とある海外のC to Cサイトに間違えて迷い込んだのであるが・・・・

LEDの小型プロジェクターを最近よくみます。
ネットでも有名なジャンク屋さんでは3万円弱まで下がっています。
ところが、このサイトの価格ではロットはともかく価格は US$96という価格。
大よそ1万円なのである。
 
実はこの1万円と言う価格は実に重要なのである。
もう少し安くなれば・・・・そう液晶パネルより安くなる訳です。
未だ解像度と 明度が低くて液晶画面とは比べ物にならないものの 現状の量産量でこの価格なのである。
UMPCなどでも 樹脂製の蓋を開けば 蓋の裏面は白色。
そこに画面が投影されるという仕組みであれば フットプリントはぐっと縮小されます。
暗い部屋なら蓋を180度まで開く事で壁に貼った白い紙がディスプレイになりいます。
普段小さすぎて字が読めなくて 小型デバイスに遠慮がちな方も 落ち着いて座った時には大きな文字で見る事ができます。
もちろん、液晶画面はガラス板の上に展開するので ガラスの重さ分を軽くできますし その強度もぐっと強化できます。
そういうデバイスであることは確かなのです。
 
現状VGAのタイプだけですが そろそろSVGAのタイプを展示会で見る事が出来るようになりました。
意外に反響が多いようで、その場の勢いなのか来年度にはXGA+も可能だという事になっています。
XGA+のワイドは(そろそろワイド画面も 解像度を決めて呼び名を統一してほしい・・・)現在の小型のノートPCの標準的な画面になろうとしていますので13インチぐらいであればこの辺りがいいところでしょう。
消費電力が心配かと思いますが、現在のタイプは2モードの電源管理を持っており USB接続の場合にはUSB給電で ACアダプターを付けた時にはフルパワーと電力の管理も万全です。
3WのLEDということだったので 大体現状の低効率の物でも 単三電池二本で4時間ぐらいとこれぐらいで現在のノートPCのバッテリーそう問うぐらいの物でしょう。
このデバイスたちが 前述の価格となれば十分に液晶と価格と消費電力では対抗できるものとなりえる訳です。
それでも、屋外に使うには辛いような気がしている訳ですが・・・・
 
同時に、この技術の低価格化は異なる商品も市場に送り出します。
SXGA+の1インチ未満の小型の液晶パネルをLEDの照明で背面から(若しくは反射で)照らして画像を作っている訳ですから 裏側のLEDをうんと弱くして虫眼鏡で覗き込んでみたらどうでしょう?
そう、、ヘッドアップディスプレイとなるわけです。
私のように常にメガネをしているひとであれば、眼鏡に吸盤でディスプレイを(15gぐらいまでは頑張ってほしいな)付けてヘッドフォンのようなケーブルで腰に付けた携帯デバイスに繋ぎます。
眼鏡越しにそちらを見れば3m先に20インチぐらいのディスプレイが見えるようなイメージとなればPCを使うには不自由しません。
こちらは外光をあまり考慮に入れなくてもよいですし、鮮明度もレンズの性能分高く いろいろな環境で使われるノートPCのLDCよりは死人度が高いかもしれません。
現状もVGAのヘッドアップディスプレイは2〜3万円にて手に入るわけです。
同じ事が高解像度のディスプレイでも出来る可能性があるわけです。
液晶のサイズに制限が無ければデバイスの小型化は一気に進みます。
半透過の液晶にすれば、机の上にまるでキーボードにあるように見えて そこに指を置くとキーが入力されるようなものも可能な訳です。
キーボードにも大きな制限が無くなります。(カメラはいるけどね・・・・)
 
コストが製品を作るわけではありませんが 製品の成立にはコストが非常に大事になります。
コストさえあればアグレッシブなメーカーが商品を登場させます。
今回のプロジェクターに関しては思った以上にコストダウンが進んでいて、間も無くを感じさせてくれるような・・・・
夢ですけどね
ただ、商品の値段を見ただけで飛躍しすぎですけどね