ヘッドフォンのエージングについて

必要なのかという突っ込みがありますので 追記しますが
正直、必要かな?という感覚ではいてます。
前回のヘッドフォンのように かけている最中にかなり変わってしまうようなものもありますし、今回はその点あまり変化が無いようです。
これに関してはいろいろとネットでも意見を書かれている人がいるようですが まったく根拠のない話でもないのです。
 
多くのヘッドフォンでは超音波溶着だったり、それこそ接着剤だったりと筐体やコーンの固定に使います。
もちろん、はめ込みのものもあります。
そういう工業製品として組み立てられたものなのですが、それが機械的にすべて組み立てられているかというと そうでもないわけです。
機種が多く小さいことからも、手作業で組み立てられていることが多いわけです。
マイクロソフトAPPLEの提携工場の姿が流出したことがありますが ああいったのは実際のところどのメーカーも大差はないと思います。
前回のヘッドフォンですが、一部樹脂部品の糸のようなものが写っていたと思いますが こういったゴミがすべて取り除かれていないという証明のようなものです。
そういったゴミがハウジングの中にいることもあるでしょう
前述の溶着や接着剤での接着で僅かでもはみ出れば 音に関係のあるところにくっついているかもしれません。
そうやって部分的にでも振動が悪くなっていたりする所などに振動をかけて動かせば動いているうちに音が変化したりするわけです。
実際のところ一般的に言うエージングの場合 周波数の異なる音を順番に流し 振動版の特定の周波数だけが馴染むのを防ぐというようなことも書かれていますが こちらの効果に関しては1万円以下のヘッドフォンではほぼ変わらないと考えています。
 
幾つかのものを並べて比較するにあたり、できることはやっておこう程度なので あまりこの行為に関して意味があるものかというと自信が無いわけです。
「やった方がいいでしょうか?」と聞かれれば 「それはものに対する愛情の問題で それだけ愛情を持って接することは大事ですよ」と答えるというような話だと理解いただければ・・・・