シャープ : 『4原色革命、「クアトロン」誕生秘話』その4

クアトロン 3Dのテレビを見ていての話でありながら かけらも3Dの話が出てこないのも不自然なので3D性能の話となるわけですが
せっかくお呼びいただいてなんですが、正直3Dそのものに疑問を抱いているタイプなので そして過去にも何度かそういったことを書いているので ここぞとばかりにこれは良かったなどと書くのもおかしいのでそのあたりは許していただきたい。
 
一つの3Dの問題として やはりあのメガネです。
普段メガネをかけていない人がメガネをかけ続ける苦痛は、ヘッドフォンを長時間かけ続けるのと同様なわけです。
そして、家人全員が まちまちに色の違う3Dメガネをかけて食べる一家団欒をイメージしてもらえると解りやすいと思いますが異様な光景です。
いくら3Dとはいえ 実際に目の前に3Dの物体を置くわけでもないので 右目と左目に異なる映像を映すことで3Dだと認識させているので メガネは必須なわけです。
一つの物体を背景もなく周りから覗き込むというなら裸眼でも3D化できますが どんな映像にも使えるわけではありません。
故に必要だという時点で どうかとおもっています。
また、今回のAquosでもそうですが 画面が明るいとい(コントラストが高い)というのを特徴とした段階で 明るいことが正義だといっているわけです。
シャッター式とはいえ透過率は100%ではなく、なおかつシャッターで 見た景色の半分は片目づつですが見えなくしているわけですから暗くなる。
最初に「明るいことが正義」と言っておきながら 「明るくないけど3Dだからいいでしょ」というのは 明るさがアピールポイントでなくなるほどになってからでも遅くないと思うわけです。
そして、目の左右の差だけで3D化しているので 過剰な演出や思った以上に多くの人が3Dを意識せず片目で見ている時間が長いので 目の前でその映像を展開されると 3D酔いのようなことが起きないかと心配するわけです。
映画でも最近ではすこしずつ時間が伸びてきていますが 恐らく3時間程度が限界なのではないかと。
と、まあここまでもこれぐらいはまとめるとぶーたれていたわけです。
 
メガネに関しては他社と比較しても軽くなりました。
そして、特徴である明るさですが、3Dメガネをかけて尚 明るく感じるあたりはさすがかと思っております。
私の見た中では他社も含めて恐らく最も明るい部類なのではないかと思います。
特別周りの電気を消すこともなく、そのままの状態でメガネだけをかけてみたとしても 十分というか ほかのテレビを見ている程度のイメージでした。
そして、こういう機会にはよく話題になるのですが 蛍光灯のフリッカーの問題。
この会場の蛍光灯を3Dメガネで見ると少しフリッカーが発生しました。
しかし、このあたりは技術としては理解しておくべきだと思うのですが一般家庭においてあまり問題になりにくい点なのです。
このサイズのテレビが入る家で、昔ながらのつりさげ照明を使っている家はほとんどなく、一般家庭の多くが今やインバーター式の灯具となっており 通常の家庭ではあまりフリッカーを感じることはないからなのです。
一部メーカーで フリッカーの少ないなどと言っているパターンがあるようですが 私はどうかなと思ったりもするわけです。
以前、私の日記でも書いていたときにコメントのあった、片目モードもサポートされています。
3Dに見えなくする 片目で見た映像を見るモードで 3D画像を見ていて疲れたときなどの対応として(お父さんは喜んで3Dをみているけど お母さんは苦手とか・・・)それを着るモードがあるのは好感が持てます。
 
実画に関しては、正直映画ほどの迫力がないのはテレビとしてみてどうかというより単純に周りの環境(映画館と比べてという意)のせいではないかと思います。
実際の立体感は、コンテンツのせいかもしれませんが 他社のボールが飛び込んでくるような無理な迫力間を演出したものでないことからおとなしさを感じます。
これもコンテンツのせいだと思いますが、幾分 平面の絵が多層に並んでいるように見える絵作りに見えたのですが 映画の絵ではそれを感じなかったことからこれもデモ画のせいかとおもいます。
3Dの効果だけでいえば裸眼で見ているときの 画像の二重映りの見てられない画面ほど 3Dを感じないもので 前にも書いている通り 本当に自然なイメージのものです。
映画のデモでは 一人の女性を通して舐めるように周りにパンする映像のあたりを私は見たわけですが その奥行き感というか、後ろに並ぶ人たちまでの空間の喪失感を感じたわけです。
 
昨日書いたところですが、映画クラッシックモードのことを書いたわけですが、3Dもそれと同様見たいコンテンツへのモードの一つではないかと思ったわけです。
決して 我先にと押し出してくるわけでなく 映画館で見た3D映画を家庭で見たいとなった時に、コンビニでポテトチップでも買ってきて 部屋を雰囲気を出すために暗くして さあ気合を入れて映画を見るんだとなったのであれば この3D効果は非常に良いものだと思えます。
逆に、リビングでの家族団らんや、見るでもなくとだらだらテレビを見てないけどつけているとう用途には どうかと思うわけです。
ただ、このテレビに関して言うならどちらの用途にもマッチする性能を持たせたものであるといえるのではないのでしょうか?
 
途中の説明で出てきたのですが、このシリーズにはUSBポートが付いていて 外部にUSBのHDDを取り付けるだけでHDDレコーダーとしての機能も持つようです。
その機能は最初から想定されていたもので、リモコンでまるでHDDレコーダーと同様の操作ができるようです。
他社に比較して、店頭で「録画機能なし(Option)」と書かれたパネルを見たことがありましたが 非常に残念な風に映っているのではないでしょうか?
技術やデザインも大事ですが 製品の存続のために マーケティングもそれも店頭でのマーケティングもぜひ。
また、Aquosを購入すると USBHDDが付いてくるとかすれば 現在HDDが非常に安価で大容量になっています。
他社に比べて 大容量なものを設定すれば それもエコポイントでついてく金額だったり 量販店のポイント程度の金額で十分にTバイトサイズのUSB HDDを購入することができるわけですから セット売りというか 多くの量販店でUSB HDDは特価商材としてあるわけですから そういった販売現場への案内は大きなポイントになると思うわけですが如何でしょうか?
「タイムセール今なら1TByte HDD付(標準画質で〜〜時間録画可能)」なんて ありそうじゃないですか?

written by HatenaSync



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