おやつのつもりでたこ焼きを・・・・

今日はショッピングモールに行って、夕方に小腹がすいたのでたこ焼きでもと・・・
 
注)この先、内容に関して否定的な内容が続きますが、これは大阪でいう昔からの食べ物に比べてという意味で 新しい食べ物として見た時の美味しさの部分とは大きく異なるということをご理解の上ご覧ください。
 
ショッピングモールには日本全国規模でよくあるたこ焼き屋が「銀ダコ」というお店。
タコ焼きに濃い味のソースをかけてというスタイルは全国区の食べ方と言えばそういうことでしょう。
まあ、昔風のたこやきではないと言いながらそういうものかとは思います。
他のお店が雨でもあることから駐車場にあふれるほどのお客が来ていた手前、並ぶのが心底嫌いなのでこのあたりに流れたという気持ちもありました。
メニューは沢山あるのでしょうが、写真入りで貼ってあったのは三種類で、「たこ焼き」、「ねぎ乗せ」、「照りたま」となっていました。(名前が微妙に間違えていたらごめんなさい)
他の物はわからないのですが、この中でソースに浸かっていないのが「ねぎ乗せ」だったのでそれを選んだわけです。
並んでいると3人が力の限り焼いていて・・・
待っているうちに、薄い木でできた舟にたこ焼きを盛り付けたものを並べてゆきます。
前の人の注文の数が多いのだと じつは待ち時間を考えると少し憂鬱な気分でした。
ところがさんに並んでいた私の前の人たちはみんな人船づつで、並んでいたなかには私の分も入っているようです。
ソースだけではなく、お好み焼きをまねしてかマヨネーズもかけるスタイルのたこ焼きなのに・・・と思っていたりはしましたがそこは大人なので黙っていました。
ソースの種類を聞かれて、マヨネーズの種類を前の人は聞かれています。
たしか普通のとからし入り。
注文を受けてから船に盛ってあるタコ焼きに、ソースとかつおぶしを申し訳程度にかけてお客に渡します。
そして、マヨネーズの入った子袋を手渡しします。
これは持ち帰りのものだと思い込んでいた私の予想を大きく裏切りました。
ちょっとびっくりでした。 ここで食べるんですよ・・・・
どうも、ここのスタイルはタコ焼きにソースをかけてあとはお客様の創意工夫にお任せするスタイルの出ようです。
 
私の番になって、私はネギ入りたこ焼きなのでソース味ではないはずです。
どうするのかと見ていたら、たこ焼きの舟の上に、ねぎとゆず七味をかけて私にくれました。
横には透明の器に、袋入りの天つゆと同じく袋入りの大根おろし(こんなものが世の中にあるのも知りませんでした)
どうも、これも自分でかけて食べるようです。
えーっと、私が見ているだけでも10分以上置かれていたタコ焼きに、よく冷えたねぎを散らしたわけです。
そして、席について 冷たい大根おろしと天つゆをかけました(どうもこれは入れ物に入れてつけて食べるようでした。気が付きませんでした)
たこ焼きは作りたてとは無縁な食べ物でした。
買ったその場で食べたのですけどね・・・・
 
食べてみて驚いたのは、中の中もまで小麦粉が詰まっていること。
「そとはカラリで中はジューシー」などとたこ焼きの評価をする人がいますが 私はカラなずしもそれが良いと思っているわけではありません。
なぜならこのパターンがあるからです。
中までぎっしり小麦粉が詰まっていたら、粉っぽいかどうかは別にしてカチカチには仕上がらないからです。
ちなみに外側の皮もカラリというのを感じることはできませんでした。
これはひとつは冷えた状態でくれたからと、すでに液体につけていたからです。
完全に私の知っているタコ焼きとは違う食べ物でした。
たった6個入りのたこ焼きですが、奥さまはおなかいっぱいになって軽食のつもりがすっかり晩御飯。
大きなサイズでありながら中まで詰まっていれば お好み焼きの丸いのを(キャベツが入っていないからもっとか)食べたようなものだからです。
どこかで食べた味・・・・そう、「爆弾焼き」(直径10cm近いタコ焼きが売ってます すでにタコが入ってないからタコ焼きとは呼ばないのでしょうが)と呼ばれるものに非常に近い味です。
 
確かに、丸い形はきれいにできています。
そして冷えても丸い形は全く変わりません。
そりゃーそうです、中までぎっしり詰まっているわけですから。
見る感じは冷えていても、出来立てでも同じように見えるようによくできています。

たこ焼きでない食べ物としてみたら別として、これはタコ焼きじゃないんじゃないかと思います。
子供のころに、エビせんべいにソースを塗って青のりをかけて たこ焼きを二つばっかり乗っけて
たこ焼きをひっくり返す千枚通しで、せんべいに軽く筋を付けて「ぺきっ」を折って 新聞紙ではさんで食べた子供のころ。
私のいた地域では「たこポン」って言ったりしていたのですが
まさかこのたこ焼きでは存在すらできなかったでしょうね・・・まず押しても凹まないので二つ折りにしてたこ焼きそのものをせんべいの間に広げて食べられないですもんね・・・
今でも日本橋などでも(大阪)売ってたりするんですけどね!!
生まれたころの味というのは、なかなかイメージとして変わらないものなのですね・・・