通信装置と電話機が分かれたら

仮定の話ですが 例えばGmate2というW-Cdma対応の小型端末が出来たとしましょう。
今のところ、バッテリーの事を考えると やはりポケットWifiぐらいの大きさでしょう。
これで20時間ぐらい 持つようになると思います。
今のところの技術で Bluetooth3.0のみ搭載としましょう。
ストラップホールが付いていて ベルトやハンドバックにぶら下げるようなカラビナ形状になっています。
朝、電源を入れると少なくとも家に帰るぐらいまでは十分にバッテリーが持ちます。
マイクロUSBでの充電で1200mAぐらいの容量なので エネループブースターなどで充電可能です。
持っている端末は ハンドセットとTabletとノートPCにPSPあたりとしましょうか。
各機種の端末ソフトウエアは用意されているとしましょう。
 
ハンドセットは小さなタイプのもので、首から下げる事の出来るサイズの物です。
私が持っている中で 最も近い物はこれです

http://www.planex.co.jp/product/bluetooth/bt-phone01/
Bluetooth3.0は下位互換があるので 恐らくこれはそのままつながるはずです。
出来ることは、電話がかかってきてこのハンドセットが鳴って このキーを使って着信する。
このキーを使って電話を掛ける。
電話帳を内蔵して その番号出かけるとかはできます。
 
解りやすく 3Gを持っていないXoom等をTabletとして用意しました。
アプリケーションをインストールして、接続すると アンテナマークがでて メール着信時には表示されます。
Bluetoothのバージョンは解らないのですが 一応3.0だと仮定しましょう。
このTabletは net閲覧用で BT-PanでGmate2と接続されています。
つまり、常時ネットワーク接続が成立している状態ですので、通信の為の作業は必要ありません。
ただ、Gmate2はバッテリーの寿命を延ばすためにパケットの接続を切断していることがあるかもしれないので 最初のレスポンスは悪いかもしれませんがそれは待機時間が長いだけで意識することは無いでしょう。
HSDPA+とかぐらいまでであれば 速度的に実行速度では遅れることもないでしょうから この通信がボトルネックとなることは無いでしょう。
Gmate2と話さない限り メールのチェックなどでの接続は自動的になされます。
まるで このTabletに通信機能を持っているかのように働くはずです。
 
電車に乗ったのでPSPを出してゲームを始めた BluetoothPSP Goにはついていたような気がします。
BT PANをサポートしていたかどうか解りませんが サポートしていると 300Kぐらいが最高速のBluetooth2.0ですがそれでもゲームの更新ぐらいなら過不足なく行える筈です。
 
他にPCも同様で 起動したらBluetoothの自動接続でBluetoothPANが接続され パケット通信が成立します。
普通にネットワークカードとしてPCから見えているので 接続を意識する必要もありません。
Bluetoothですので20時間ぐらいの駆動は別に珍しくも無い訳です(使うとどれぐらい減るかは未知数ですけど)
 
もし、どれかがgmate2との接続が何かの事情で切断されれば Gmate2が鳴りだすような装置を付けておけば カバンが自分から離れたときのアラームにもなるわけです。
例え、PCを二台もちだそうが、Android SmartPphoneとi-Phoneを一緒に持っていても 回線はひとつで十分なわけです。
今は小メーカーの アイデア商品ですが、もし大手からこのアイデアを評価して発売されれば 世界的にも大ヒットになる可能性はあるのです。
諸刃の剣で キャリア側は契約が減る可能性もあるので薦めないかもしれません。
 
海外ではもっと大きな利点があります。
国境を渡って移動をして、国境を渡る際に別のキャリアに付け替えるような人であれば 今のGmate2の電源を切って そちらのSIMカードに入れ替えれば ハンドセットやTabletなどの設定を弄る必要が無い訳です。
複数台の端末を持っている人なら この国境越えの煩雑さを軽減できるわけです。
あれば絶対欲しいと思うのですが・・・・

written by HatenaSync