オークションに潜む闇

オークションで一度でもだまされた人は必ず「怖い」といいます。
少しでも安全な手段と、何とか安く買いたいという気持ちが交差して・・・そのうえ価格を吊り上げるという何ともいえない快感は 商品を落としたときに味わえます。
そして、知らない人との会話。
あいては売ることだけしか考えていなかったり、小額の商品なら総量とか手数料で 300円の送料だったとして梱包費などを含めて1000円となり実は商品が必ずしも売れる必要は無く その差額を積み重ねるだけでやっていけるかもしれません。
当然対応はいい加減になり、メールのやり取りの時点で相手に不信感を抱きどこかで喧嘩別れしたりすることもあります。
全てを含めて楽しんでいる人もいます。それは趣味の世界としてというところでしょう。
 
オークションに潜む闇としては、商品がお金を入れたのに届かないから始まります。
もちろんそれ以前の段階で、商品の仕入れは盗品だったり注文が沢山来たら発注する等の適当なものまであります。
また、動かなかったり 実際の写真と違う商品が届いたりもします。
こんな事が一度でもあって、あまり信用の出来ない相手だったら恐れを抱く人も多く、それが原因で人間不信に陥ってしまう人もいるそうです。
怖い話です。
しかし、ネットオークションなどは多くのユーザーがいるといっても やはりPCの世界の本の一部で 当たり前の人が当たり前の選択として普通に買い物をするために来るところではないのです。
何故なら、下手をすれば新品がもっと安い価格で手に入ることがあるからで、そういったところで普通に買えないものが手に入る、ものすごい掘り出し物があるとかの楽しみがあったりもしなければ・・・というものでしょう。
しかし、多くの場合はリスクは支払額に比例し、安さだけを求めた場合安全の確立は比例して下がるものです。
例えば、先日のOFF会でも話題になりましたが、NOKIA純正のヘッドセットが本物か偽物かで みんなで鑑定ごっことなったわけなのですが どうも私の持っているのは偽物っぽいという結論に・・・・
 
で、思ってみればオークションは比較的海外で言うところの自由市場に近いなと。
シンセンの事をここのところよく書いていますが、それと同様なものです。
もちろん、オークションには最近は頭ごなしに信用できませんがショップ出品と言うものもありますのでかなりましだとは思いますが・・・
 
例えば、NOKIAのAD41のヘッドセットを購入したとしましょう。
シンセンなら、もうきっと偽物だろうと覚悟を決めて買うわけです。どんなに本物に見えてもそこには自然疑いの目が向いてしまいます。
家電量販のようなチェーン店で売っていたらかなりの確立で本物だろうというようなという選択のしかたです。
もちろんもっと確率を上げようと思えば、香港に帰ってNOKIAショップで本物を・・となると日本で売っているものなら極端に安くは無くまあ、旅の記念で納得づくの買い物です。
逆に シンセンで1/4で売っていても、本物のわけが無いと納得して使えればよいという程度なら買うのもありです。
ここを自由というならそうでしょう。もちろん版権の問題を認識してのところです。
そして、店頭で見せてもらったときに本物だと区別の付くものであっても 実際に包むときにまるでマジシャンのようにすり替えられても判らないわけです。
 
ではオークションはどれほど安全でしょうか?
同じものを探すとピンきりで2千円台のものから6千円ぐらいのものまでいろいろと出てきます。
ここで、2千円台のものは安いのでしょうか?
おかしいと思いますよね、そんな値段のはずは無いと。
その通りです、もちろん中古だったり部品欠品だったりはしますがそれでも十分疑わしいでしょう。
これが4千円ぐらいだとどうでしょう?結構疑わしいのです。
アジアお買い物隊で4100円で+送料です。
あまり利益を取ってられないのではと思いますので(専業のお商売ではない為の予想です)一般の店舗を持って営業されているところであれば もう少し高いのが普通ではないかと思うので この価格は最低価格に近いものだと思われます。
そして6000円ぐらいとなると、NOKIAショップに買いに行きましょうとなるわけです。
もちろん、サイトの写真ではNOKIAショップのものが写されているのですが、到着するとバルクですのでパッケージがありません。なんて書いてあると・・・
だいたい、NOKIAのバルクって何ですか?
 
オークションが面倒くさいのでやらないというのが手続きの問題だけなら良いのですがそういったリスクも考えるということであれば、そういった人はシンセンで買い物できるのでしょうか?
なんとなく、そう思ってみたりしたのですが。