Galaxy book Sを購入した

Galaxy book Sは2019年にアメリカで発表された 日本でいうノートパソコンカテゴリーに含まれるLaptop PCといわれるものです。

そもそもですが、アメリカを含む欧米各国では車での移動が多いこともあり バッテリーの持ち時間や丈夫さを重視し重量に大きく気を配ることはなかったのですが 最近ではTablet対抗やMacbookなどのスタイリッシュさに合わせた 1kgを少し超える重量のPCが増えてきてはいます。

日本では モバイル目的の1kgを割り込むPCも昔から珍しくもないのですが・・・

で、ここで出したGalaxy book Sの特徴はまるでアジア市場をターゲットにしたかのような 1Kを割り込むLaptopPCを発売したのです。

今まで出ていなかったのに なぜに突然にということなのですが理由は比較的わかりやすくCPUがIntelでもAMDでもないQualcom製品を使ったということによるものです。

 

WindowsとQualcomというよりARMアーキテクチャーCPUとのかかわりは古く 今でいうところのSmartPhoneの前身PDAと言われていた時代には靴化のARM CPUでWindowsMobileというWindowsOSのサブセット的なOSから使われている。

当時はWindowsCEと呼ばれていたものなのですが

それから今まで、登場しては消えてゆくのがARM CPUでのWindowsなのですが 今に至ってなお主流というよりも知っている人すら少ないという立ち位置の商品に甘んじていますが 何度もそれにチャレンジし続けるのはハイパワーなIntel/AMDCPUに対して パワーはほどほどでも長時間駆動できるものに市場性があるとにらんでの話で 現在のSmartPhoneのようなものが将来大きな市場となると思っていたものの 中途半端な商品が結果的に現在のような状況となっているわけです。

 

今回もそういった商品の一つなのですが

今回これを注目しているのは APPLEからM1と呼ばれる独自CPUを搭載したMacbookが登場したことも大きな要因です。

一部有志によって M1 MACARMアーキテクチャーCPU上のエミュレーター上でIntelのCPUのプログラムをかなりのスピードで動作させることができ 尚且つ新世代のOSとして登場したARM向けのWindows11が登場しそれを動作させることができていることなのです。

M1 MacbookArmアーキテクチャーの高速CPUでIntelのデスクトップ向けのCPUと互角のパワーと数分の一の消費電力で動作するのです。

まさにMicrosoftが過去に臨んでいたものをAPPLEがかなえたような状況となっています。

ですが Microsoftも何もしていなかったわけではなく 何度もチャレンジしていた中で ARMプロセッサーで世界最大のメーカーQualcomと協力してWindowsに最も適したプロセッサーを作っていました。

それの最新作がSnapDragon 8CXというタイプのプロセッサーです。(派生機種として 汎用ではないMicrosoft専用のSQ1,2もあります)

Intelのミドルクラスのモバイルプロセッサーに匹敵するパワーとより強いグラフィック性能と数分の一の省電力で 専用のWindowsが動くのです。

 

ここで問題なのは「専用」のWindowsが動くという点で 今までもここでずっと引っかかっていたわけです。

数の少ない専用Windowsのためのアプリが殆どどこからも登場しないという状況が今までの失敗を積み重ねることとなったわけです。

かといって全く別のものとなると Microsoftの利点を失ってしまうという シェアの大きいOSメーカーならではのジレンマがあったわけです。

ただ、今回はパワフルなCPUなお陰で 仮想CPUプログラムを作ってその上でIntel準拠のプログラムを動かすこと つまりエミュレーションで今までの多くのプログラムを動作させることを可能にできるという手法で一気に押し戻そうとしたわけです。

そして、HP、Lenovo、Microsoft(Surface)等からSnapdragon 8CXを搭載したPCが登場するわけです。

そして、Samsungからは このGalaxy book Sが登場します。

 

一大ニュースだという話になりそうなのだが 市場は「またか・・・」という反応でした。

というのは そのエミュレーションのレベルが低くx86といわれる32bitプログラムしか動かないという中途半端なOSの提供で止まってしまったのです(当時はWindows10です)

せっかく発売したメーカーは たまる在庫に苦しめられることとなりました。

かけた梯子を下ろされた状態のわけですから。

ところが流れが変わったのは前述した通り、M1 Macbookの登場です。

IntelのCPUで動作するMAC OSを専用OSとして作り直したところまでは同じでしたが ほとんど全部の過去のIntel準拠のプログラムを今までと変わりのない速度で動かして見せたのです。

市場の反応が少し変化してきました。

そして、Windows11の登場で 64Bitプログラムの動作と Androidスマートフォンのアプリを動作させるというおまけをつけて大規模にリリースするわけです。

果たして古い世代の SnapDragon 8CXのユーザーはサポート対象に入るのかと思っていましたがしっかり対応を発表してくれました。

 

もちろん、市場は今をもって懐疑的

これを大きな事件としてとらえているのはごく少数で お陰様でEbayではかなり安く手に入れることができました。

アメリカの携帯キャリアでの在庫処分などという追い風もあり LenovoやHp,Microsoftのものは未だ高値が続いていますが 薄くてもっともバッテリーの持ち時間が長く最も軽いGalaxy book Sは叩き売りされているのです。

これはチャンスと購入したわけです。

前置きの長いこと・・・・これぐらいの言い訳がないとモバイルガジェットを買えませんから。

 

で、約1か月で到着したのは ピカピカのかっこいいGalaxy book Sです。

残念だったのは WANが搭載されているがVerizonのキャリアロックがかかっていて使えないことぐらいで 叩き売りを買ったが使い道がなくほっとかれたと思われるきれいな端末が手に入りました。

艶消しの明るい黒ともいえる触感の良い本体にバックライト付きのキーボード。

極めて明るいFullHDの画面に極細のベゼルに申し訳ないように埋め込まれているインカメラなど完成度が非常に高いものです。

とにかく薄く 画面を閉じても2台ある私のSmartPhoneより薄いってっまるでタブレットを持っているかのようです。

そして、アルミでできているにもかかわらず 強度を感じるボディはねじれることがほとんどないという出来です。

タッチパッドも大きく操作しやすく、タッチパネルになっている液晶画面も上位機種と思わせるほどのものです。

バッテリーの表示が フル充電だと1日+8時間と見たことのない表示で YouTubeの検証動画でも動画連続再生20時間とかのありえない駆動時間です。

ただ、64Bitのプログラムはそもそもダウンロードできない頑なな状態でした。

 

WindowsUpdateを最新のものにするとやってきました Windows11へのアップデートが。

もちろん迷わずアップデートするわけです。

さすがに時間がかかりますが アップデートするとより軽快な動作となりました。

そして、念願の64Bitアプリケーションを手に入れることに。

基本的にハードウエアを直接確認するようなアプリ以外は動くみたいです