手をちぎれんばかりに前につんのめって止まったのはアナウンスのせい。
音で注目を集めて、ポーズで笑いをとる。
残念ながら私はお笑い芸人ではなかった。
普段は入らない 中華料理の店に逃げ込みました。
息が切れていて食べ物もビールもおいしくない。
表に出たときには その時二階にいた人は全員いなくなってますように とお星様に向かって合掌
