ネットブックは買い時か?

最近、めっきり値動きが激しいのがネットブックなのですが
もともと3万円台の後半ぐらいからの価格帯で販売されているネットブックですが、決算期を迎えたり在庫処分を急ぐ販売店の政策なのかかなり価格が大きく動いています。
具体的に言うと、新品で2万円台後半、中古で1万円台後半で十分に購入できます。
型遅れ?と悔やむ事もなく、10インチの液晶に1.6GのATOM、160GのHDDに1GのRAMという構成は変わりなく。
無線LANもうまくいけば11n搭載で最悪でも54Mの11gはついています。Bluetoothも殆ど全機種と言っていいほど。
これなら新しいCPUでも出てこない限り変わらない。価格的にはお得感満載です。
 
逆にアンチの方は
間もなくリリースされるWindows7へのアップグレードが用意されていない等、新しい物に対しての対応が期待できないという問題もあります。
WindowsXPからのOSのアップグレードは基本的に Windows7Starterに行きたいところですが 別売りされないOSなので機器を購入すること以外での導入方法が無いためです。
正規版で1ライセンスOSを導入する、若しくは 自宅のデスクトップにファミリーパックのWindows7を購入し3ライセンスあるので自分でインストールすると言う選択になりますが ハード的にもAero等が動かない(苦しい)構成となっています。
ならば、Windows7対応のネットブックが出てからがお買い得と考えるわけです。
 
では結論的にどうなんでしょう?
この話題は何度も繰り返されるのですが、基本的には私の考えとしては 必要な時、欲しい時が買い時だと言う発想です。
欲しい時は少し置いておいたとしても、必要な時は購入動機として十分な物です。
例えば壊れたり、パフォーマンスが足りなかったりという状況が起きたとき、何らかの延命策で我慢して購入する事は愚かだと思うからです。
その時我慢して落ちた生産性はばかにならない物ですし、必要性が「???」となった時にじゃあ満足する機械が出たからと言って購入しても生産性はとても期待できないからです。
これは少しドライな考え方で、仕事でPCを扱う時の基本です。
PCの不調にたいしょする手段で最も有効な物は やはり初期化と再設定と思っているぐらいで 実際に原因を探って再設定や変更となると時間の無駄がばからしいからです。
特に会社のPC等はインストールされているソフトも限定されていますので再設定もあまり頭を使う事もないからです。(もちろん開発畑ではないので)
メールも1アカウントであればさほどの手間でもないわけです。
 
じゃあ趣味となれば・・・というとこれが最もダメなパターンです。
自分のPCときたらインストールしたソフトなど何だかわからない。
ネットワークの設定もVPNのポートは複数、仮想なのか実なのかわからない程混乱しています。
もちろん、レジストリの変更や特殊なインストール満載で もちろん故に問題が起こりやすいわけです。
ちょっと前の Windows7RC→RTMへのアップグレードも正規の手段ではない DVD-ROMの内容を書き換えてのアップグレードです。
それで起きた問題に関してはどうにもならないわけですが 未だに指紋認証のデバイスの動きがおかしく気になっています。
これが、会社の(注:人の)PCなら冷徹に初期化たった1時間でできる再インストールとなるわけです。
それが一晩でインストール、その後のデバイスの認識で+1日というばかげた時間の使い方は 時間がお金になっているのでできないわけです。
 
ネットブックに関して「安手のPC」という認識ですが、非常に良いものだと理解しています。
1台でなんでもまかわなければいけなかった時代に対して、複数持つことが前提となった事
何が何でもクライアントをPCに持たずインターネット回線を通じて外にサーバーを持つという事。
例えばメーラー等、WEB側のメーラーでも必ずしも不自由する物では無くなっています。
だとすればブラウザだけが取りあえず動けば多くはブラウザプラグインで処理できるとなればそうでしょう。
だとすると、十分ではないかもしれませんが不足しない性能は持っています。
それが2万円台後半だとすると、今まで10万円を超えるPCを5年持っていたなら1年とちょっとをそのPCで使うとすればどうでしょう?
そう思えば今買う事は何ら負担だと思う必要はないのです。
Windows7が発売になって、ソフトや雑誌のTipsが対応するのに半年かかったとすれば我慢するのは約半年〜1年となるわけです。
人にも寄りますが 長いですか?短いですか?
 
じゃあ、通信回線とセットで購入したらどうでしょう?
最長2年じゃないかと言われることでしょう。
じゃあ今までをさかのぼってください。
Vista発売からどれぐらいたちました?その程度の物なのです。
いま、使いたい事に使えるなら 最長2年なら十分に元は取れる価格だと思います。
実際にCPUも構成も変わった新モデルは、4万円台後半からスタートが予想されていますから倍の価格差を許容できる程の性能差でしょうか?
今買っても、買い変えごろにちょうど良くなっているかもしれません。
 
Windows7にはネットワークを超えた共有などの便利な新機能があります。
ネット環境が自由に使える会社なら、横に置けば自宅のPCの音楽は聞き放題。
対応待ちですが、自宅で録画したテレビもなんの付加装置もなく見れるかもしれません。
新しい機能を使いたいなら・・・しかし、それには周辺機器の対応もまたなければ・・・・
やはり悩ましい事です。