Microsoft Office 2010を入れてみた

せっかくのEverun NoteなのでOffice 2010を入れてみた。
Office 2003から2007の変化はドラスティックで・・・・というか人が変化についていける限界を超えるに十分なインターフェースの変化となっていました。
「リボン」と称されるインターフェースは、いままでのAlt+fで選択できる「ファイル」から始まる「編集」、「表示」、「ツール」といった今まで慣れ親しんだ名称すら捨てさせる程の変更が行われました。
メニューを選択すると 下に登場する選択項目ではなく、タブを選択するとメニューに登場する項目ではなく その項目の中の良くつかわれる機能だけをアイコンにしたものが並ぶタイプのメニュー。
使用頻度に合わせて、良く使う機能に関しては 2クリックで良く使い設定がデフォルトとなって出てくる構造です。
特に大量の文章を扱う人なら 効率が一気にアップします。
と、まあ勢いだけは良かったのですが 人は変わらないのです。
 
ガンダムでいう所のニュータイプは まるでエスパーのように表現されていましたが いつも時代の変化のあるときにはニュータイプが生まれます。
例えば飛行機が登場したとき。
地面を走る事しか知らなかった人類が初めて空を自由に飛ぶ手段を手に入れたわけです。
移動に対して上下左右の動きを理解できたのはわずかに一部で それ以外の人たちは時代の変化についていけなかったわけです。
最近でいえばアニメーションがそうで
例えば、宇宙での戦闘のシーンなんかがそうです。
今までは便宜上わかりやすいからと 丸で地上に立っているかのように仮想的に地面を意識して同じ方向に足を向けて戦っていたロボット同士が今は上下左右どころか次元を超えた戦いを繰り広げています。
頭ではわかっていても実際の映像を見なければ実感としてわからない世界に スペースシャトルの映像などからイメージできる人たちが現れたという事です。
逆に言うと私のような一般人はニュータイプではないので このインターフェースに違和感を覚えるわけです。
ロボットに乗って歩く操作をレバーだけで行うのと同じように、今までは右手を前に出して物をつかんでいたところ これからは物を認識すればつかむところまで自動的にやるからと言われたようなもの。
手を動かすところからやら無くて良いのはいいのですが、途中で掌を開いてみたりと その定型に無い動きの操作が新しすぎてわからなかったり もともと物をつかむのに指を動かすメニューは知っていても いきなり認識して握るまでを一貫してやるというメニューがどこにあるか知らない訳です。
 
みんなの困った気持ちは良くわかる。
一応クラッシックメニューなどがあってそちらに入れ替えると・・・とか言っていて変更を考えたものの 普段使っているとさほど困らない。
良く良く考えると便利機能を使いこなせるほど大したことはやって無かったのです(笑)
ちょっとした表組み等は 下手をすると昔作ったマクロを流す始末で 使えていない。
所詮、石器時代の人間に 室町時代と江戸時代の違いを述べるほどの メンタリティは無かったようです。
それぐらい遠い眼から見てですが、2010は2007に近いものと思われます。
特徴的だった左上にあるOfficeのエンブレムは消えてなくなっていました。
ただ、一番左端のTABに懐かしい 「ファイル」が付け加わっています。
画面一杯に広がってイメージが異なるものの、これだけでかなりイメージ的に古いものに近づいたような気がします。
 
そして、IMEが2010になりました。
大したことはわからないですし、いまだに学習が効くほど使っていないので予測変換そのものが発生しませんのでそのあたりが分からないのですが
非常に評判の悪かった2007からの一番大きな変化がここかもしれません。
以前に比べて長文の一括変換には威力を発揮したIME2007らしいのですが 実際、短文がほとんどの普通の入力では ミスヒットが多すぎるというか考えず儀の結果の返ってきたIMEでした。
もともと自然な感じの変換のする(逆に人名とかは時間がかかる)IMEシリーズがイメージ的に元に戻った感じ。
Natura IMEシリーズでOKだった人には IMEの入れ替えだけでも大きな効果があるような気がします。
 
モバイルユーザーにとっては小さな画面をどう使うかというのも大事ですが、リボンを縮小化するという機能は健在。
その場所がOfficeマークのエンブレムの横のメニューから、プログラムの閉じるボタンの下に移動したのは モバイルユーザーにとっては便利な変更だと思います。
他にもこれは2007からですが 無段階の(といっても1%刻み)の拡大縮小は実はうれしい機能。
文字を大きくするのではなく、画面を大きくする機能があり 対応していればタッチパッドの上を左右にスライドしたりするのと連動する機能として顕在。
左上にあるクイックツールバーの中に「最近使ったファイル」がデフォルトで置けるようになったのも(OSのそれを使えと言われそうですが)便利で 閲覧がメインの小型PCではいかに早くファイルを表示できるかなので 少しうれしいものです。
間もなく発売との事ですが、IMEだけなら無償提供される事となっているそうなので 2007からの乗り換えに関してどうなんだろう?ということにかんしては・・・
直接、冴子先生に聞いてみないと!!
http://www.saeko2010.tv/