PDAで使うインターネットの速度が遅いって・・・

同じページをPCで見た時と、PDAで見た時で速度が大きく違います。このときにPDAでの満足度がPCの100%に無いからかもしれませんし、画面サイズの関係で見渡せる範囲が表示されたら良いからかもしれません。
PCで、現在出来るのか出来ないのかしりませんが、画面設定を640x480でインターネットを表示したりすると驚くほど早いことに気が付いたりもするもんです。
最近はあまり騒がれなくなった、PHSでのフルブラウザも32Kという回線速度に制限を受けている事も含めても遅すぎて我慢できない人が沢山いたようです。
勿論、回線速度、CPUの速度がその速度を示す重要なものの一つである事は間違いないですが 通常のHTMLで作られたHPであればCPU自身の負荷がそんなに大きいものでは有りません。ブラウザによっては、画面の表示を制御するために表示のサイズや画像のサイズを調整しているものがありますからこれはCPUの速度に影響を受けるものでしょう(って、考えたら速度の速いPCでやってなくて、速度の遅いPDAでやってるんだから速度差は開きますよね)。
それ以外で、重要な要素にキャッシュの影響があります。
PCのブラウザで画面の左上の「戻る」ボタンを押せば一つ画面を戻って表示されます。回線速度も速いPCなら当たり前に瞬時に戻るのですが、PDAなんかではこうは行きません。改めてぱらぱらと画面が表示されることになります。
勿論、光ファイバーなんかを回線に持っていて反応の良いページならそれも可能なのですが、この表示が速いのはその力だけのせいではありません。画面の更新を調べ前回の更新より古ければHDDに記録してある過去の画面を表示するからです。これは、メモリーやHDDに余裕のあるPCだから可能な事で、PDAで同様の事を行うと数メガのメモリーがそのために消費されてしまいます。PCで見ている方なら、ブラウザーの(IEの場合)インターネットオプションのインターネット一時ファイルの保存されているフォルダーの場所を確認して、履歴や、クッキーや いまの一時ファイル全てを会わせて 私のPCでは687M(ディスク上のサイズでは800Mを越えるようです)ありました。こんなものがPDAにあれば恐らく一切のプログラムが動かないどころか これほどの量のメモリーを積んでいる機器すらないでしょう。1GのSDが安くなったと購入されている方々があちこちで見られますが それにしてもその大半をインターネットのために消費されるとなれば嫌になるでしょう。
etFrontも機種によってはそのサイズを設定できるようになっているのですが、それにしても何十メガと設定できる度胸は私にはありません。
もし、WEBが文字だけの情報であれば 僅かなメモリーでもかなりの履歴を保存できますのでそういう設定ならかなり早く表示されるはずです。
回線が遅くなる傾向にある、モバイルで最も効果あるキャッシュ技術ですが モバイルで最も使われるPDAに使いにくいというのは困ったもんです。
PalmOSは64Mまででしたっけ、PPCは・・・128Mぐらいでしょうか。勿論HDDと同じで考えれば外部記憶装置にはそこまでの制限が無いと言えますね。CF HDDを搭載した携帯電話が出たように、同じようにPDAにも4GぐらいのHDDが積まれればキャッシュによるWEBの閲覧のパフォーマンスをぐっと上げれますね。
あっ、キャッシュの処理にCPUパワーが食われるか・・・・、電池と。