らくらくSmartPhone

現在、新規の契約の3台に2台がSmartPhoneだということなので必然的に出てくるだろうと予想されるのが 「らくらくSmartPhone」(コピーライト取っとこうかな)でしょう。
なぜ、こんなことを思ったのかというと 話はそんなに難しい話では無く
Dell Streakを弄っているときに横から見ていた人が
「なに?そのボタンの大きな電話」
と言ったのがきっかけだった
 
普段からTabを持って歩いていますし まいど電話が違うとか言われているのでわたしが違うデバイスを持っていても 珍しいわけではないのですが 今回はTabletではなく電話として認識されたのだと思った訳です。
だからどうだという事もないのですが、電話として認識されて、ボタンが大きいと言われると さくっと思いついたのはやはりらくらくフォンだったわけです。
らくらくフォンに関しては私は意外と懐疑的柄である。
街中でお年寄りが使っているのを見ていると ほんとうにお年寄りの為に開発したのか?という疑問が出てきます。
多くは折り畳みのモデルを持っていたりするわけですが、カバンの中をごそごそやってひっぱり出して 横からぐるっと眺めて開く方向を探して開いて
そして、ようやく電話として画面を見て 通話ボタンを押している。
勿論、それは年齢的な事で目などの機能が弱っているからしょうがないとして その後の通話している姿を見ると気の毒になってくるわけです。
もし家や会社にいるなら比べていただきたいが 携帯電話の大きさと 普通の家庭の電話機の受話器とを比べてみてほしい。
圧倒的に短いのが解るだろうか?
正直私も昔携帯電話(最初はPHS)を使い始めたころに違和感があったのですが この短い端末でしゃべって相手に聞こえるのだろうかと。
今では胸ポケットにつけたヘッドセットで音を拾うだろうと歩きながら私はしゃべっているのですが、いまだその感覚の抜けきらない人もいる事でしょう。
それが証拠に、そういった年齢の人たちは本来 耳の機能も落ちているのでスピーカーに耳をくっつけて話さなければいけないのに 意外に耳から離れていて口と耳のちょうど中間地点から話しているうちに聞こえにくくて 耳寄りになって結果ここにあるという場所にあります。
そして無意識にちょっとでもその距離を近づけようと右耳にあてていると右向きに首をかしげているのである。
ここまで年寄にさせておいて らくらくフォンとは片腹が痛いのである。
私の両親には、そんなことより欲しいものを選んだほうが良いと薦めるのは、単に製造原価の安い廉価版の電話を 「らくらくフォン」とか名前を付けて利益の回収を図ろうという根性が気に入らないのである。敬う気持ちのかけらでもあれば そんなことはしないと思うわけです。
本当に年寄の為を思うのであればもっとやり方があると思うわけです。
勿論、限られた枠の中で商品を開発する開発者の方には敬意を払いますが 枠を決めた人にはそうは思わないという事です。
 
話は逸れたのですが
Dell StreakはSmartzPhoneでメーカーいわく小型のTabletという表記ですが 実はちゃんとした電話でもあります。
Galaxy TABのように話せない事はないけど・・・・というレベルでは無く 普通の電話機の拡大コピーと言ってもいい構成になっており 縦に持つと上の真ん中の方に通話用スピーカーがあり 下の左側にマイク穴があります。
少し短いのですが、この距離が固定電話のそれとほとんど変わらないわけです。
試しに、何人かに持たせてみましたが 多くの人は左手に持ち人によっては通話口を右手で囲うようなしぐさを見せたわけです。
これを持って電話する格好をしてみてくださいというと。
じゃあ口を覆う仕草はというと 普通の携帯電話を持っているときにはしないのです。
何故しないかというと どこを覆っていいかわからないからという事で 確かにあなたの持っている携帯電話の話口はどこにあるか知ってますから?と聞くとデザインできれいに隠してあるのでみんな知らないのです。
つまり電話機の仕組みを実はよくわかっていないという事が良くわかるわけです。
恐らく私のように 受け取ったらまずスピーカーの穴とマイクの穴を探すなんて言うのは少数派なのでしょう。
 
