VPNな生活

ようやく、紆余曲折を経由してVPN生活に入りました。
私の家は、ケーブルテレビでの接続ですので実際には光ファイバーの導入までは 速度的にも試験運用のようになりますが とりあえず接続までは完了しています。
現在、下りは30M 上り2Mのベストエフォート環境なのですが やってびっくりなのですが 下りに関してはADSLなんかより優秀な値ではと思われるものが出ているのですが のぼりに関しては FTPの転送を鑑みても 512K出てないようなイメージです。
VPNでというよりも 自宅のPCをアクセスしに行くわけですから 自宅から自分のPCまでのデータの流れが殆どになるのですが その流れが余りにも遅いのは運用上は大問題です。
もちろん、PPTPサーバーをルーターに任せているわけなのですが 暗号化、暗号解読をかなりのスピードで繰り返していますので その負担も少なくないでしょう。
そこで発生する遅延も少なくないでしょう。
しかし、それらの問題点を全て消してしまうぐらい快適な環境を得ることが出来ることも事実です。
接続可能な機器は、現在のところ Windows ME以降のOSが動くPC(あまりCPUの速度が遅いと 暗号化処理にタスクの多くを取られてしまうので実用的ではありません 600M程度は必要かと思います)、若しくは WM2003以降のPDAとなります。
接続は簡単で、標準で(WindowsME等では標準ではインストールされませんが CDよりの追加インストールで動作します)接続の選択の中に 「会社のイントラネットへの接続」の中にVPNでの接続が選択出来ます。
登録に必要なのは、まず接続名 私のPCでは「自宅」と指定しました。
次に、ルーターのアドレス(この場合 DDNSサービスを利用しているので 〜.bf(この後は数字1〜9のどれか).jp)を書き込みます。
登録上はそれで終わりで、インターネットに接続している状態で 「自宅」というVPN接続を選択すれば ユーザー名とパスワードを聞いてきますので ルーターに接続元として登録した ユーザー名とパスワードを入れるだけで接続されます。
この接続は、仮想的に自宅内のネットワークにいるという環境なので 家庭内のIPで接続される機器全てを参照することができるように成ります。
PCの電源を常時立ち上げている必要も無く、ルーターの電源さえ入れておけば接続までの環境は整えることが出来ます。
また、PCもWakeupLANに対応している物であれば、ルーターからPCの電源を入れることも可能です。
例えば、自宅にネットワークカメラ(どこかの人みたいにテレビに向けておくとか(笑))の電気だけが入っている状況でも そのカメラにIPで接続して見ることも可能です。
PCのコントロールだけではなく、「\\192.168.xxx。xxx(PCのIP)」と指定することで共有フォルダーのファイルをコピーしたりすることもできるように成ります。
速度さえ足りていれば 現在の環境ではVGA PPC相当の512K DIV-Xの再生が精一杯ですが 再生をすることが出来ます。
PCでTVを見たいと思えば、低いビットレートでテレビ番組の録画をして そのファイルをそのままストリーミング再生すれば見ることも可能です。
現在、私が入力しているように、自宅のブロードバンド環境を通じてインターネットに接続することも可能になります。
リモートデスクトップを利用して 自宅のPCに対して録画予約を行うことも可能ですし、外からエンコード処理を指定して自宅に帰ったら出来上がっていると言うようなことも簡単に出来ます。
もちろん、仕事という意味でも わざわざ自宅にいなくても自宅での作業と同じ事をすることは可能ですし(勿論、CDを入れ替えたり プリンターに紙を入れたりは出来ませんが)、自宅のPCの監視も可能です。
安全に関しては、今後の課題ですが まあ、なんとかなるかなと言う感じなのですが・・・
もし、PDAでの接続状況等 接続実験がしてみたい方はユーザー名を振りますので連絡ください。流石に オープンにするのは怖いので・・・・・