中層意識

先日、WEBでニュースを読んでいるとNOKIAら人が来てしゃべっている記事。
「日本の電話はスマートフォンだ!」というような言い方だったと記憶しています。
既に、元の記事がどこだったかは忘れて いまさら探してまでと思うのでうろ覚えのまま続くのですが・・・・
 
会社で会社の資産としての携帯電話(かたっくるしくかいてますけど会社名義の携帯電話を購入した程度のことです)を購入したときに やはり0円携帯電話というのがやってきます。
最もシンプルで、何の機能もついていないやつが喜ばれるのは、会社にとって安くて余計なことをされて困らないものという意味では正しく、携帯電話会社にとっては 安定した通話が確保できる優良顧客が増えるというわけで喜んでやってきます。
その、機能が乏しいと思われる最もシンプルな電話をもってしても、メール、WEBの機能があり、まあ、時期の問題もありますがワードの文章とエクセルの表と、PDFファイルが見れるそうです。
メモリーカードはミニSDで、カメラは131万画素でバーコードリーダがついています。
着歌の関係でステレオで音楽を聴く機能がついていて、PCに入れる転送ソフトも付属していました。
 
NOKIA N71やN73が日本に来ていますが、店頭での扱いはあまり良いものではありません。
N71等は多くの店では販売すらされなかったとの事ですから(何故かSoftBankになってからは置くようになってますね)その扱いは押して知るべし。
その二機種にしても、今の上記の要件で考えるとここがすごいというほどすごい機能があるわけではありません。
もちろん、アプリケーションがインストールできるという意味では大きく違うのですが それにしても 1000種類を超える回線ベンダーの提供するソフトがあり 特にゲーム関連に関してはZodiac(って誰も知らないか・・・)がお辞儀をして通るほど。
実用では、WEBブラウザーや POPメール、MSNをはじめとするメッセンジャー、本体内のGPSユニットを使ったNavi(歩行者用・車用)まで多種多様です。 
スマートフォンの定義などという堅苦しいことはどうでも良いのですが、かなり高機能な種類にはいることは間違いないでしょう。
NOKIAの海外での評価は、意見が分かれるでしょうし 最近では一概に言えなくなってきたのですが 高級で高機能というものだと思いますし、私が海外でNOKIAを出したときの反応はそういったものが多いようです。
もちろん、TreoやWM SmartPhoneにしてもそうです。
ところが最下限の機種でもそれに近い機能を持っているのが日本の携帯電話なのです。
 
日本では所得格差が問題になっていますが、これも海外と比べてみるとどうでしょう?
海外の格差は、下層は食べるものが無いレベルで、上層は人工衛星をポケットマネーで打ち上げる人という差です。
ところが日本では、着る物すら怪しい住所不定の方々もいらっしゃいますが そうでない層のかたは70%ぐらいは携帯電話を持つ層のようです。逆に住所不定で大もうけしていらっしゃる層の人もいるよです。
まあ、新しい古いのもんだいがあるのですべての人が上記性能を持っているわけではないのですが 生き残っている携帯電話の多くはカメラ付の世代のようです。
そうすると、程度の差はあれNOKIAに近い性能の携帯電話をほとんどの人が持っているという非常に裕福な結果となるわけです。
いまだ、海外では通話機能以外にはSMS程度しかついていない nicoのようにSIMの電話帳しか着いていないものもあります。つまり電話機自身にメモリーを持たずに SIMカードの電話帳機能を使っているわけです(もう新しいのは無いのかな?)
つまり、下層という物が無く それに比して最高峰に近いものがSmartPhoneとしてあります。
海外では10万円を軽く超える機種たちです。
つまり、携帯格差も所得格差も海外に比べるとぐっと少なく そして全体が高めになっているのが日本という国の裕福さを示しています。
 
不満は無いわけではなくて、機種そのものではなく回線自身に制限が多く、最も大きな制限はコストの問題でしょう。
また、長期計画という机上の空論に基づいた 拡張後に不足する(すべての会社の計画が完遂すると日本の人口は2倍いる計算に・・)回線確保のための帯域の制限でしょう。(いわゆるFreeに出来ない部分)
機種の問題も大きな問題ですが、根本的に回線のあり方の問題にこそクローズアップされる点があるかと思うのですが・・・・
でなければ簡単携帯の売れた理屈が通らないという話しも・・・