PDAのOSの首位がPalmからPPCへ

永らくかかって、首位が委譲したようですが、開発しているメーカーの数が違いますからしょうがないでしょう。
今回の中国市場撤退を受けて、殆どの国でPPCになるのでしょう。
もともと、チープな環境で動くデバイスです。今では画面のサイズの問題もありますが腕時計型のものがあるぐらいですので かなりチープな環境で動くのは確かでしょう。
私が始めて買ったときには512Kだったような気がします。
SDカードの値段を比較に出して良いかどうかわかりませんが、1Gで約9000円(1〜2ヶ月前なら15000円ぐらいだったのに)128Mや256Mのメモリーの搭載がそう難しくなくなった今 それが大きな価格差のポイントにはなりにくくなっているのでしょう。
CPUは最近の物では、IntelのPXA250から255 260 270と続くシリーズ。PPCと同じ物を使っています。
液晶は、ハイレゾと呼ばれる物で320x320 ワイドハイレゾと成るとそれ以上。QVGAと呼ばれるPPCよりも高価です。
スロットもSDやメモリースティック 恐らくメモリースティックの場合逆に高額になっているのでしょう。
音楽のデバイスもSONYだけかもしれませんが、専用の再生プロセッサーまで持てば、いくらOSのライセンスが安くても、決して安価に生産できる物ではないでしょう。
また、市場がそれを求めているのでその勢いは止まらないようです。
勿論、PPCも豊かな拡張性故に10万円に届こうかという状況ですから やはり安いデバイスとしてのPalmはあるのでしょう。
ただ、PPCも$200未満のものが出てきていますので、安価なだけという比較ではあまり優位はなくなってきています。
今まで使ってきた人なら良いのでしょうが、入力方法のグラフィティも始めての人に決して優しい入力方法ではありません。今まで使ってきた人の乗換えならともかく 新しい顧客をつかむのは難しいのではないのでしょうか?と思ってしまいます。
PalmはTreoモデルにシフトしてきた現実を語っておられるようですが その世界にも動画の再生や、音楽の再生、Flashモジュールの再生、インターネットの閲覧に メッセンジャーに電子メール。どれもPPC寄りのものが多いように思われます。
Cobaltも開発が遅れているのか、採用するメーカーがないのか未だに出てきていません。
なんとなく、暗雲立ち込めてきたように見えるのは私だけでしょうか?
ただ、個人的にはPalmがお気に入りで 320ドットの液晶はQVGAの液晶よりは解像度が高く 予定表に使うには十分すぎる内容が表示できます。
それ以外には、最近は携帯電話で使わなくなりましたが 路線情報や時刻表なんかが主な用途と言うことでは 必要にして十分すぎる性能と アプリケーション自身が小さく 切り替わりに殆ど時間を要さない軽快な動きに 未だ比する物が無いと気に入っております。
天邪鬼なので、あまりメジャーな線は走らずに すぐにマイナーなほうに走って行くのですが Palmがあまり流行らないマニアな物になるのも何となく悲しい気がします。
知り合いにも、結局入力に躓いて使わなくなった人がいます。
その人いわく、入力だけなら携帯電話のほうが良いと・・・・
理由を聞いてみると、彼の言うところには 「ソフトウエアーキーボードが使いにくい」との事。それでは携帯では? となるのですが 私なんかには思いもよらない回答が帰ってきます。
「携帯電話のほうがキーが沢山あって キーで入力できるから」
小さなキーボードをうまく使いこなせない私は、そういったものは苦手で グラフィテイを使うのですが 初めてするひとにとってはそういうものなんだと・・・・
携帯電話には数字キー+アルファで12キー 選択その他で同数程度のキーが付いています。
アルファベットが26文字ですから、1キーに3〜4文字ぐらい割り当てられたキーボードだと思えば それはそれで使える人には良いのかもしれませんね?