上のほうが実の有る話なので下は興味のない方は忘れてください。
FX1もやったのでついでにFZ1も、
FZ1は手ぶれ防止装置のついた初の普及機だったと記憶します。
勿論、発売すぐには買わずひたすら次の機種が出て中古価格が下がるのを待ち続け買ったのですが。
FX1とFZ1 CCDから見る性能は勿論 FX1の300万画素が FZ1の200万画素を上回るのですが、そのレンズ口径と 36m換算で420mという夢のようなズームレンズん引かれて・・・ってこないだもやりましたよね。
で、今日の本題は CCDとレンズ径なのですが レンズは大きければ大きいほうが一般的には良いことになっています。(また誰かに突っ込まれそう)
また、大きければ大きいほど焦点距離が長くなるそうです。
つまり大きな口径のレンズをつけると、レンズのユニット全体は長くなるのです。
同じ明るさだった場合、光を粒として考えてください。
1mのお皿と、5mのお皿の上に雨が降った場合 5mのお皿に溜まる雨の量が多いように 口径の大きなレンズは 物理法則上では明るいレンズになります。
そして、それを虫眼鏡で紙を焼くように焦点距離を合わせてCCD上に映すわけです。
大きな口径から、小さく絞れば絞るほど明るくなります。
しかし、レンズにもアナログ的な限界はあります。
あまり絞りすぎると、ぼけちゃうんです それが解像度になります。
もちろん、この上記2点とも レンズの性能によって大きく変わりますので同じ素材、同じ技術を使った場合の話です。
レンズは、焦点距離を合わせるということであれば 被写体の距離によって 焦点距離が変わります。ですので ピントを合わせるという行為が必要になります。
ただし、ある一定以上の距離になると 例えば15mぐらいを超えると 被写体までの角度がだんだんレンズに対して水平に近づき ピントの調整がどんどん細かくなってゆき調整不能(レンズの解像度を超える調整範囲に成る場合が大半です)となります。
カメラのピントを見ると解りますが 1〜3〜10とか同じ距離でも、遠くなればなるほど目が粗くなり、そのうちに ∞のまーくがでてそれ以上の調整がなくなってしまいます。
逆に、レンズ径を小さくし、CCDのサイズに近づけ 全ての領域でピントを合わせる必要がなくなります。
というよりも、ピントが常に合っていないというかぼけた状態でもいいやっ とあきらめる方法があります。
一般的にパンフォーカスという方法で、多くの携帯電話のカメラがそうです。
200万画素近くなっても、ルーズな絵作りに成る場合が多く見られます。
もちろん、レンズ自身もプラスチックの成形物。解像度も明るさも凡庸な物を使っています。
では、教科書どおり 大きなレンズ径 長い焦点距離(ピントが細かく調整できます)にするとカメラとしては大きくなります。
で、一眼レフと呼ばれるカメラは 大きくなりがちです。
FZ1はライカ(古くからあるレンズメーカーで明るくコンパクトなレンズを作ることで有名です)のレンズのお陰か、全域で明るく(普通はズームを使うと暗くなる)当然、CCDにあたる光量も多く シャッター速度も速めになり 写りやすい写真になります。
CCDにも 最低限光を感じる明るさから 最大限色飛びを起こさない明るさが決まっています。上限を超えることは稀ですので 加減に向けて調整します。
もともと暗い場合が多いので、少しでも明るくなるようにします。
しかし、どうしても暗い状態で撮影しようとすると CCDに多めに電気を流して少しの信号変化も捉える方法もあります。
しかし、この方法は CCDに余計な負担をかけ発熱を促し それ故にCCDにノイズを発生させやすくなります。所謂、ISO感度を 100→400にすることです。(方法は一つではないです、プロセッサー側で推測増感する機種も有るそうです その場合もノイズが発生するそうです)
そこで、手ぶれ防止機能を搭載し、シャッター速度を無理に高くしない設定を行ったようです。
ボディーが旧知のカメラのようで少し大きめなのですが、持ち歩いていると 何か見るたびに取り出して撮ってみたくなるカメラです。
他にも、光学式ファインダーに該当する場所に 液晶ファインダーが内蔵され フォーカスをあわせきるほどの性能はないように感じますが、現在の撮影枚数やなんかのインフォメーションも出ているのが非常に好感が持てます。
カメラを支える上で、ファインダーを目で見ている状態は、脇を閉めてカメラを支えている状態に成り 安定した撮影が可能になるのもこの機種のポイントだと密かに思っています。
以上、技術論なのか感想なのか、愛着なのか解らないのですが、FZ1はかなりお気に入りの一台です。