2in1

2in1や3in1という表現は 複数の機能の商品を一つにまとめたものという意味で使われます。

分かりやすいのは マルチナイフのようなもので一つのボディに ナイフやフォーク、爪切りやドライバーなどいくつもついているようなやつです。

爪切りとドライバーだと 明らかに異なる商品だから分かるのですが PCの世界での2in1はちょっとわかりにくい。

TabletとクラムシェルのPCとしても使えますというような商品です。

 

Tabletは板状のPCという位置づけで、入力は画面上のタッチパネルによって行われるものです。もちろん、Bluetoothなどでのキーボードを付けたりはできます。

それに対して一般的なノートPCはキーボードがついていて それが外せないものです。

で、2in1は どちらとしても使えるという事で キーボードがつけ外しできたり、ノートPCを大きく開くとキーボードがディスプレイの裏側まで来るので タブレットのようになるというところまで来るようなものをいうことが多くなっています。

 

外せるもおの代表は MicrosoftSurfaceなどがそうです。

本体を置いたときに磁石で電極が接触しキーボードが作動し、それを取っているときにはTabletだといえばそうだと思わなくもないですが そのそもTabletにはBluetoothのキーボードなど脱着式のキーをカバーに取り付けノートPCのように使えるというオプションが普通に販売されています。

違うのは直接接続するか、Bluetoothでの接続か それによってキーボード側にバッテリーを搭載しているかどうかです。

ここでいう2in1は機能の違うものというより 扱いの違うもの程度となります。

 

ノートPCは机の上に置いたときに 視覚的にもっともよい角度に画面が調整できるものが良いノートPCという位置づけだったのですが、Tabletなどでの商談などが増えてくるとPCでも180度開いた板状にして机の上において 複数人で操作するという使い方もできるようなものが多く出てきています。

先ほどの360度回って裏側に入るものはその延長線上と言えるでしょう。

マウンテンスタイルとかいう山形においてディスプレイを見るのに最適というのを宣伝しているようなものもありますが 普通に考えればキーボード側に同じ角度にできるんだからそれでもいいような気がします。何故なら 全方位にスピーカーの音を理想的に届けることができないためにどこかの置き方が必ず犠牲にならざる得ないからです。

もちろん、液晶画面の下などにスピーカーを置けばいいのですが それこそ ベゼルレスの今の流行から遠く離れてしまいます。

 

そういったTablet上の使い方をするのは 当然重くては使い物にならないために10~13インチぐらいのモバイルPCのジャンルの商品になるのですが 例えば10インチの画面を二人でのぞき込む姿を想像してください。たとえ13インチだったとしてもとてもソーシャルディスタンスは保てません。

今はチャットソフトなどで同じ画面を共有して複数人でコミュニケーションをとるのが普通のやり方なのです。

 

となると、構造的に壊れやすく重くなる複雑な形状よりも TabetとキーボードもしくはノートPCという使い方が健全で 既に視野角も広く少しぐらい角度がずれていても見にくいことのないのであれば角度調整が必要なく 激しいキータッチでも画面が揺れない角度固定のノートPCのほうが使いやすいのではないかと回帰し始めてきたりもしています。

ただ、ベゼル上によくあるカメラは角度を細かく指定するので そこは調整式のほうが良いかもしれないのですが・・・・

 

PC自体はプログラムによって色々なことができる汎用のツールではあります。

しかし、既に専用品と言ってもいいぐらいのプログラムが存在し それを実行するためだけに使っているという人も少なからずいる 汎用品ながら専用品として使われているという面白いジャンルの機器です。

なので、無駄に用途を広めてもって時折思ったりするわけですが 貧乏性なのでなんにでも使えると自分も思ったりはしてしまうのですが・・・