Galaxy Book Sの欠点とその後

Windows11にすることで つかえない子が使える子になったGalaxy Book Sなのですが、アップデートによる問題がなかったわけではありません。

普段使いで一番気になるのが Wifiの接続性の問題。

Qualcom CPUの一番といってもよい利点は省電力性能とそれにより常時稼働しているかのような利便性です。

多分に漏れず、Galaxy Book Sも画面を開いた瞬間にはすでに画面が点灯していてログインを待っている状態で右上の電源ボタンの上に指を置くと指紋認証によるWindows Helloの機能が働いてログインが終了します。

SmartPhoneの電源ボタンを押すより速いのです。

もちろんですが、その状態においての消費電力はバッテリーの自然放電を疑うレベルなので 朝起きて電源を入れたときは 昨晩電気を切った時と同じパーセンテージの表示となります。

ここでいい話をしているのですが、Windows11になってなのですが 不満が出たのです。

確かに起動はするものの 使える状態になるまでに待ち時間があるのです。

Wifiが接続されるまでに時間がかかるというものです。

 

スリープ中のネットワークの接続に関しては接続し続けるとバッテリーの低下につながるためにそれは難しい。だが、利便性を考えると 電源を入れたときに使いたいのです。

そのあたりのバランスで 定期的に非常に小さな電力を流して接続だけを続けるような技術もあったりするのです。

SmartPhoneなどは 多分意識することもないのですが気が付いた時には繋がっていると思います。

PCはCPUもOSもそういった使い方を意識していなかったので 起動時につながるという仕組みで今までは動いてきました。

Windows10になって 電源を切らずに省電力に入る技術が進んできて この辺りも改善されているわけですが OSのアップデートで昔のPCのように起動してからたっぷり1分ぐらいかかってしかつながらないポンコツPCのようになってしまったわけです。

昔のPCなら起動に1分ぐらいかかったので その時間も気になりませんが起動しているのにもかかわらず使えないというのはストレスになるわけです。

 

実はこの問題 Insider Prevewの時から同種のCPUを搭載するSurface Pro Xでも発生しており そちらは正規版のWindows11の配布の時にはWifiドライバーのアップデートで解決していて Galaxy Book Sもそのドライバーを適用して直した人の話も聞くわけですが さすがにSurface Pro XはマイクロソフトのPCなのでドライバーアップデートなどというページはなく すべてのアップデートがWindows Updateを介して行われるために単体でのドライバーダウンロードができず その対策を行った人もマニアな人で両方持っていて移したという対処方法で真似ができないわけです。

かなり探してみましたがQualcomの内蔵Wifiの為のドライバーなど出てはこないのです。ちなみにSamsungも大メーカーなのでドライバーはWindows Update経由でしか配布されません。

ダメじゃんとなるわけです。

 

もう一つ、バッテリーの持続時間の問題。

Windows11になったことで 対応していないプログラムなどが少し悪さをしているようでWindows10の時に比べて消費電力が多く 12-15時間しか連続稼働できないのです。

まあ、これは困りごとというか 自慢ですね。すいません

それでも、ほかのノートPCをはるかに上回る性能となりますので。

 

あと一つは わかってはいたいのですが

Glaxy Book Sが特価になったのは最近で 売りに出ているのはほぼVerizonのキャリアモデルで アクティベーション後60日経過していればSIMロックが解除されるものの その前のきれいなうちに使わなくなって売りに出されているのです。

私のものも、SIMを入れると 「このSIMはVerizonのものではありません」と表示されて アンテナが消えてしまう、いわゆるSIMロックされている状態なのです。

いくつかのUnlock業者に連絡を取ったりしてみたもののこの端末の実績がなくできないという回答でした。

もちろん、Verizonにも連絡を取って日本に居て解消する方法はないかと食い下がってみましたが「ぜひうちのお客になってください」というありがたい誘い以外の回答を得ることができなかったわけです。

それでも粘って、購入した時のSIMのなんばーが判れば手続きをしてもらえるところまで来たのですが(IMIEではなく SIMに書かれている番号です)売主に連絡を取ってみた物の販売業者だったために 良い回答はいただけませんでした。

他に売られているものを見ても、全てともいえる端末に「SIMロック」の表記があるので記載がなくてもそうだろうなと思ってはいました。

 

で、なのですが一昨日に Windows Updateがあり待望のドライバーかと思ったらBIOSのアップデートがありました。

期待していただけに少し残念な感じはしたのですが アップデートしてみてびっくりで Wifiの接続問題が解決しました。

画面が出たときにはすでにWifiのマークが接続済みになっています。

速度的にもWifi5なのでピーク速度は期待していなかったのですが 自宅のWifiでの接続でインターネットのダウンロード速度が500Mを超えてくるという866Mの規格の上限に迫りそうな速度が出たりするようになりました(以前は200M程度)

Samsungさんやるじゃんと素直に感動しました。

 

バッテリーの問題もFacebookには少し上げたりしたのですが 80%強バッテリーが残っている状態で残り稼働時間13時間とかの表示が出はじめます。

もちろん実時間ではないのでしょうが表示だけでも変わるとうれしいものです。

 

そして、SIMロックなのですが これは連絡が効果を表したのか アクティベートは実はされていて60日経過したので自動的に解除されたのか、それとも今回のBIOS効果なのか分かりませんが(モデル末期の叩き売りになると 解除品を売ることがあるので)SIMを入れたら今まで通り「このSIMはVerizonのものではありません」と表示が出て何も変わらないわけですが そのあとに「ネットワークに接続しました」とSIMの表示を見ていると出ます。

APNを設定してないので完全にはつながらないのですが デフォルトのAPNでの接続を試しています。

これはと思って、APNを書くとちゃんと接続されました。

2G帯と1.7G帯ぐらいしか日本の電波帯域には合わないので日本でどれだけ使えるかは分かりませんが 日本のキャリアでもつながるでしょう。

 

さて、

Windows11アップデート対象機種で 8世代のi5相当の(ちょっと怪しいけど)パフォーマンスと25時間のバッテリー稼働時間(カタログ性能)

いざとなればモバイルバッテリーからでも小型のアダプターからも充電できます。

8GのRAMと256GのSamsungの高速SSD

1Kを割る重量で SmartPhone並みに薄く 枠なしの13.3インチの明るい液晶

AKGの高音質スピーカーが付いています。

MicroSD内蔵でストレージを足すことができて 横にはみ出ない内蔵タイプのスロットなのも好感が持てます。

Wifiは11ACながら2x2でこの規格内では高速なものが

そして、SIMカードで常時接続PCとして使えると成ったらどうでしょう?

今ならうまくEbayで探せばUS$400ぐらいで見つかり 送料込みでも5万円程度となれば 安くない?ってなりませんか

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