液冷式コンピューター

10年ほど前に、未来のお話として書いた物語があります。
その中では 時代はコンピューター水冷の時代に入っていて コンピューターは液体の中で動くものという常識の未来です。
勿論冷却すべきチップをそこに置いて それ以外のものはその外に出ているようなものを想定して書いていて 
その世代の住民が コンピューターの初期のもの
つまり、TK-80のような基板に乗ったマイコンをどぼんと液体の中につけてしまうという話です。
落ちとしては、それだと壊れてしまって 貴重な歴史の遺産を壊されてしまうという所で終わるわけですが・・
 
つい先日、ニュースサイトを見ていると さすがに水冷式では無い物の油のタンクの中に基板事投げ込んで冷やすタイプのコンピューターの話が出てきていました。
同じかどうかというと変なわけですが こんなものが本当に出てくるんだなと・・・
もともと、密度の異なる物質間では熱の伝達がされにくく 空気より水の方が密度が高い分金属の構成に近く
熱を伝達する能力としてはすぐれているわけです。
故に特性としては良いわけですが 電気を流す能力もある(純水にはないが、不純物が混ざると 例えば塩水のように電気を流すことが出来る)ので 使いにくいという特性もあります。
ただ、車が空冷から水冷に至ったように コンピューターもいずれそうなるだろうという予想だったわけです。
それを 作り話として 表現したわけなのですが・・・・
実際にそういったものが登場するという事となったわけです。
それも今よくある水をパイプで廻してという形ではなく、お話を面白くするために作った 液体の中にどポンとつけるタイプで(笑
 
実際のところ、PCショップなどでよくどこにつけるんだろうとかいうような大きなヒートシンクの付いたCPうクーラーや 扇風機ぐらいのサイズでケースの中を冷やすファンだったり冷却装置は良く置かれています。
しかし、実のところこれらはマニアの世界で、今のCore iのCPうそのものは省電力性能が高くなっていて 100Wを超えるようなCPUはほぼなくなっています。
ビデオカードもミドルクラスまでは マザーボード上の電源回路から電気を得ているだけですので 発熱量も押して知るべし程度なわけです。
マニアはその仰々しい形や色などファッションを楽しむ改造と、規定以上の能力を引き出すための 過冷却を行う物 等で用途が違うわけです。
まあ、なんとなくPCを自作するならそういう物もつけてみたくなる気持ちは解らなくもないわけですが・・・・
CPUによっては FANを取り払ったもの等もあるわけです。
現状では、i3等はCPう上にビデオ回路を載せているので 熱がそこに集まるので そこだけはFANを付けても 他には何もなくても動いたりしするわけで
熱を処理して何が何でも速度を上げなくても、十分に速度は速いんだという状況に至っているわけです。
冷蔵庫じゃないですが intelなんかは 省エネ率〜〜%とかって書きたいところでしょうね
最も、Pentium4が凶悪な消費をしたので それ以前と、Pentium4を比べられると困ってしまうので そっとしておきたいところでしょうが(笑
 
SmartPhoneも冷却が満ち足りているときだけ強力なパワーを発揮できるバーストモード等を用意する事は出来るかもしれません。
周りの環境が良ければ高速で動くとか。
最近の端末は防水ですから 例えばプールの中とか。
どうでしょう、引きこもりの子供の携帯で プールの中でこそ真価を発揮できるソフトとかで それぐらい冷えないと凄く動かないとか
そうすれば 出不精なもばいらー(なぜ出不精なのにもばいらーなんだ)を無理やり外へ引き出すための機能として注目を浴びたりして・・・
 
written by HatenaSync