5インチのディスプレイサイズがどうだという事はないのですが これのバランスが意外とよいと思ったのは固定電話の受話器とサイズが近いから。
ボタンも電話の点キーを表示させるとびっくりするぐらい大きなボタンが出てきます。
電話帳に関しては いまは適当にリサイズしてありますが画面サイズからもっと大きな文字で一覧化することも難しくないわけです。
Androidの機能が必要なわけではないので 電話とSMSぐらいに絞ればいいのですから。
5インチもあると重たいと言われそうですが、いまちょっと測ってみたのですが固定電話の受話器の重量も図ってみると220gぐらいとそう変わらないわけです。
持ち歩きを楽にするためにという事ならわかるわけですが 通話に関してはこの重さは許容の範囲なのです。
携帯電話は嫌で 家の固定電話ならOKと言われるお年寄りが沢山いるので、それらのストレスを減らしてあげることが出来ると思うわけです。
結果的に長期的に見れば 使ってくれて何ぼの世界だと思うわけです。
 
じゃあ、これで・・・とは簡単にはいかないのです。
高さはこれでよいのですが、手の小さな人ではこの短辺でさえ手で握りきらないのです。
故に細くする必要があったりはするのですが、それらの改良を加えるともっと使いやすいらくらくフォンが出来るのではないかと。
そして、タッチパネルなので らくらくSmartPhoneとすることが可能なわけです。
実際には、電話機だけで使うのは勿体ないと思うわけです。
例えば時代劇チャンネルなど すでに版権消滅したようなコンテンツもあるわけですから ワンシーズン丸ごといくらとか利用できるようにすればいいわけです。
家でも最初からクレイドルを付属して、そこに置いておけば 好きな時間に好きな番組が見れるとか出来るわけです。
通販番組も テレビではない流し方もできますし、決済を携帯電話の仕組みと合わせれば お支払いの手間もぐっと下がります。
もっと言えばスーパーと提携して、そこで商品を選ぶことが出来るようにして(このコンテンツの制作は難しいだろうな・・・・)ICカードと組み合わせて 登録スーパーで注文してスーパーに出かけてICカードを当てると用意してあった商品が揃って袋詰めされているとか、配送サービスなどとの連携があっても 決済は携帯電話なのでとりっぱぐれの無い良いシステムだと思うわけです。
あっ、WEBのコンテンツで作らなくても テレビ電話の仕組みを使ってオペレーターが注文聞いて商品を選択するような仕組みにすればいいわけですから電話のコンテンツというより全体のシステムという感じになるわけです。
ここまでくれば、売る側にも買う側にも優しいシステム作りとなるはずです。
ルールとして店側からの宣伝お電話は一週間に1回が限度とか(孤独死とかを防ぐためにそれぐらいは有効な気がします)、他店舗の登録も出来るようにしておけばよいわけです。
携帯電話に お店を登録したりするのは お店のサービスカウンターが代行すればいいだけなのでキャリアは負担が無いわけです。
勿論、孫の写真をデフォルトで表示するとか メールを読んであげるとかのサービスもするとベストでしょう。
 
SmartPhoneは人と人が繋がる為の道具だと言っていた人がいました。
また綺麗事をなんて思っていましたが、こうしてみるとそういった方向に進めるのがSmartPhoneの利点かも知れません。
Androidがベストとか i-Phoneがベストとかいう事はないのですが こういう方向性なら協力してくれる人お出来る人もいると思うのですが・・・・
防犯ベルが付いていると キッズ携帯だとか ボタンが大きくて少ないとお年寄り用とかっていう安易な区分ではない 携帯の登場が待たれるわけですが・・・・
 




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