I-Phoneアップデート

各地で話題と祭りになっているようですが、実際のところ持っていないのでなんとも・・・
触ってみたいとは思いながら i−pod Touchもうまく使えないのでだめかもと思っています。
今回のアップデートで気になったのは、Bluetoothヘッドフォンに対応したこと。
さて、今頃になってなぜ対応してきたのでしょうか?
 
Bluetoothでのヘッドフォン対応はWM機では当たり前に近い機能となっていますし、NOKIAでのNシリーズから対応を始め現在ではEシリーズや 番号だけのモデルでも対応しているものが増えてきています。
わたしは音楽プレーヤーとして使っていたのは最近ではSamsung BlackJack、i780、Xperiaなどと繋いで現在はS21HTを使っています。
二つの危機にペアリングを行えるBlutoothヘッドセットであれば、電話の待ち受けをメインの電話端末にして、ヘッドフォンをプレーヤーとなっている側にすれば待ち受けも電話も取れるという理想的な環境になるわけです。
便利につかえているのですが問題もあって、バッテリーの問題。
これを日常利用のものと併用するとバッテリーが数時間で力尽きることとなります。
音楽の元データはMP3ですので、それをデコードして音楽データにして そのあとデジタルデータに変換してBluetooth音楽を転送するA2DPにする。
そして、シリアル接続で送信するというわけです。
簡単に言うと、エンコード、デコード、転送と三つの処理を一気に求められ その上Bluetoothでの電波出力も必要となります。
バッテリーを使わないはずはないわけです。
その証拠に殆どの機器でバッテリーはかなり熱くなってしまいます。
機種によっては触れないぐらい。
 
「昔からMP3の曲ぐらいPDAで聞けたじゃないですか」とか言われそうですが 実はソフトでやるとかなり厳しくCLIEなどは専用のチップを持っていてそれでデコードしていたらしいとのこと。
最近のはやりとしてはCPUの中にそういった機能を肩代わりするDSP等が搭載されているので  そういった専用チップを搭載するのは無いとは聞いているのですが やはり高音質をうたうものには搭載されているのではないかと思うのですが・・・
XperiaにはBluetoothで音楽を飛ばすときの設定を変更する場所があり ビットレートが変更できたりするのでこれはありがたいとは思うのですが・・・
I−Phoneでも多くの人がこの機能を試されているようですが、おおよその人が音質はそこそこながら便利な機能だという話のようです。
 
冒頭に戻ってなぜ今この機能が採用されたのか?
大きな問題としてタスクのマルチ化の問題があるのでしょう。
I−Phoneは思ったほど高速なCPUを搭載しているわけでもなく、ハード的には価格側に軸足を置いたソフト的なアプローチで成立した機器だといわれています。原価がいくらだとかサイトに出たりもするぐらい。
ただ、そえrがその機種の魅力を損なうものでないことは皆さんがご存じの通り。
遅いハードを効率良く動かすためには 現在動いているタスクに集中させることが効果的に働きます。
ながらで仕事をするより集中して仕事をするほうが効率が上がるというわけです。
で、複数の仕事をこなすにしても 複数の上限を最初から少なくしておけば当然速度に関するチューニングが行いやすくなります。
今回の音楽に関しても、バックグラウンドで常時動く処理を二つ少なくとも増やす可能性があるので 枠を二つ引き上げざる得ない状況となります。
画面を一つにして、バックグラウンドで動く処理があるマルチタスクだと言いながら メインの画面に常に一つのプログラムしか見えないのは バックグラウンドに行ったタスクは基本的にはとまるほどの処理しかさせていない可能性のある つまりフロントタスク集中型のチューニングをしてあるとすればこういったプログラムはそのルールを外れてしまうというわけです。
おそらく、コピーアンドペーストもそういったながれで同時に動くべきタスクをなんらかのかたちで 認める仕組みを作ったので実現したのではなどと思ったりするのですが・・・・
 
もう一つの理由は消費するメモリーの量。
残念ながらワイヤレスの接続はどれもそうなのですが完全にロスなくデータを送りだすことはできません。
送り出すときにエラーが出たときのために幾分かのデータをバッファしておく必要があります。
また処理的にも間欠的にタスクを動かし ためたデータを送信する仕組みにしておいたほうが体感的な速度感は高くなるのでそういう設定にしているとしたらバッファのためのメモリーの確保も必要となります。
おおよそ実行するだけで実行用メモリーのかなりの部分を消費してしまうのではと心配になってしまいます。
もともtじっこうめもりーが ふんだんにあるというわけではないので速度が低下したり アプリケーションの起動ができなくなればタスク終了処理をしましょうというOSなのですから。
ただ、このあたりも仕様がかくされているので想像です。
 
この二つの案件が解決したから今回の実相に至った・・・・のでしょうか?
このあたりから文章に悪意が混ざり始める。
3.0にアップデートした人から「少し遅くなった」という声が上がり始めました。
いまだ、OSアップデート後に新しいアプリケーションの追加などが少ないとは思いますが 今後そういったものも必要になります。
いま、たくさんのアプリケーションがインストールされていますが実は使っているアプリケーションは大した数ではない。
起動に必要なワークエリアはすでにクリアされてしまった形でしょう。
アプリケーションの設定がなくなったなどと言われている人もいますし、アップデート後リセット再起動しないとアプリケーションが起動しなくなった人もいるそうですからそうでしょう。
今は遅くなったような気がするだけですが、今後もっと遅く感じられるようになるかもしれません。
もちろん、使用に問題があるほどは遅くならないというのは 間違いないかと思います。
でも、ここで一割でも遅くしておけば 新しいI−Phoneを見たときの印象はどう変わるのでしょう?
今回の新しい型の特徴は スピードアップが大きな点ではないのでしょうか。
ただ、今のI−Phoneが遅いという話をそんなに聞いたわけではない。
この後の新型をアピールするために あえて封印せざる得なかった機能を解放した。
つまりできるとわかっていたものの、それによる速度低下はAPPLE的には許容できない範囲だったからあえて封印してきたが 新型が出たこともあるのでこの機能を解放して 遅いと感じる人は新型への代替え案を用意したことによりAPPLEのシェアを下げずに続けられる土壌ができたという考え方なのかもしれません。
機能が増えたことはありがたいことですが、この期において一気にアップデートを促すような広告を大きく打つことは本来新型の売り上げのためにはプラスになる行為ではないのですが、実はそのための布石だったりということは無いのでしょうか・・・・