NOKIA N900ってご存知ですか?

昨日購入したわけですが、実は私も詳しくは知らないのです(笑
じゃあなんで購入したのだというのは 昨日書いた通り。
もう一度言うと、アメリカで安くで出たという話があって何とか乗っかりたいと思っていたわけですが 実はやってみると結構大変そう・・・という話で流れてしまったわけです。
リスクの割に得られるメリットが少ないから 引き下がろうは正しい判断です。
問題は私にその判断ができないというのが最も問題なわけですが・・・・・
この場合は、間でリスクを検討してくださる方がいらしてなんとか・・・・という情けない状態でした。
端末としては 当然NOKIAなので昨年の発売から見ていたわけですが、NOKIA Internet Tabletの後継機種という位置づけの物でしょう。
 
昔からNOKIA の Internet Tabletだったり Comunicatorだったりというものには興味津々なれど 一度も手にすることのない高嶺の花でした。
最近でいえばNOKIA E90などがぎりぎりまで粘って購入できなかった端末です。
1〜2日使いましたが、当時 NOKIA E61を使っていた私には 夢のように使いやすい端末でした。
海外版のNOKIAでは日本語入力環境が非常に怪しい状態においても使いたいと思わせられるものでした。
現在であれば、プログラム一発ですから 非常にありがたい話です。
まあ、Comunicatorに話がそれたのでIntaernet Tabletに話を戻すと 電話ではなく Internetを見るための端末です。
「何が?」と言われてしまうかもしれませんが 当時の電話の多くはそれができなかった訳です。
電話は電話、InternetはInternetで、電話にできるのはWAPブラウザと呼ばれる少しだけ画像の入った専用ページを見る程度の機能しかなかったところに 4インチぐらいのディスプレイをつけたInternet専用の端末が登場したわけです。
もちろん、それしかできないというとつらい感じもあるので代々、メディアプレーヤーとしての機能も豊富でした。
N900にもあるのですが、本体を立て掛けるためのスタンドが付いています。
机の上において鑑賞できるような作りになっているわけです。
 
Internet TabletはOSとしてUnix系の(と書くほうが分類しやすいですね Linuxとかくとね・・・・)OSを搭載した Symbianではないものとして登場しています。
N900のようにキーボードがあったり、なかったり、ストレージとしてSDカードが二枚刺さったりと 携帯電話ではない端末として独自の世界を走るものでした。
そして、少しだけ前に出した、電話でありながら フルキーボード付のビジネス端末として存在するComunicatorも 私にとってはクラムシェルでありながら電話とNOKIA独自の進化を進めた端末という認識でした。
前述した、E90をもって新型機は出ていないのが現状でした。
 
おそらく両者の後継という位置づけの端末として登場したのがN900かなと思うのですがこれは勝手な思い込みです。
ビジネス端末のEの型番が付いていないので Comunicatorじゃないと言えば間違いなくそうですから。
また、Internet Tabletとしてもそこまで割り切ったものでないと言えばそうですから 違うのかもしれません。
ただ、新しいプラットフォームとして Linuxを搭載した端末としての登場です。
基本的にNの型番を持っていると言う事はNOKIAにとってはマルチメディア端末としての位置づけかと思います。
Internet TabletもN800とかN810でしたねそういえば・・・・
 
実は、前述のComunicatorと呼ばれた端末とかInternet Tabletと呼ばれるものほどは興味はなかったのです。
7万円を超えるハイエンド機で、見かけはサイズも含めてHTCなどから登場している スライド式キーボード端末としか見えない形状で、Internet Tabletもないもんだという認識です。
電話機能も付いているといえば そんなに興味の魅かれるものではなかった訳です。
調べないとなにも生まれないの原則通りで 前述の事件があって安いかもしれないと言えばおもむろに調べ始める。
ARM系のプロセッサの中では細心に属する高速モデル Core-A8タイプのコアのCPUを搭載している Linux機だと言えば 簡単に言うと通信機能付きの NetWalkerという感じのものです。
もちろん、アプリケーションの(というかOSの)開発はNOKIAもやっていますので Flash(確か9.4)に対応していたりと基本機能もかなり整ったものになっています。
動画再生支援機能も搭載しており、HD動画の再生も何となくやってしまいます。
液晶が800x480ですから HDと言ってもどこまで詳細化はわかりませんが N900のデモビデオが入っているのですが これは再生の質感などもかなりのものと思われます。
じつは欲しい欲しいは高まっていたのです。
 
