キーボードのあり方

最近タッチタイプのデバイスが増えてキーボードのないものが増えてきたのですが、困ったことですか?
個人的には困った事なのですが、実際のところどうでしょう。
 
入力デバイスについては 最も大きなポイントとして「慣れ」という要素が関わります。
最近事務で入ってくる女の子なんかがそうですが テンキー入力が非常にうまくPC用のフルキー入力を見ていると会社にいる勤続年数が見えるようです。
やはり学生時代に習う程度では熟練とまではいかないようです。
それでも経験を積むとやはりPC用のフルキーボードでの入力が楽になるようです。
あとはテンキー。
会社で使うPCをデスクトップにする理由の一つはこのキーが付いている事。
伝票の入力は金額や数量、商品コードに至ってもテンキーの登場回数が多いわけです。
ないと大きく効率が下がります。
ノートPCを私が使っているということは 女の子ほど伝票を打っていないという事ですね(笑
 
携帯デバイスに関してはめっきりキーボード派で、現状はE71Xperiaのどちらにもキーが付いています。
S21HTにはついていないのですが こちらはモデムとしての用途がほとんどなのでそれが弱点にはなりえないわけです。
世間ではタッチパネルでの入力の携帯電話が流行っていて やはり最も有名なのがI-Phoneでしょう。
ディスプレイにキ-を表示させて その部分を指で押すわけです。
表示するのはテンキーだったり、フルキーだったりと様々です。
画面サイズに制限があるのでキーの大きさは大きいほど入力しやすくなるものの 入力に対するタッチ数が増え
小さくなればタッチ数は減るものの キーのサイズが小さくなるので押しにくくなる。
例えばフルキーなら、電車で座っているならフルキーを表示しての入力も可能でしょうが これが立っての通勤となると指の動く量が大きくなるので使いにくくなる。
バスに乗り換えると振動で細かいキーを狙って押すのが大変となり テンキーでの入力がいいと感じさせられます。
逆に記号入りの文章などを打ち出すと 切り替えがまだるっこしくなってテンキーからフルキーに切り替えたくなる。
どちらにもジレンマがあります。
結果的に慣れたものが良いという結論となります。
 
スライドキーの端末は使い難い
私も同じ意見だったわけですが、最近は少しだけ宗旨替え。
キーをしまった状態でタッチパネル形態として使うので テンキー入力を。
長文が欲しい時には、フルキーでの入力と使いわけでいます。
Xperiaからの日記のポストがハードウエアキーの入力となっています。
開く事も少ないのですが何かの時にあるとうれしい装備です。
 
どの入力方法が望ましいかと聞かれると どれも長短あってこれと言って決まらないわけです。
確かにぱたぱたと広げて使うキーなどがあると便利でしょうが、立ったまま打つのには邪魔で使えない。
すし詰めの通勤電車で新聞を広げて読めないのと同じ理由で 文庫本を持ち出さなければいけない理屈です。
大きく見積もっても文庫本サイズで、片手で支えるとなると親指だけで入力できるのがベストなわけです。
空気中に仮想的にキーボードを置こうが、ジェスチュアで入力する仕組みができたとしてもどちらもこの状態では使えません。
音声入力なんてとんでもない。電車の中で電話しているだけで睨まれる国でそんなことはできようはずもないのです。
精神感応入力でも出てこない限り画期的な入力方法など結局出てこないわけです。
 
国民性と言っていいのか、海外ではおそらくあまり見る事の出来ない風景。
もちろん、アジアでは珍しくないのですが まあ日本人ほど携帯電話をいじっているイメージはありませんし
入力をしているとも思えません。
少し外れればそんなに混んだ電車に乗る人は、こういったものを使わなければいけない(仕事などで)層では無くなってしまいます。
国際的基準に従って設計された入力装置が海外から導入されてきますが 日本人の感性とずれた形で 結局どこまで行ってもなんとなく違うという気持ちが残り続けるのかも・・・
ちなみに私も電車通勤では無いので、入力に関しては一般性を欠いているとは思うのですが・・・