Windows Tabletと通信手段

Windows Tabletを使うにあたり 最近はよくUSBタイプのモデムを使っている。
HuaweiのE355というタイプの 3G/HSDPAタイプのUSBモデムだ。

 
ここまで使ってきたタイプの通信装置だが 最も良いのはやはり本体に内蔵される形となることだ。
本体内にSIMカードを入れて通信できるというのが最も便利だ。
そして、その次に便利だと思ったのは Wifiルーターとなるモデムタイプなのだが 実のところどこかに出かけたとき以外にこれらを使うことは少ない。
ちょっとした時だけで良いとなると バッテリーの充電や ほとんど携帯電話と同じ質量となる本体サイズを持ち歩くのが億劫なのだ。
故に、このUSBタイプのモデムを鞄に潜ませている。
実測で26.7gで マイクロSDタイプのメモリーカードリーダーにもなるのも便利なのだ。
 
WindowsTablet全般だが 不満点がある。
前述通りの通信機能が内蔵されていない点だ。
私の知る限りだが 今のところ内蔵されたものがない。
3G端末が登場して 海外の端末を簡単に利用できるようになったと喜んでいたら LTEになって日本は又ガラパゴスへの道をたどっている。
なぜそうなる?というわけだが 既存のユーザーのことを大事にしない通信キャリアと 思った以上に野放図に電波を割り当て続けた政府のせいであるが 
3Gでメインで使っていた2G帯という電波帯域を LTEで使うように日本のキャリアはこぞって動いていますが、海外ではこういった動きが実は少ないのです。
2.7G帯や700M帯あたりを携帯電話のLTE用として使う国がいわけです。
なぜだ??というわけなのですが 2G帯をLTEに切り替えると既存の3Gユーザーは徐々に通話できるエリアが減少してゆくので 既存のユーザーへのサービスが低下するからです。
そんなことをすれば既存ユーザーが怒ってしまうのでできないのですが それを日本ではやっています。
ただ、海外と状況が違うのは LTEでないと人ではないとでも言いかねないぐらいの広告と比較的裕福で乗せられやすい国民性のおかげで 切り替えがかなりの速度で進んでいることによって 文句を言いたいユーザーの人数がかなりの速度で減少してゆくことにあるわけです。
だが、今回のWindowsTabletの話となると 実はちょっと困ってしまう内容で
私の持っている Latitude10には通信カード内蔵型のモデルが本国ではラインナップとして用意されています。
ですが、これが日本で販売されることはないのです。
せっかくの4GLTEモデムが内蔵されているのですが 日本だけがLTEの電波帯が2G帯なので動作しないのです。
勿論、3Gモデムとしての動作はするわけなのですが それでは高いコストを払っての付加機能としては弱いので発売されないのです。
また、私のような海外端末好きには 徐々に冬がやってきていると実感しているわけです。
 
で、このHuaweiのE355なのですが 普通にUSBポートに(Latitude10には標準サイズのUSBポートがついているので便利)刺すだけで動作します。
普通のUSBタイプのモデムと同様、差し込むとCD-ROMとして認識されてドライバー類がインストールされて動作します。
Windows8には正式対応ではないのですが Windows7対応なので動作します。
故に刺せば自動的に動き始めます。
で、このモデムですが刺した瞬間に USBルーターとしても動作を始めます。
起動中はWIふぃもでうとしても動くわけです。
邪魔になるときは コンセントにUSBタイプの充電器をさして それをモデムとして使うこともできるようになっています。
海外などでもこのモデムをPCに刺すだけで Wifiモデムとして通信環境を提供してくれるようになります。
 
通信機能をPCが持たないから(WAN環境での)・・というのはちょっと前の話で Android Tabletでは通信機能を持ったものが多く出ています。
勿論、SmartPhoneから派生した機種が多いので当たり前なわけですが・・・・
WindowsTabletが・・・というのはおそらく日本ではそのガラパゴスさ故に足止めを食ってしまう可能性もあるわけです。
国際的に合わせることが大事ではなく 合わせないと量産効果が出ないので 日本向けにしか使われない商品は登場しにくいという状況なのです。
おそらくですが 将来的にはベースバンドチップの守備範囲が広がり 「日本でも使える」にはなるとは思うのですが 今のところは・・・といっている間に遅れてしまいそうで
written by HatenaSync