OQOの画面

使ってない人には判らないと思うのですが、OQOの画面は狭い画面です。
800x480という解像度ですから、Sigmarion3と同じ解像度です。
その狭い画面の中で作業を行うわけなのですが その辛さは使った人しか判らないことでしょう。
OS要求する画面解像度が 800x600なのですから 例えばアプリケーションを実行して環境を変えるため若しくは設定のために画面を開いたとすると多くの場合最後の確定が(OKだったり 確認だったりキャンセルだったりってやつです)画面の外になってしまいます。
下のタスクバーを自動的に隠れるにしていても追いつかず、僅かなビットの差ですら貴重なので 出来る限り上に持ち上げて 隠れているタスクバーが出てこないぎりぎりで選択するようなことも少なくなく、それでも良いほう。駄目なときはそれでも見えません。
画面の縦横を変えたり、仮想画面モードでスクロールさせて選択します。
新型のOQOには、拡大縮小機能も付いたとの事 その機能に関しては非常にうらやましい限りです。
しかし、ことWEBの閲覧に関してだけはかなりの部分で改善が見られたのがIE7です。
もしかしたら他のブラウザーにもあるかもしれませんが、私はIE派なのでこれなのです。 
 
まずは画面を見てください。

全画面表示で、表示エリアが画面いっぱいまで広げたのがこの画面です。
文字は標準のままです。
この画面で、800x480一杯に使っていますので 800x600のPCでツールバーを出したのと同等以上のが目ねリアが確保できます。
例えば、前に戻ったりの操作がしたくなれば

カーソルを画面の上端に持ってゆけばボタンが出ます。
画面最上部が隠れる形にはなりますが、操作上は影響の無いことが多いので良いでしょう。
そして、Ctrl+「−」キーを一度押すと縮小されて

という表示になります。
この部分での違いは判りにくいとは思いますが、多くのニュースサイトの右端の部分が切れてしまうような場合にも収めることが出来ます。
イメージが伝わると良いのですが、画面の狭さを感じない人には判らないのでしょうか??
VGAのPDAで字を読める限界までも小さくしても表示されなかった部分が表示されるというイメージでしょうか?
 
PCでは昨今詳細で画面サイズの大きなものが流行っています。
VAIOの小型のものでも既にXGA(1024x768)の解像度の液晶が付いています。
故に、PDAのブラウザーのように画面を再配置し見やすくしたようなものは余りありません。
操作するソフトや画面の関係でIEを選ばなければいけないようであればどうしょうもないことです。
文字サイズを小さくするとレイアウトが崩れてしまいますので。
恐らく、15インチでありながら1200x1000などの詳細過ぎて目に優しくない液晶も少なくないので目に優しくするための拡大要求から出てきた機能だと思いますが、おかげさまでありがたく使えるわけです。
 
実際のところ新しいブラウザーは機能も増えた分メモリーにも動作にも苦しくなると思っていましたし、OQOにはハード的な制限も少なくありません。SSE命令等です。
IEが新しくなったからといってインストールするのには懐疑的でしたが 僅かに重くなったことと引き換えに使いやすくなったことは非常に嬉しい限りです。
OQOの魅力再発見なんて、入れ込みすぎですかね??
PDAのブラウザーなら比較的当たり前の機能ですけどね。