私は今PHEV(PHV)という半電動車に乗っています。
日常生活の殆どは電気だけで走り、遠出するときだけガソリンを使うというスタイルです。
日常生活には通勤なども含まれていて、それらのコストが電気代として計算されているわけです。
そして、一時期テレビで毎日のように何度も聞いた宣伝の「オール電化」にもしていますので 他の家庭より電気代は高いのですが ガス代が0円となっているので全体的にはお得になっているのではないかとは思います。
ただ、給湯器の価格などが異常に高いのでそれを回収できるかどうかは疑問なのですが・・・
電動車が お得ですというのに関しては第一に税金が安いからと言うのがあげられます。
優遇税制とかいうのもありますがそれ以上に大きい要素として計上されているのが ガソリンにかかっている道路利用税の部分を電動車の場合払っていないというのが大きな要素となっています。
故に大規模な設備の償却費の必要なエネルギーとして高めの電気での走行でも、ガソリンによる走行と変わらない(安くはならないのがポイントです)費用で走ることが出来ているのです。
同じ原材料価格による走行距離コストとなると圧倒的にガソリンのほうが良いのはあまり知られていないと思うので。
そして、この先がガソリン車に比べて安くなる点ですが 多くの方が夜間に充電して日常に利用するので 電気の使用量の少ない夜間の電気代で充電すると 昼間の時間の1/3から1/5の電気代の為圧倒的にお得になるわけです。
私は夜間電力が使えるときにタイマー充電しているので、毎日往復30kぐらいの通勤と買い物で 毎月1500円ぐらいの電気代がプラスされている程度なので ガソリン価格に転嫁すると8L程度で1か月の通勤を賄っている感じなので非常に安くて済んでいるわけです。
ずるいといわれそうなのですが
その分、本体価格が高いのでその程度では回収できないレベルなので 電動車両の普及が進まないわけです。
他にもオール電化でないので夜間電力がお得でないとか そもそもマンションや賃貸なので充電設備がないなどいろいろな条件がありますが すべてをクリアできているのでなんとか少しお得になったという程度の話なのです。
今後の普及を考えると もっといろいろなお得感が必要な訳なのですが
で、なのですが ガソリン代が上がっています。
原油価格が上がって、その上ドル高なので上がり放題で政府の協力金など抑制にしかならずに下がるほどじゃないのです。
人件費も輸送コストもうなぎのぼりなので 原油価格の補助ぐらいでは上昇は止まらないのです。
それに対して、電気会社は生活のインフラと言う側面を持っているために価格の決定権は政府にあり承認なしに上げることはできません。
1年で上げることのできる金額も決められているために既に今年は上限までの価格上昇を申請しているのでこれ以上上がらないので、電動車にとってはお得と言いたいわけですがどうもそうではなさそうなのです。
確かに電気代の上昇額は上限に至っているわけですが、電気代の配分を変えてきたわけです。
いわゆる今まで安価だった夜間電力を上げで、昼間の電気代を調整するといいう方向に。
今来ている案内によりますと 夜間電力は約1.5倍の値上げとなります。
簡単に言うと、電動車に乗っている人の電気代は1.5倍に上がりますといわれているのと同意語です。
誰も問題にしないようですが、燃料費が1.5倍に上がりますけどしょうがないですよねってインフラほかにありますか?
この資料は12月20日に作られていて適用は 今年の7月からです。
さて、電動車の販売店に行って電気代の計算を見ると 当然 今の料金での計算で 電気料金の変更で計算が変わることがありますと小さな文字で書いている程度でしょう。
というかこれに気が付いている人はどれだけいるのでしょう?
ゼロカーボンとか ほんの小さな改善ですらニュースにするマスコミは こういったことは報道しないのか気が付かないのか?
なんか、これって電動車の普及に一気にストップをかけるような話なのですが 形だけのゼロカーボンな人たちにはどうでもいい話なんでしょうね。
勿論、これで割を食らう電気手今日業者の方には同情はしますが・・・
ちなみに、エコキュートの電気代も1.5倍に・・・・