AUの動画配信サービスは結構チャレンジャーだ!!

昨日、DOCOMOの新製品の発表があって、一昨日にAUの新製品の発表があった。
個人的にはDOCOMOではGalaxy S3だったのですが QuadCoreで無かったことに対する失望感が出るのではないかと心配があるわけです。
AUは既に発表されていますが HTC Jというタイプの端末。
使う使わないにかかわらず、何でもついているという日本仕様であると歌うのはひとつのコンセプトとして面白いと思うわけです。
未だ、選民意識が日本人にはあるので わざわざ作りましたと言うアピールは有利なのではと思うのですが ちょっと気になるのはここまでHTCの端末が良し悪しではなく売れたことが無いんですよね。
私は結構気に入っていて AuではEvoとEvo 3Dを続きで使っているぐらいですから好きなのです。
 
端末は、まあ予想通りというか以前も書きましたが 海外で出ている端末がそのままスライドしてきてもあまり新しさは無いわけです。
日本の端末に関してはスペックは凄いと思うのですが 私の琴線に触れないのは 現在の端末ですら煮詰めが足りない感じを受けていて やはり海外の端末に比べバッテリーの持ちだったりが良くないことが多いわけです。
これに関しては彼らにばかり責任があるわけではないのですが、DOCOMOなりAUなりの提供するサービス全てをデフォルトで使えるように設定するという基本方針を遵守するあまり その不安定さと常駐するソフトの多さでバッテリーが休まらない等 開発者の意図しないところに足かせがあるわけです。
それを断らないことで有利に導入してもらっているわけですから 悪くはいえないわけですが、そのあたりに不具合を抱えているように思えて仕方がないわけです。
その煮詰めの悪さが残る状態で 最新のQuadCoreのCPUはともかくアップグレードされたGPUの機能を使おうとすれば まれに無理なことが起きて ここまで複雑になれば「まれ」がどこかに入ってしまうことが問題なのです。
OSも新しく 一機種もリリースせずにCPUも一機種もリリースしない状態で いきなり登場した機種な訳です。
海外のモデルは 既に海外のどこかのキャリアでフィールドテスト(先に販売されているの意)が済んだものを持ってきているわけですから安定して当たり前なわけなのです。
 
もうひとつ、注意すべき点は
DOCOMOでは今回フューチャーフォンがなかったことです。
AUはちゃんとそれも発表しています。
今更感があるかもしれませんが、みんながみんなSmartPhoneが必要なわけではないのです。
少なくとも1/3は元に戻したいと思っているわけです。
DOCOMOはかけたはしごを外してしまったわけです。AUはそのはしごはまだつけたままの状態になりますと言っています。
この差は、今後のMNPの移転の動きに大きな影響を与える気がします。
フューチャーフォンに戻りたいが 必ずしも古い機種に戻りたいわけではないのです。
新しいフューチャーフォンが買えるならそれに越したことは無いのです。
 
で、表題の動画配信サービスなのですが
「アプリ取り放題」というスマートパスが好調なようで この波に乗るべく「動画取り放題」とか「音楽取り放題」というスタイルの提供を始めるようです。
これは斬新な・・・なんて思うはずも無いわけです。
既に、各キャリアで提供されていて 例えば音楽とり放題と名前は変わってますが 今のところLISMO Ultimateと全く同じコンテンツの提供までしか決まっていない 所謂名前を変えただけという感じを受けるサービスなのです。LISMO Ultimate→うたパス というだけでは・・・
動画に関しては「Hulu」のサービスが先日始まりましたが 人気ドラマなどが満載の動画が見放題と言うのを980円で提供しています。
じゃあ、珍しくないじゃないかと言われそうですが 実はそうでもないわけです。
 
この動画配信「ビデオパス」というサービスですが Android SmartPhoneでOSが2.3以降の端末であれば今のところ全機種で見れそうなわけですが
AUの利点は WiMaxを搭載している端末と言うことでいうなら パケットの利用量が無制限なので バッテリーの問題さえなければ見続けることの出来るサービスなのです。
これがDOCOMOだと 例えばXiで現在はまだですが月度7Gで制限がかかって動画視聴の出来ない速度に制限されてしまいます。
それがいやならWifiで見てくださいと言うのであればというか 動画ってどれほどパケットを消費するかって事を 今までの端末ではあまりやってこなかったわけですから理解できてないと思うのです。
現在はその制限がかかっていないわけですがHuluをそれなりに見ればそれはそれは 今まで見たことの無いパケットの利用料となったわけですから(笑
そしてもうひとつ、このサービスはSmartPhone本体に紐づいているサービスではなく AU ONE IDに紐づいているサービスだと言うことなのです。
 
