パケットの量って

昨日の続きのような話しですが、
E-MOBILEの場合、私は動画も快適とお店の人に案内を受けました。
温度を計ったり、条件を変えて試していたわけですが
一般的な動画配信サービスを 一日1時間程度pcで再生し続けると 以前書いてあったパケット量となります。
では、動画の閲覧はネットワークに負荷をかける正しくない使い方なのでしょうか?
 
答えは「Yes」であり「No」であるといえるでしょう。
一つは配信側の問題。
例えばYoutubeでもモバイル版とPC版では動画のクオリティが異なります。
モバイルでの携帯電話等での通信はモバイル版でやるべきだというスタンスの物もあります。
Orb等ではモバイルの場合の制限を考えた品質での送信が可能です。
TVサーバーというソフトでは配信時にビットレートをかえることもできます。
ただ、最も有名な動画配信サイトの一つである Gyao等はE-Mobileの帯域全てを使い切るような転送量です。
VPN越しの、Flet'sムービー等は2M近く速度が出ているときでも追いつかないことがあります。
 
「動画見放題」をどう取ればいいのかは賛否あることでしょうが
宣伝上その言葉をつかっているのは Gyaoです。
モバイルの場合良いか、悪いかと言うと 疑問のあるところです。
YouTubeもにこ動もモバイルで見るものではないといわれるならそうでしょうが
それでモバイル通信が 本来の普及を見せるかと言うと疑問のあるところでしょう。
 
ではこれは正しい使い方なのかと言うと私はそれもおかしいと思います。
時折自分が診ておいて言うのもなんですが「Gyao」等はInternetの帯域の結構な部分を消費しているのではないかと常々・・・・・
その負担が、各プロバイダーや通信キャリアに来るわけですが、キャリアにとってもコンテンツは生命線。
使いすぎずに より多く使ってもらいたいというジレンマを含んでいるので 痛し痒しというところで 大枠では動画配信等の大量パケット消費について 問題視しながら、ある一方で加入すると特典のように そのサービスを紹介しているわけです。
 
P2Pのファイル交換も、確かにコピーした動画の交換はまずいでしょうしソフトの交換も駄目でしょう。
しかし、同じ分散型ファイル転送技術はアプリケーションの差分配信等に利用されている有用な技術です。
個人宅でそんなパケットが発生するはずがないといえばそうですが40Gの制限は一般的なテレビの視聴時間 一日一時間で発生する量なのです。
この量がどうかと言うと、もう少し検討の余地はあると思います。
ちょっと古い設計のネットワークの会社等は、社員の動画閲覧でネットワークが落ちてしまうと言う事件も発生していると聞きます。
それぐらいの負荷をかけているわけです。
 
タバコのパッケージに「健康を害する恐れがある」と書いてあってもそのまま販売を続けるという面白い現象が起きています。
たとえば、スーパーで刺身をかってきて それに「健康を害する恐れがある」と書いてあったら誰も食べないでしょう。そういうことが書いてあるという異常性に気がついてないだけです。
恐らく、遠くない未来に 帯域の占有の恐れがあるので再生する場所には注意しましょう等と注意書きが増えるかもしれません。

「モラル」の問題だということになるのでしょうが、宣伝はモラルを無視する使い方を使い、利用者のモラルに期待すると言うのも二枚舌の一つ。
そういう意味も含めて何らかの私信はこれから必要になるでしょうね。