OSの依存はいつまで続く・・・・

モバイル版フラッシュの開発が終了したことがニュースになった。
多くの端末が切望したわけだが、結果的に適用しきれないという結論に至ったようです。
勿論、何よりも大きかったのはセキュリティの問題であろう。
プログラムを実行させる環境を提供するという事は それだけ危うい環境を作る事にもつながるわけです。
プログラムそのものの実行をユーザー任せにするのは、将来的に訴訟の対象になりかねないというのが最近の問題で
Android Market等のようにいーPhoneやWindowsPhoneに置いても独自のマーケットを通じてプログラムの配信する仕組みを作っているわけですが SDK等を提供するだけで 無軌道にプログラムを提供するというのが、今までは管理できないものとして考えられていたので問題が無かったのですが 管理できているという実例を作ってしまうと 管理してない事が何らかの危機的状況を生み出したときに責任問題に至りかねないというのが現在の懸念となっています。
世間の常識が変わりつつある時点で いち早くAdobeは対応をしたという事でしょう。
このまま行くと ユーザーが未認可なプログラムを提供できる環境を提供すること自体が 問題になる可能性があるという変な状況に進みそうなわけです。
 
HTML5において プログラムの実行がある程度許容されるようになっています。
このプラットフォーム上で実行されるプログラムは機種依存が少なくて済むことからなんて 昔JAVAで言っていたことをそのまま繰り返して言っているわけです。
結果的にJAVAは・・・と言いたいのですがJAVAはかなり浸透しているわけです。
それはモバイルの世界でもそうで、中国製の電話の多くが画面周りをJAVAで作られているものとなっています。
本体をJAVAで設計すれば 例えばi-Phoneモドキにしたいとなった時にファームを書き換えるのではなく JAVあでそれっぽく見える外観を作り出すという作業だけで済んでいるわけです。
ブラウザのアイコンを押すと Opera Miniが起動したりと 似て非なるものを繋げて本体機能だけは 過不足があっても全て提供して画面をそれっぽく作り出せたわけです。
最近ではAndroidで作られているものが増えてきていますが 130M〜200MぐらいのチープなCPUで動くJAVAベースの電話は未だ多くの機種が出ているのです。
腕時計型電話等も多くがこのタイプです。
おかげで Opera Mini上では日本語を見ることが出来たりとしたりするわけです。
 
HTML5で少なくともFlashの置き換えが出来ると言ったのは誰だったんでしたっけ?
まあ、置き換えが出来るという前提で考えるなら 同じようなことが今後行われるわけです。
Flashが無ければ困ると言われていたのが Youtubeをはじめとする動画サイトなのですが 今やYoutubeではHTML5をサポートして 未だ遅いながらも実行できる環境になっています。
しかしながら ユーザーがそれを求めているかというと実はそうでも無くて 結果的にYoutubeアプリケーションで見るという形態でほとんどの方が見ているようです。
PC程自由度の無いインターフェースのモバイル機器で画面上のボタンを実行中に拡大縮小しながら選択するよりは アプリケーションで実行して操作する方が楽なわけです。
見終われば ブラウザに戻ることもできるようにモバイルOSもなったので 画面上で実行する価値は 画面の小ささからもあまりなかったわけです。
じゃあ、Javaで実行するというのが 画面操作などはあまり重要では無く ゲームに至ってはモバイル機器をゲーム機と考える節もあり 専用のゲームソフトが沢山あり 検証の当たるゲームぐらいしかブラウザー上で実行したくはない状態で モバイル機器でのFlashのあり方に 実質的な面で疑問を抱いたとしても不思議は無い訳です。
 
HTMLの拡張に置いて
画面の設定をより詳細に行う事が出来るようになります。
これは モバイル機器にとって歓迎されるべき点も含まれており 現在の狭い画面で表示するための画面解析は かなり経験則に頼ったものであり ブラウザによってこの解析のレベルが違いそれ故に未だに画面がおかしな表示がされる物があります。
流石に画面解像度が大きくなったり PC並の表示を持っているものが増えたので問題は出にくくなっていますが それでもあるわけです。
ある程度の区分をこれから持ちようになってくるので 本文を抜き取って見たりとかは簡単になるはずです。
勿論、それより先に本文の序章として広告を見せられるという事は当たり前になってきそうな気はするわけですが・・・・
まあ、それでも 文章だけを抜き出しての精度は上がってくるはずです。
 
ブラウザ上で実行する・・・・が 拡張された形はもう一つあります
ChromeBookと呼ばれる端末です。
先日香港でも見せていただいたのですが まるでPCなわけですが これは いわゆるOSと言われる物に依存せず ブラウザ上のExtentionという形でアプリケーションを動かすという仕組みの物です。
既に発表のあった事ですが Androidブラウザーも今後Chromeになってゆくという事なので これらの仕組みを今後は使えるようになるのかもしれません というかもうブラウザだけでいいよという形になるのかもしれません。
PCもChrome BookもAndroidも同じプラットフォームという事になればなのですが これってHTML5ってことですかね?
どうも変にずれている様な・・・・




written by HatenaSync