AU ONE IDは個別の契約に対して割り当てられる任意のIDで、電話番号とは異なるものです。
例えば AUの自宅の光回線を契約しても振り当てられますし 携帯電話でもです。
まとめて請求などとなるとひとつのIDで複数の契約などが使えるわけなのです。
このAU ONE IDに振り当てられる契約なので 端末そのものを実は選ばないのです。
ひとつはSmartPhone、そして 自宅のPCでも同じ契約でビデオパスの動画を見ることができるようになるわけです。
それ以外にも 近々予定されているテレビにつなぐセットトップボックスでも同じ動画を見ることができるようになるはずです。
それも IDに視聴情報を紐付けているので どこまで見たとか前に見ていた番組は・・・なんてそのまま引き継がれます。
考えてみてもらえばわかるのですが、家に帰ってからも小さな画面のSmartPhoneでビデオを見たいと思う層がどれほどあるかと言うことなのです。
そういうとDOCOMOでは「Tabletを使ってください」と言うのでしょうが 何枚も(既に枚で数えてる・・・)持っている私が言うのもなんですが SmartPhone以外にTabletを持っていると言うのは所詮少数派なのです。
自宅にPCはあるでしょうし 今後そのセットトップボックスがそれこそ無償で提供されるなら 家に1個ぐらいはと思うようになるはずです。
 
昨日、無線LANのオフロードの結果などが出ていたわけですが それを見ると自宅でWifiを使えるようにすると2割ぐらいはパケットがそちらに流れると言う結果でした。
じゃあ、パケットの大きな作業なのですが どう考えても動画閲覧がおそらく一番多いもののひとつとなっているはずです。
と、言うわけでこのセットトップボックスがYoutubeWEBブラウザーとこの「動画パス」と出来れば「うたパス」にまで対応したらどうでしょう?
おそらくメールや音声通話など以外で 家で触らないといけないというパターンが大幅に減るはずです。
オフロード率は一気に上がるわけです。
人に見られたくない?? 最近のことです一人一台テレビやPCぐらいもってますって!!
そして、直前の話の全く逆なのですが IDで紐づいているので 家族も家では好きな動画がおなじけいやくで見ることができるようになるはずです。
おそらく同時視聴は制限されるでしょうが 時間帯が違うのでそのあたりは問題をややこしくする必要は無いわけです。
ついでにと言うと変ですが、このセットトップボックスにWifiのアンテナを仕込んで アクセスポイントにもなるようにしておけばWifi普及率も上げることができるわけです。
一石二鳥のオフロード策となるわけです。
宣伝では 「もうPC要らないかもしれない?」なんて出てくるかもしれません。
おそらくAndroidのセットトップボックスと創造するので Googleクラウドサービスで やろうと思えばDocumentが動くかもしれないので 本当にかなりのことができるかもしれないのです。
 
それに対して・・・・ まあ前日の発表を待って決めているわけではないのでしょうが
コンテンツの数や種類はそろえてきたものの、DOCOMOの動画配信は仕組み自身は今までと変わらないもの。
SmartPhoneの解像度を上げた分美しい動画が見れるようになるわけですが その分パケットも消費して じつはモバイルと言いながらモバイルでは使いにくいものとなってしまうわけです。
ただ、同種のものとして「光TV モバイル」と言うのが既にあり スタートは全く逆で自宅の光テレビをモバイルでも見れると言う物なのですが こちらは固定回線の契約が必要なのでそういう部分では AUのもののほうがフットワークの軽分有利ではないかと私は予想するわけです。
まあ、光TVモバイルそのものを誰も知らないと思うので 戦いにはならないかもしれませんが。
 
コンテンツで勝負というのは 回線だけでは儲からないということの現れな訳ですが だからと言って自らの回線の首を絞めずに進みたいと言うのが本音でしょう。
今回のものはかなりそういう意味では良く考えられた仕組みではないかと思ったりするわけです。
もうひとつ AUの回線を利用していて AU以外の会社の携帯電話を使っている人もターゲットになりえるサービスであると言う点も良く考えられているなと・・・
あんまり予想ばかり言うと 虚構新聞の人みたいに火達磨になるかしら(笑 



written by HatenaSync