サービスの本質

基本的に客が求めているものを提供するのがサービスの本質で、実は必ずしも厚化粧が良いわけでもないわけです。
女性に例えると、手も触れられないぐらい完璧に服を着こなし、化粧も完璧の女性を展示会などで見るのも楽しいわけですが、化粧っけの無い女性にも魅力を感じるわけです。
前者は、毎日隣にいられるとつかれてしまうわけで、逆にここに来たから会えたと言うイベント感が良いわけです。
旅行に行って、新しいものに出会ったりするのもありますが、温泉のように安らぎを求めて行く場合もあります。
旅行なら非日常なのですが、多くのサービスの場合日常に使うものなわけです。
と、言うわけで 私はGoogle EarthよりもGoogle Mapをよく使うわけなのです。
 
例えば電話なのですが、テレビ電話と音声の電話があります。
機能的なことや料金のこともありますので一概にとは言えないのですが、テレビ電話を使う機会ってそんなにありますか?
電話でダメならPCなのですが、卓上のPCにメッセンジャーなどを使っている人もいますが、ビデオカメラをそれに繋いで毎日と言う人がそんなに多いわけでもないのです。
オフィスでは業務効率を上げるために隣の席との間に衝立てを立てるぐらいなのですから見えることが必ずしも良いわけではないのです。
カメラが・・・って事はないはずです。
バカの一つ覚えのように最近のノートPCには液晶画面の真ん中上部にカメラがついていることも少なくないわけです。
あれを活用している人を正直見たことが無いので・・・・
 
Blogが流行らなくなったのは置いておいても、最近情報の交換がTwitterで行われています。
言葉通りつぶやきなので、私は「おはよう」をつぶやくぐらいなのですが 最近では自身の情報等もここで流されていますし、芸能人のどもつぶやきなどもここに流れたりします。
確かに日常が近くなったようで共感はできるでしょう。
ただ、私のような古い人間にしてみると、Nifty Serveの頃の掲示板を見ているようです。
勿論、あの当時は携帯デバイスで見るなんてことは想像もつかなかったことなのですが・・・と言いながら、ノートPCにモデムつけて電話回線でやっていたような気がします。
引き出しの中には電話機に取り付けるカップラも未だ入っていますから。
 
電話もそうで、昔から実はあまり進歩していません。
色々な機能は付きましたがメインとなる点は音声で相手と話せること。
Twitterは共同掲示板で、みんなで書き込んだことがみんなでみられると言う事。
ただ、その間には画像によるサービス、アバターにより擬人化されたコンピューターが話たり、仮想現実の世界を歩いてみたりと進んで 結果的に元の形が流行っているわけです。
一つは人の問題で、新しい仕組みを受け入れられる(古いものから抜けられない)人達がいることと、そこまでは必要ないと必要性から要求しない人。
ただ、どちらのサービスも新しい技術をあまり必要としないジャンルです。
音声通話はデジタル化されていますがそれは使う側には関係ないことで実はアナログでも十分というかありの世界。
Twitterもリンク先にゆくとなればともかく、つぶやくだけならPHSの通信速度でも十分なわけです。
一流芸能人ならともかく、普通に暮らしていればBlogを更新するほどの事件が毎日あるわけでもなし・・・
つぶやくぐらいが精一杯というのが普通なのかと。
結果的に「発信」ということを考えると、そう 発信することってたくさん無いのでしょうね。
故に、サービスも・・・・