Nokia E71にOpera 10βを入れた

今さらですし、みんな書いているので興味もないとは思いますが・・・
 
Operaはインターネット閲覧用ブラウザを作っている会社では老舗と言われるところ。
最初にNetscapeが主流となるところから始まりInternet Exprolerの覇権、Firefoxが登場して・・・・という時代の変化のたびに並ぶブラウザとして登場し おそらく現在でも3〜4位のPCようブラウザとしてその威力を示しています。
しかし、私にかかわる部分としては PC用として使った事はじつは試す用途があった時に使う程度で 殆ど触ることが無いという謎のブラウザなのです。
もちろん、Opera Miniが4になったころにブックマークの共有等 試すべき内容があった事によりインストールし ブラウジングを行った物の、現在のブラウザでちょっと触ったぐらいで悪いところが出てくることもなく、また 困ったことにIEに無い機能は知らないものだから試せないので結果的に悪いところも良いところも見つけられないのが実情です。
評価に関しては申し訳ないですがわからないというところ。
ところがこれがモバイル機器となると話は変わってくる訳です。
NOKIAの端末との出会いというか、本格的に衝撃を受けたのはやはり E61です。
キーボード付き端末で・・・・ とそれは良いのですが 現在のように日本語入力環境が整っていた時代でもなく
それでも、英文入力でもいいやと諦め切れたのはこのOperaブラウザが存在したからです。
 
PC用ブラウザとして以上に有名なのが組み込み用のブラウザとしてのOpera
例えば、ゲーム機であるWii等もOperaの名前の出てくるブラウザ。
名前の出てこないものも含めればかなりの数があります。
ほかにも、携帯電話用のブラウザ。
これはNetFrontと二分する人気の物でかなりの数が実装されています。
PCと同様の画面表示を提供するPCサイトブラウザとして組み込まれています。
ところが海外の携帯電話には、特別そういった区分が無いために、SmarrtPhoenと言っていいのかどうかわからない中位クラスの携帯電話が使えるようにダウンロードするプログラムとしてもOperaブラウザは提供されます。
その中でも良くお世話になったのがOpera Miniと呼ばれるJava環境で動作するブラウザ。
携帯電話に日本語フォントを持たない、日本語の文字が受信されたときに日本語として認識するためのエンコード等が同梱されたパッケージで 大体どの国の端末においても日本語のWEBのページが表示できた訳です。
これは 黒イチゴ端末等においても同じ OSが対応していないいろいろな端末で日本語のWEBページを少なくとも見る事ができるようにはしてくれたわけです。
そのあと、フォントの入れ替え、日本語入力プログラムと断片化された部品が揃って 日本語圏の人が普段に使えるようになった訳です。
それ以降、海外で端末を購入して とりあえず日本語化する前にOpra Miniをインストールして
「新しい端末を買いました 画面はこれ!!」みたいに写真を取ってとなっていた訳です。
 
Opera Miniはそれで開けではありません。
キャリアの利益を優先させるために、Opera社のサーバーによってデータの不要な部分を取り除き(表示できない部分の部品等)、画像の解像度や圧縮日の変更等を経て データ量そのものを減らしてデータを送ることによって 今ほどパワーのない端末でも処理するデータ量をぐっと減らして 快適にブラウジングするという事もやってくれました。
データの送受信速度もそれなりだった当時には 驚くほど快適に表示させてくれる魔法のブラウザのような存在でした。
同種の技術に、WILLCOMの竜巻と呼ばれる圧縮がありますが それらがこのブラウザ内に限り無料で提供されたような物でした。
軽くて速い、どんな端末にも(NOKIAなら)使えると とにかく必須のソフトの一つです。
私は現在でも、RSSリーダーだったり携帯電話モードなどではOpera Miniを利用しています。
現在は、日本語の表示・入力・エンコードと一つのソフトがカバーしてくれることから 必ずしも必須とはいえないものの 私の中では必須のソフトです。バージョン4ではPCライクな表示モードとズームとの組み合わせで、一般的に言うSmartPhone向けフルブラウザに近い表示ができるようになりました。
 