今回の出張では、まあ電気街に行くこともありますのでもしかしたらとは思っていましたが ここまでの経緯でComunicatorなどは中古で探してもめったに出てきませんし決して安くはありません。
また、出てきた中古も驚くほど使い込まれたもので これでこの価格は嘘だろうと思うものが少なくないのです。
ただ、現在持っている人は壊れたりした時のための 予備機だったりと確実に購入する層がいることからも価格は全く下がらないわけです。
ここだけの話、最初にそのあたりが爆発しそうになったのは 実は香港ではなく台湾の「西門」のあたり。
月額の契約さえすれば ただ同然と言いませんが普通の変哲のない端末とそう変わらない価格でN900が購入できるという販売がされていたあたり。
日本と同様でそういった販売をしているショップにおいて本体単体販売は あまり快くしてくれないので その場で購入することはなかったのですが もしかしたら期待が持てると・・・
 
香港に到着すると、ホテルは旺角にあります。
出口によりますが、D2の出口から出ると先達の前を歩いて行くのが近道のホテルです。
MTRを降りたところで出てくる改札の場所でEの方かDのほうかで・・・・いやいやそれは言うまい。
到着した日は日が変わるころなので もちろん開いてようはずもない。
しかし、翌日はKCRに乗っていますのでホテルに近い降り口は旺角東というところで降りて つい道をまっすぐ歩くと先達の前に来ます。
前に来たらしょうがないから入ると かなり下がっていました。
新品でHK$3300ぐらいで まあ、新品がどこまで信じられるかですが見つけられます。
二手99%新でHK$3100ぐらいとなっていました。
まあ、興味はないのですが 表に出て両替所を見てみると両替レートが 0.089と空港で見たよりビックるするほどよくなっていました。
つまり1万円出すとこのあたりは手数料込のレートなので890HK$となるわけです。
で、3100を割り算すると4万円を割り込むわけです。
というか3万円半ばという円高の投機レートもあり 非常に素晴らしいことに。
レート計算と、価格の比較を始めると 頭がぼけてきます。
何度も端末をみて店によって価格が違うので再計算を始めると 細かいレートを調整するのがめんどくさくなってきて 脳内変換ではホテルに帰るころには 頭の中ではレートは0.1ぐらいとなっていました。
で、とびっきり安い二手を見つけたのがHK$2400でこりゃーいいと思ったら 思いっきりぶつけたようで横が凹んでました 実働は問題ないと言われても・・・・・
結局すごすごと引き返したわけです。
閉まっていて入れない店には もう少し安いのが見えていたのですが・・・・・
仕事が終わってからなので 言っているうちに閉まって嫌でもその日は終わったのです。
 
翌日は朝からマクドナルドの朝食をとって、そのまま6時間止まらずに歩き続けました。
ようやく無料のラウンジを見つけてスナックをごちそうになり一息ついて、その後の為にホテルにカバンをおいて先に進むべく帰ると 習慣でしょういつもの出口に。
前を通ると暗くなってますので やけににぎやかに見えます。
そういえば昨日開いていなかった店は開いてるかも・・・・・
気が付いたら ふらふら引き寄せられていました。
当然開いていて 何人かの客の対応に忙しそうな店員を無理に捕まえてショーケースの中のものを見せてもらいました。
汚くシールを貼ってあって(識別用の紙のシールと思われる お店の端末にみんな貼ってあるが のりがはみ出ていて いかにも中古の雰囲気を醸し出していました)ま、それなりのコンディション。
難を言えばスライドがちょっとがたつくかな?程度。
昨日の凹み端末に比べれば スライドは気にならないし、ほかのも見ましたがこんなものと思える状況。
ともあれ高価な買い物ですから いったんお店を離れてほかに行きます。既に買うモードには入ってますが これが最上かどうかは別問題です。
とにかくお金もないので昨日見た両替所に。
当然昨日と同じで 両替する気満々ながら 2万円をだしてみると レートは0.09だと電卓で見せてくれるわけです。
「OK?」と聞かれると いやそれでいいの??と聞き返したいような状態。って本当はわずかしか違わないんだけどね。
つまり、両替屋さんに誰かの念が移ったのか 背中を押しに来るわけです。
手持ちのお金と足すと ご飯が町中の食堂レベルになるけどそれもOK。
牛肉チャーハン+コーラでHK$30のセットに不満はないわけです。大体最高に食べれた時でも80%ぐらいで残すのですから。
あとはコンビニでビールとおやつも買えるのは Octpasカードに残量があるから。
 
