背水の陣

先日、自転車を購入した。
もうしばらく到着するのにかかるのだが・・・・
 
購入したのは Gusto社のRCAという自転車で かなりとがったエアロ構造の自転車だ。
エアロ構造なので 空気抵抗を減らすような構造になっています。
自転車で空気抵抗がどうかという話なのですが、エンジンがひ弱なので前から来る 風の力に対抗できないという事で
少しでも楽をすべく そういったモノを求めたわけです。
まず、根本的に体力を鍛えるというフェーズに来なければいけないのですが・・・
 
もともと、体力づくりというより人より高すぎる血中脂肪濃度を下げる為に始めたわけです。
同時に、ダイエット目的の為だったのですが なんだかけっこういろいろとはまっているわけだ。
ようやく80K台の前半に入ったわけだが いまは減らしすぎると体力が持たない事がわかってこの状態を維持して しばらく体を慣らす状況を続けているわけです。
そんな事を言っていると また太りだすのだ。
太らないためにはどうすればよいのだろう??
と、いうわけで今回の自転車を選んだ理由にもなるわけです。
 
エアロバイクと肥満なのだが
負荷が下がれば運動した割に消費されるカロリーが減って・・・と単純にならないところが面白い
エアロ形状にするということは簡単に言うと流線形にするということ。
それでいいじゃないかと言われそうなのですが、実際のところ円形というのは非常に力学的に良い形なのだ。
それを変形させるという事は 肉厚を増やすという事で それは重さを増すということにもつながるわけです。
重さを増すと 重りを付けて走るようなもので負荷が高くなるわけです。
じゃあ、エアロなんていいことが無い・・・という事でもなくて高速で長距離走るような用途であれば それも直線でとなれば こういう形状もありなのです。
 
勿論、エアロで軽ければ言うことなしで 新しい強度の高い素材を使うことで軽くすることが出来ます。
カーボンなんでいうのはその最たるもので 炭素繊維をダイヤモンドの強度に近づけることで強度を増してゆく技術です。
強ければ薄くできて軽くなるという理屈です。
ただ、ダイヤモンドの塊のフレームを作ることはできないので 炭素を繊維にして形作るわけです。
こういう方法で軽量で加工のしやすいフレームを作ることが出来るようになったわけです。
これで軽量化と今までの素材で出来得ない形状のフレームなども登場してくるわけです。
ともあれ、それでもエアロ形状による重量増は避けられないのです。
 
一般的に販売されている自転車にはある一定のルールがあります。
例えば、ここまで書いてきていてわかる通り 乗る人の体格に対するルールです。
体のサイズにある程度の柔軟性を持って対応できることとか、勿論、どんな人でもある程度乗れることというようなことです。
そのどんな人の条件に体重があります。
何も言わなければ、体重はだいたい100k程度の耐荷重を想定します。
これは海外でと日本国内との表記の差があり 海外では100kでも国内持ち込みで日本の基準の関係で90kになったりは良くある話です。
ただ、台湾で聞いてきた 話なのですが このRCA2シリーズに関しては 85k以上の人厳禁という注意がメーカーからなされているのです。
お店の人も入ってきに考えたそうですが フレームのパイプを持った瞬間に 力を入れると微妙に凹むのです。
この強さだとすると・・・と怖くなって乗るのをやめたそうです(100kはありそうな店員さん)
 
購入に迷っていたが この言葉が背中を押す一つになりました。
これは背水の陣とも呼べるもので これ以上大きく体重を増やしたときは 自転車から降りることになるという覚悟なのです。
もちろん、普通の自転車を改めて買うという選択もあるわけですが
自転車に乗るという覚悟を改めて決める一台となりそうです
written by HatenaSync