10Gネットワーク時代

Nuroと電力系インターネット回線が10Gのインターネットを提供し始めました。

そして、とうとうNTTのフレッツが10Gに対応して 各家庭に向けた10Gネットワーク時代に突入する・・・・わけなのですが。

5Gでの高速通信も始まり ネットワークに関しては驚くほどの発展を迎えると期待で胸を膨らませたいところなのですが じゃあ何に使いますか??

 

先日、ルーターを見直しWifiのアクセスポイントも新調しました。

Wifi6というのは凄いもので スマートフォンWifi接続のインターネットが400M近くまで上がってしまうという状況です。

そのすごさが数字だけ見ていても伝わらないだろうなとは思うのですが すごいことだと思っているわけです。

これが 10倍になるとすると凄すぎるわけです。

でも、私の今の環境のWifi接続で複数台の機器が4K動画を快適に視聴できる環境です。

8Kでも数台程度は可能な環境です。

私にはそれ以上 必要なコンテンツが無くて コストの上昇を抑えるためにこの辺りでいいやと飛びついていないわけです。

 

では、みんなはどうなのかというと

いま、フレッツで1Gのインターネット接続でいる人たちは 恐らくなのですが画期的と言ってもいい程の速度アップが図れるでしょう。

特に、昼間とか17時ごろとか妙に重い時間のインターネットが快適に・・・・

って、時間で速度が変わるのはみんながインターネットにアクセスしているのでインターネットの速度が遅いからではないのですか?

半分は正解で半分は間違いです。

インターネットの速度はインターネット網の速度だけで決まっているわけではありません。

今のように学生も会社員も自宅勤務だと確かにインターネットの速度が遅くなっているので半分正解の半分なのですが、残りの半分はインターネト網ではなくそこにつながりに行く回線の家からプロバイダーまでの接続の大半を支えている フレッツ光の利用の集中がその原因であったりするわけです。

いわゆる 1か所の遅い部分が全体を遅くしているという状況、ボトルネックがそこにあるわけです。

この問題が厄介なのは、例えばOCNだろうがBiglobeだろうがどのプロバイダーにおいても同様にこの問題が発生することなのです。

勿論、電力系や独自系の光ファイバーのプロバイダーはこの範囲ではありませんが 今のところは少数なのです。

 

じゃあ10Gになったらどうなるかですが確実に速くなります。

「それでも、みんなが使いだしたらまた混んできて遅くなるんじゃない?」と言われそうですが この後発生するボトルネックはフレッツの認証サーバーではなくなるので プロバイダーの速度などがスピードを決める 各プロバイダーの実力が試されるステージに至るわけです。

回線速度が速くなっただけなら認証サーバーの問題は解決できません。

その解決には、別の技術が使われています。

 

そもそもの遅い部分はPPPoEと言われる認証の仕組みで、この認証がNTTのサーバーによって行われていました。

すべてを一括で管理する仕組みなので 一か所に負担がかかってしまうわけです。

これは、たくさんの人のアクセスを限られたIP資産を効率的に使って割り当てる良い方法なのですが それ故に処理件数が増えてくると大変な負担なのです。

なので、IPv4→IPv6にすることによって 直接プロバイダーに接続できればその問題も解決するわけです。

それが IPoEという仕組みで これによりプロバイダーの認証で接続されるのでプロバイダーが速ければインターネットが速くなるという変更がなされています。

なるほどそれなら速くなるのも納得というわけなのですが この仕組みだけでいうなら10GでなくてもIPv6対応のプロバイダーで+V6の契約をすれば誰でもがその恩恵が受けられる仕組みなのです。

この仕組みにより 特に通信が集中する時間帯などは画期的なほどに速くなるわけです。

遅い時は早くなるけど最高速度は変わらないという状態ではあるのですが。

 

そもそもなんですが、「最高速度が不足している」のか「混んでいる時間が遅い」のを遅いと言っているのか?

ゲームなどをしている人ならレイテンシーと言われる遅延時間が長いのか短いのかという事もIPoE接続で解消されるので それも変わらないわけです。

もし、「最高速度が不足している」ひとは なんの最高速度が不足しているのでしょう?

例えば「WindowsUpdateのダウンロード速度が解消する」ということは はっきり言って変わりません。大手のダウンロードサイトクラウドサイトの殆どのアクセススピードが変わることはまずありません。

なぜなら、多くの人にサービスを提供している会社なら 一人の人がサービスを独占しないよう制御しているからなのです。

マイクロソフトのダウンロードでいえば上限が決められていてそれ以上の速度でのダウンロードはできないようになっています。

 

では全く無駄かというと 次のボトルネックが問題になります。

プロバイダーの速度を除けば 光回線の分岐の問題で 1Gの光回線は最大で32分岐にされて提供されています。

1G(局内では1.25Gなので割り算はこれで計算)÷32なので40G弱という速度が割り当てられていることとなります。

勿論、全員がフルスピードで使っているという事はまずありえないので それ以上の速度は出ますが そうなるかもしれないという速度なのです。

これが、今はユーザーも少ないことから改善する可能性があります。

ただし、30Gを超えるとインターネットは快適と判断されるのですが・・・・

 

では、だれが使うかというと サーバーを自社で立ててそのサーバーとファイル交換するというならとんでもないスピードが出るかもしれません。

そういう人ならこういったものを切望していたかもしれないので喜ばれるかもしれません。

それ以外の人は 高いコストを負担するよりも PPPoEの問題をとりあえず回避してしばらく様子見が正しい姿かなとは思うわけですが 正直それだと売れませんよね 回線。

なので、宣伝のために「10Gネットワーク時代」というこのBlogと同じタイトルが必要になったわけです。

広告の為の高速化なのですが、選択されますか?

 

で、ハードウエアの問題もあるわけですが これはそのうちに・・・・