そして改めてお店に行くと信じられないことが NOKIA N900を展示してあった場所には 展示台と値札だけが・・・
頭を抱えてその場に座り込むところでした。
念のため、「NOKIA N900」と指差してみたところ お店の人の座っている席の引き出しから出てきました。
買う気満々の表情を読まれていたのでしょう。
それに 「I'm return」とか怪しいことを言い放って出てきたので信じてくれたのでしょう。
「Check it!! and Discount Please!!」とCSLの黄色いSIMを出して相手の目を見て交渉。
めんどくさそうに
「Check OK!」といって しばらくちらちらこちらの方を見ながら やはりめんどくさそうに電卓をたたいた。
もともとHK$2380で 断トツこの店が安かったのですが そこからちょっと引いてくれて HK$2250と頑張ってくれました。
「Phone Only?」
と聞くと 「Yes」 と 既に会話になってないけど通じてるようです。
実際、英語力のなさを露見してますよね、おそらく身振り手振りがないと伝わってないでしょう。
「Discount」の時には指を下に振っているわけですから。
「Charge Adapter Take!!」
これも文法おかしい。 でも通じた 単純にコンセントを指差しているからです。
HTC DIAMONDの特徴的なアダプターにマイクロUSBケーブルを付けてコンセントから外して目の前に。
「OK!」ってこれは私が言ったわけです。購入決定。
両替所のレートだと ちょうど2.5万円というわけです。
 
ところが・・・バッテリーが枯れていて 起動したところで止まってしまう。
充電をかけても電源ボタンを押すと充電が止まってしまう状態で完全に空。
一応、ほかの店の人に抜釘ーを借りてくれて 動作は確認してくれたが 通話なんかのチェックまではその関係でできない。
不満そうな顔をしてると、
「OK 7Day’s Waranty」って伝票に書き始める。
どうも動かなかったら返金してくれそうです。
一応の動作は先に来たときに確認してるし、液晶もきれいに見えたので 
「OK OK」とにこやかに お財布を出しました。
向こうもにこやかな表情に一瞬だけして、また不愛想に。
クマさんのかいたコンビニ袋にアダプターと一緒に無造作に入れて商品をくれました。
箱も何もないのですからこの程度です。
唯一心配したのは バッテリーが死んでいることなので いつものTONE.COMにバッテリーを買いに行ったのですが 残念ながら品切れ。
VIPカード持ってるので値引きしてくれるのに・・・・(どんだけ行ってる??)
しょうがないのでほかの店に行ったらHK$69と 値引き額で余裕で買えてOKですね。
 
で、思い出したホテルに荷物を置きに行ったんだ。
あわててホテルに帰って シャワーを浴びてる間に 充電。
出てきてSIMをいれるとデータ通信も通話もOKでした。
これで任務完了と、リフレッシュしてでかけました。
最近のホテルは出ている間は給電されないのが不満。
帰っても空には違いない・・・・・
とりあえす シャムシュイポーに閉まるぐらいまでいて ホテルに帰ってきて
WEBをみると、をお日本語だ!!とかYoutubeが見れるとかひとしきり感心して 残っているお仕事を片づけて今日にいたるわけです。
もちろん、SIMロックなどないので どのSIMでもOKですし SIMなしでも動きます。
いろいろファイルが入っていたのは昨日の日記通り。
両サイドにスピーカーが付いていて 結構十分な音量と音。
ジュークボックスとして夜を過ごした N900でした。
気分はいっしょにおねんね・・・・
まだ、本当は日本語を話せないんだけどね。

注)たまたまうまくいった時、あまりにもひどくうまくいかなかったときを日記には書いています。地味にうまくいかないこと多数の上での話です。
  だまされたり、故障を発見できないのは購入側の責任ということもありますので ご購入の際は価格の安さはリスクの多さと単純に考え ご注意ください。
 
written by HatenaSync