NOKIA N900を使ってみた

夢の話だとして聞いてほしい。
 
NOKIA N900は少し癖のある端末で NOKIAの端末でありながらSymbian OSではないという点。
今までの知識が全く役に立たないあたりが困ったものなのである。
では、どうやって使えばいいかなのであるが 当然私も全く分からなかったのでいつも通り先人たちの知恵を拝借したわけである。
まず、香港で購入した時点では 完全な中国語版です。
ただ、見た目はリセットされているように見えたのですが 今でもそうですが新しいSIMを入れると ロケールとか初期化されたように聞いてくるのですが実は全くそうではなく購入した時からストレージには以前書きましたが怪しげなデータなどが入っていたわけです。
香港でどうにか実用にと思って いろいろと調べて作業を行ったものの いくつかの問題点があった。
テスト用として提供してくださっている「日本語入力ソフト」がインターフェースとして使っているところに中国語の入力が割り当てられていたようで ごそごそと上書きしても何故だか全くインストールさえできませんでした。
恐らくというところで そのあたりも消してみたりしたのですが その後新しいアプリケーションのインストールそのものが駄目になって 結局持っているという楽しみと 韓国ではあちこちにあったFree Spotで非常にPCライクなブラウジングを楽しむことに徹したわけです。
 
で、週末作業でようやく端末の内容をバックアップして 初期化から始めました。
なぜ、週末まで待ったかというと 一般的なNOKIAの端末はいくつかのキーを押しながら電源を起動すると完全に初期化されるのですが この端末の場合そういったキーは用意されておらず ROMというかOSの再インストールともいえるFlashモリーの書き換えの作業が必要となります。
何台と言うほどにはやってませんが、ROMを焼いている最中に 機械が止まって青くなったことが一度や二度ではないので それなりに汗をかきながらの作業となったわけです。
それでもこれ以上先に進まなくなったので作業を開始したわけです。
Flasherというソフトでtablets-dev.nokia.com Software Authentication に用意されたROMを書き込むわけです。
この辺りは「N900 初期化」とでもいれて Googleで検索すると案内をしてくれている人が多くいらっしゃるので そちらを
そして、一応最新と思われるROMを焼いてみたわけです。
どちらかというとPCでHDD上のOSイメージを書き込んだようなイメージだと思われます。
  
その後、Rootをとるためのアプリケーション 「rootsh」をインストールして
日本語入力環境をインストールします。
「maemocjk for N900」をインストールします。
これはApplication Managerからインストールするわけですが、そのメニューに最初から出てくるアプリケーションではありません。
レポジトリというのを追加する必要があります。
わたしにとっても 呪文のようにしか聞こえませんが この辺りも詳しく解説されている方がいらっしゃいますので

Catalogue name→Extras-devel
Web address→http://repository.maemo.org/extras-devel/
Distribution→fremantle
Components→free non-free

というのを追加すると このアプリケーションが見えるようになるのですが 実はよくわかっていません。
どうも、認証アプリでない 施策もしくはテスト段階のアプリケーションをApplication Managerで見るための呪文のようです。
まあ、とにかく「maemocjk for N900」のインストールが終わったところで 再起動を行います。
一説によると Setting−Text inputでVirtual KeyboardをEnableにして 入力したいところでスクリーンをスライドしてタッチパネルキーを有効にすると あとはキーボードでShift+Spaceを押せばIMEが起動することになるようです。
しかし、それはめんどくさいので(笑
直接、af-defines.shという設定ファイルに
「export GTK_IM_MODULE=scim」という一行を付け加えるだけで 入力可能なアプリケーションでは自動的に起動が可能とのことなのでそちらを選択しました。
Vi Editorを使っての作業となりますので 色々と解説いただいている方がいらっしゃいましたのでその通り 一文字間違えないように打つだけでした。このときにRootでの作業が必要となるので 先のアプリケーションが必要だったわけです。
ここまでで日本語入力のできるN900が出来上がりです。
 
いつもならここまでなのですが じつはこの状態でデータ専用のDOCOMOのデータ専用(MVNOも含む)SIMカードは認識できないのが N900なのです。
ターミナルを起動して
dbus-send --system --type=method_call --print-reply --dest=com.nokia.phone.net "/com/nokia/csd/gprs" org.freedesktop.DBus.Properties.Set string:com.nokia.csd.GPRS string:AttachMode variant:string:WhenAvailable」
というわけのわからないコマンドを入力すると認識できるようになりました。
先人の知恵とは有り難いものです。
 
あとはロケールとして日本を入れたいのですが N900は最初からそういったものが入っていません。
というわけで 「N900 ロケール」と検索したら
Momoyanさんが作ってられるので 「やったー!!」と思ったらリンクがもうなくて・・・・ うるる
maemo.orgにいって localeで検索して日本語のロケールを入れると取りあえず TimeZoneで日本が選択できるようになりました。
ただ、 日と月が逆に表示されたりするのはなおりません。
Momoyanさんが再公開されるのを そーっと待っています。
 
ここまでくれば使えるようになりました。
今のところ、WEBでは日本語入力ができないものの メールなどは普通に使えるようになります。
これで使えるNOKIA N900となったわけなのですが・・・・