Opera Mobileはそれとは異なる進化を遂げたブラウザです。
機種毎にネイティブに書かれたコードで構成される事で実質的な速度を確保し、キャッシュ容量など機種毎に設定された内容で最適化出来るブラウザとして存在します。
WindowsMobile向けには、バージョン9が存在し 9.5、10とアップデートを繰り返していますが、Nokia用としては8.6で足踏みしたまま。
当時のIE Mobileと比すれば画期的であったのでしょうが、現在のNokiaの標準ブラウザほどにも再現性の高くない画面と速度です。
故に、Nokiaは忘れられたのかと思わせられるほど。
ところが、今回のバージョン10においては いきなり登場してきました。
懐疑的な気持ちでインストールしてみたら日本語が全然表示されないブラウザで、NOKIAすら撤退した日本のことなど忘れてしまったんだと・・・
僅か二週間ほどで Asiaバージョンが登場。どうせ どうせと思って見向きもしなかったのですが ぽつぽつとあちこちで日本語が見えるようになったという報告を聞くと「出遅れた!!」とあわててみたものの後の祭りでした。
乗り遅れたこともあり、Vilivの事もあり日記に書くこともなく来た訳ですが 一段落するとNokia E71の登場回数があまりにも多くなった事に気がつく。
 
ここは何故だかわからないのですが、TWITTERクライアントである、Tweets60が私のE71では自動的に更新されない事が Operaを終了し忘れた時から自動的に更新されることが分かり 使えるようになったこと(ちなみに アップデートも同時期にありました)、常駐しているがゆえにタスクボタン(ホームボタンの長押し)ですぐに切り替えの効く場所に常時いる事等 まるで私に使われるために待機している可愛い子であるわけです。
Tweets60は右側のアプリケーションボタンでの起動、Operaはホームボタンでの長押しと親指オペレーションで両方とも起動できるようになりました。
まず起動画面は画面を3x3に分割したボタンに主要なブックマークを張り付けるスピードダイアルの画面。
テンキーモードで1〜9までのボタンを押すだけでそのページにジャンプします。
フルスクリーンモードでは、まずミニマップ(PCで見るブラウジングされたページ全体を眺めるようなモード)上で見たいところまでカーソルで窓を動かしセンターボタンを押すことで そのエリアの拡大画面が表示されます。
画面のスクロールを行うと 行の横幅は画面サイズに合わせて成形されているので上下動だけで読むことができる。
多少左右にぶれていても、文章のところを上下にスクロールするのを止めると 読みやすいように両サイドに納まるようにシフトする機能。
どれも携帯端末向けのブラウザとしては標準的なものですが、非常に使いやすくできています。
もちろんOpera Miniを使っていたからということもあるでしょう。
アプリケーションキーを押すと出てくるメニューには
Url入力のボックス、Googleで検索するための窓などがあり 単純に下に矢印を動かすと最初のスピードダイヤルの画面に行くので 通常アクセスするページはそこからのジャンプと最初に戻るわけである。
ほかにあるアイコンは、ブラウザの 「行く」、「戻る」、「リロード」、「アプリケーション終了ボタン」とシンプルに必要なものだけ。
そしてそれ以上の操作は、もう一段下にカーソルを動かすことによるメニューから行うようにできています。
基本的に多くの操作が親指で操作する 8Wayキーで行うように考えられてものです。
多くのキーバリエーションの存在するNokiaだからなのか、このスタイルの使いやすさを追求した形なのかそうなのである。
今までの携帯デバイス向けの機能ふんだんのブラウザと異なる方向、簡単な操作で使うために特化した形への変貌を遂げています。
もちろん、多くの機能はキーボードショートカットやメニューからかなえられるのでしょうが 実際私には使うことの少ない機能のような気がします。
 
現在、Opera TurboというOpera Miniで使われていたようなデータ圧縮による高速ブラウジングも可能なようですが、ニュースサイト等著作権の関係で海外からの閲覧が許されないサイトや画像の再配信を禁止しているようなサイトで使えないこと等があり使っていませんが これも日本向けのサーバーができれば対応されるやもというのは 日本の携帯電話向けにもこの機能が実装されるかもしれないからです。
パケットを減らす技術を持ったブラウザは、携帯電話キャリアにとっては非常に良い話となるからです。
今から思えば非常に狭い画面のNokia E71(比較は一緒に持っているXperia X1だからしょうがない?)の画面を全部使いなるだけわかりやすく頑張ってくれている訳です。(おそらく、WindowsMobile版でも同じ印象では Xperiaでは思ったほどの感動は無かった)
どうも、かなり重くて大きなプロいグラムで機種を選ぶそうですが、Nokia使いなら一度は入れてみる事をお勧めできるプログラムです。
 
もちろん、バッテリーの持ち時間や軽快さ等Nokiaの魅力もあってこそなのですが・・・・